Webライティング講座
投稿日
2024.6.3
更新日
2024.8.25
本講座は、「SEOの基本」や「Webライティングの基礎」など、Webライターが知っておいた方がいい基礎知識を詰め込みました。
Webライターを始めたばかりで「何を学べばいいの?」と思っている人向けの内容です!
ライター向けの書籍などは色々ありますが、一旦はWritingBeginだけで基礎は学べます。
講師の紹介
講師:中村昌弘
2016年にWebライターをはじめ、初心者の頃は文字単価0.5円以下、時給300円くらいで疲弊していました。
そこからライティングや営業のスキルを磨き、少しずつ単価を上げていった過去があります。
現在は法人化しており、国内最大級のライターコミュニティ『Webライターラボ』を運営。自分の知見とメンバーの知見を合わせて、このコンテンツを制作しました。
主な実績
■SEO記事
- 幻冬社ゴールドオンラインさま
- 相続会議(朝日新聞デジタル)さま
- 三井不動産リアルティさま
■インタビュー記事
- さらば青春の光 森田さま(マンションプラス)
- 佐久間宣行さま(マンションプラス)
- ユニクロさま(ダイヤモンドCS)
■書籍のブックライティングや編集協力
- 収入の9割はマネースクリプトで決まる(メンタリストDaiGo / KADOKAWA)
- ズボラな人でもお金が増える インデックス投資一択で億り人(マサニー / KADOKAWA)
- 『堀江貴文のブログでは言えない話』QA&ビジネスモデル総集編(堀江貴文 / note)
1.SEOの基礎講座
ではここから本編スタートです!
実際にWebライターとして必要なスキルを学んでいきましょう。
まずはSEOの基礎知識について、以下の内容を解説します。
- SEOとは?
- タイトルのつけ方
- 見出しの書き方
SEOとは「検索エンジン最適化」のこと
動画のまとめ
■SEOとは、執筆した記事を検索エンジン(主にGoogle)で検索したときに上位に表示させる施策
■SEOライティングとは、検索結果で上位に表示させるための記事の書き方
最も重要なのは、そのキーワードで検索した人の悩みを解決する記事を書くこと
■SEOライティングのポイント
①検索ニーズを網羅した構成を作る
②読者が知りたい内容を載せる
③分かりやすい文章を書く
SEOにおけるタイトルのつけ方について
動画のまとめ
■タイトルのつけ方のポイント
①タイトルにキーワードを必ず入れる
②キーワードはなるべく左に寄せる
③検索結果の中で目立たせる
④タイトルに【 】を使わない
■タイトルをつける際のテクニック
①「体験談」と入れる
②数字を入れる(7つのステップなど)
③「初心者用」と入れてターゲットを明確にする
SEOにおける見出しの書き方について
動画のまとめ
■見出しは「SEO」と「記事の分かりやすさ」の2つの観点において重要
■見出しにキーワードをなるべく入れる
①H2(大見出し):なるべくキーワードを入れる
②H3(中見出し):可能なら入れる
③H4(小見出し):入れなくてもよい
※クライアントによって方針が異なります。
■読者ファーストで考える
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学んだことをアウトプットして定着させましょう!
2.構成の作成方法
動画のまとめ
■構成とは、記事の骨組みのこと
■H2~H4見出しから成り立つ「詳細な目次」のようなもの
■構成を作成する能力はWebライターにとって最も重要なスキルといえる
■構成作成の3ステップ
①検索上位の記事をチェック
②読者ニーズに沿って見出しを作成
③読者の悩みを深掘り
構成の作成方法については、無料メルマガ特典で「構成作成の実演動画」をプレゼントしています。
この動画一本で、構成をつくる方法は分かります。
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3.文章力の基礎講座
ここからは文章力の基礎講座に入ります。
Webライティングは小説や作文とは違う「特有の書き方」があります。
今回はWebライティングの基礎をレベル1~5に分けて解説していきますね。
レベル1 | ・3つのnot ・PREP法 |
---|---|
レベル2 | ・一文は短く ・語尾の連続 |
レベル3 | ・シンプルな文章構造 ・冗長表現 |
レベル4 | ・漢字とひらがな ・改行 |
レベル5 | ・明確な接続関係 ・接続詞の注意点 |
レベル1(3つのnot、PREP法)
動画のまとめ
■レベル1-1. 3つのnot
ライティングをする上で、常に意識しなければならないのが「3つのnot」
①読まない
②信じない
③行動しない
■レベル1-2. PREP法
・PREP法とはWebライティングでよく用いられる文章の型
・P→R→E→Pの順番で書く方法
・読者が持つであろう疑問を、先回りして書いてあげる
■PREPの要素ー 例文
P:結論(Point)ー 結論は、◯◯です。
R:理由(Reason)ー なぜなら、△△だからです。
E:具体例(Example)ー たとえば、✕✕があります。
P:まとめ(Point)ー したがって、◯◯です。
レベル2(一文は短く、語尾の連続)
動画のまとめ
■レベル2-1. 一文は短く
・一文を60文字以下にする
・WordやGoogleドキュメントなら1.5行程度
■レベル2-2. 語尾の連続
・同じ語尾は2連続までに留める
・Webライティングでは「3回連続はNG」とするケースが多い
■文末のレパートリーを知っておくとよい
・です。
・ます。
・~でしょう。
・体言止め(例:~~が重要。)
・~ですね。
・~ますね。
・~してください。
※執筆するときは、クライアントに確認しましょう
レベル3(シンプルな文章構造、冗長表現)
動画のまとめ
■レベル3-1. シンプルな文章構造
主語と述語を近づける
■レベル3-2. 冗長表現
まわりくどい(冗長)表現は、別の言い回しに変える
■よくある冗長表現
・~することができる → 「~できる」「~られる」 など
・~すること → ※不要なケースが多い
・~という → ※不要なケースが多い
※読みやすい文章かどうかを基準に考えましょう。
■「Ctrl+F」or 「command + F」の検索機能を活用し、「という」「ことができ」「すること」などを記事内で探してみましょう
レベル4(漢字とひらがな、改行)
動画のまとめ
■レベル4-1. 漢字とひらがな
・ちょうどよいバランスは「ひらがな7割・漢字3割」くらいが目安(感覚でOK!)
・難しい漢字は使わない
・最終的にはクライアントの意向に合わせる
■レベル4-2. 改行
・大体2~3行で改行する(GoogleドキュメントやWord上で)
・メディアのルールに合わせる
レベル5(明確な接続関係、接続詞の注意点)
動画のまとめ
■レベル5-1. 明確な接続関係(接続助詞:文節をつなぐ助詞のこと)
・接続関係が明確な接続助詞を使う
・「が」は逆接と前置きのときだけ使う
■レベル5-2. 接続詞の注意点
・接続詞は削除しすぎない
・意味が通るなら削除してもOK
・削除するかどうかは推敲時に判断する
■削除しやすい接続詞:順接の接続詞
→なぜなら、また、そして、だから
■削除しない方がよい接続詞:逆接の接続詞
→しかし、とはいえ、ただし、
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Webライターとして稼ぐための心構え
この章から、Webライターとして稼ぐ方法を解説していきます。まずは以下の5つの心構えをお伝えします。
- 稼げるジャンルを知ろう
- 稼ぐ方法を知っておく
- プロフィールを整えよう
- 実績をあつめよう
- 対面はチャンス
稼げるジャンルを知ろう
動画のまとめ
■稼げるか否かは、ジャンルによってほぼ決まる
①専門系の稼ぎやすいジャンル
・金融系(投資や節約系、不動産も含む)
・医療関係(美容や医療系)
②一般系の稼ぎやすいジャンル
・転職系
・クレジットカード
・婚活系
・マッチングアプリなど
・英語(英会話など)
・回線系(光回線など)
・IT系(プログラミングなど)
・太陽光発電
・副業(おすすめの副業など)
・マーケティング(DXによる業務改善)
・有料動画配信系(NetflixやHulu、DAZN)
・技術・テクノロジー系(人工知能など)
・資格を活かす系(介護 & 理学療法士)
■初心者Webライターは、ジャンルは絞り過ぎず幅広く受注してもいいでしょう
その中から、「自分に向いてそうなジャンル」「書きやすいジャンル」などを絞っていくことをおすすめします
稼ぐ方法を知っておく
動画のまとめ
■Webライターとして稼ぐ方法(4つの代表例)
・特化ライターになる
・幅広いジャンルで執筆する
・ディレクターになる
・案件の幅を広げる(LP、メルマガ、Kindleなど)
■特化ライターのメリット、デメリット
・知見がたまることでリサーチ時間は短くなるため、短時間で執筆できる
・専門性の高さゆえに自分で対応する必要があり、チームを組みにくい
■幅広いジャンルで執筆するメリット、デメリット
・編プロやマーケ会社に所属すれば、依頼が途切れにくい
・特化ライターより単価は落ちる
・ジャンル選定が難しい
■ディレクターになるメリット、デメリット
・いいライターを抱えることができれば稼ぎやすく、仕組み化ができます
・質の高いライターを確保し続けるのは困難
・ライターと比べると時間の自由度は低い
■案件の幅を広げる(LP、メルマガ、Kindleなど)メリットデメリット
・SEOライター以外の道が開ける
・本人のスキルに依存するのでチーム化しにくい
・最初はなかなか案件が取れない
プロフィールを整えよう
動画のまとめ
■プロフィールは看板になる
■実名と顔写真が理想(ライターネームやイラストでも可)
・実名と顔写真の方が信用度は上がる
・難しい場合はライターネームや似顔絵でもOK
・ライターネームは実名っぽい名前にする
・アルファベット(例:nakamura)の名前は避ける
・イラスト(似顔絵)はきちんとしたものを用意する
・クラウドソーシングとTwitterで、アイコンや名前を統一する
■実績をアピールする
・プロフィールのリード文で端的にアピールする
・権威性を示せるものを冒頭に載せる
・執筆ジャンルは箇条書きで羅列する
・執筆ジャンルと関係する経歴は詳しく書く
(例:不動産ジャンル⇒不動産会社での勤務経験があるなら職種など詳しく書く)
・検索上位のライターのプロフィールを参考にする
■人間性を見せる
・趣味や休日の過ごし方など、人間性が分かる要素を盛り込むと良い
実績をあつめよう
動画のまとめ
■ライターが個人で稼ぐには、実績(ポートフォリオ)が非常に重要
■発注者がWebライターの採用を決めるときには、必ず実績を見ている
■実績で単価や受注確率は上がる
・大手メディアで書いていると信用されやすい
・経験があっても実績がないと受注できない
・実力の目安にされる
■実績公開が可能かどうかを、自分から必ず確認する
・実績公開可能かどうかは提案文に記載しておく
・採用されたら念押しで再確認する
・クローズドなら提示OKの場合もある
なお、ポートフォリオの作り方についてはこちらの記事をどうぞ!
»Webライターのポートフォリオ作成方法を徹底解説
対面はチャンス
動画のまとめ
■クライアントとの対面は、稼げるライターになるためのチャンス
・オフラインでもオンライン(Zoom)でも構いません
■対面なしにスケールするのは難しい
■対面は親近感や信用につながる
■やりやすさが他の仕事につながる
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クライアントワークの基本
この章では、クライアントワークの基本について解説します。
簡単に言うと、コミュニケーション術の話ですね。
ライティングスキルとは別の話になりますが、仕事を継続受注する上では非常に重要です。
- 知っておくべき3つのマインド
- テキストコミュニケーションのポイント
- クライアントワークの注意点
知っておくべき3つのマインド
動画のまとめ
■納期は絶対厳守
・最初は余裕をもってスケジュールを組む
・途中で報告をする
■指摘された事項は必ずまとめておく
・クライアントから一度指摘された内容は、すべてまとめておきましょう。
・スプレッドシートなどで管理する
・細かい指摘もすべてまとめる
・納品前にチェックして同じミスをなくす
■コミュニケーションの温度感を合わせる
・なるべく即レスする
・一次返信だけでもしておく
・テキストの温度感を合わせる
テキストコミュニケーションのポイント
動画のまとめ
■長文には見出しをつける
・長文になるときは「質問」「確認依頼」「共有」などの見出しをつけましょう
・各項目に番号を振っておく(例:①質問 ②共有 など)
■スマホを意識して改行する
・相手がスマホで受け取ることも想定しましょう
・余計な文言を削除する配慮も必要
■メールにタイトルを明示する
・たとえば【初稿提出】【請求書送付】など
・分かりにくいタイトルの代表例は、「Re:」が付いているもの
■ゼロベースで相手に質問しない
・ゼロベースとは「どうすればいいですか?」のように、相手にゼロから考えてもらう状態
・クライアントに質問するときは、自分から提案しましょう
クライアントワークの注意点
動画のまとめ
■疲弊するなら継続依頼を受けない
・無理をして受けると、仕事の質が下がったりなど、クライアントにとってもデメリットがあります
■クライアントを稼がせる意識をもとう
・クライアントが求めている記事(読者が満足する記事)を書く
・収益を上げるためにお金を払っている、という意識を忘れないようにしましょう
■常にクライアントに合わせる
・記事執筆ならメディアのトンマナや改行のしかた
・連絡面ではツールや文面のテンション
・クライアントは、コミュニケーションが取りやすいか否かも重視する
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まとめ
これで本編はすべて終了となります。
お疲れ様でした!!
WritingBeginでWebライターとしての基礎を学んだ後は、学んだことをどんどん実践していきましょう。
そして、ライティング案件をこなす上で疑問が出てきたら、WritingBeginに戻ってきてください。
ではでは、お互いWebライターとして頑張っていきましょう!
構成・編集・監修:中村昌弘(@freelance_naka)
ライター:悠木まちゃ(@MaCHA_trip)