

- 全体を読み直す
- 章ごとに見直す
- 最初から音声を聞きながら読み直す
推敲する際のチェックポイントは以下の通り。
- 一文の長さや語尾の連続がないか
- 主語・述語のねじれはないか
- 掲載する情報が正しいか
- 漢字とひらがなの比率は丁度いいか
- 誤字脱字がないか
- コピペ率は基準以下になっているか
- 結論が最初に書かれているか
- 冗長表現はないか
- 頻出する言葉はないか
本記事を参考に納品前の記事を推敲して、より高品質な文章を目指しましょう!
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
推敲とは
推敲(すいこう)とは、文章をよりよくするために読み直して、表現や内容を練り直すことです。
主に自分で執筆した文章を手直しする際に用いられます。
チェックするポイントはのちほど詳しく解説しますが、一例は以下のとおり。
- 文章が長すぎ(短すぎ)ないか
- 文章のねじれはないか
- ポイントが伝わるか
- 結論ファーストになっているか
- 掲載する情報に誤りがないか
文章の言い回しや日本語の表現のチェックに加えて、情報の正誤の確認なども推敲に含まれます。
執筆した文章には、どこかしら回りくどい表現や誤字脱字が入ってしまうもの。
そのまま納品すると誤った情報を掲載してしまったり、読者に伝わりづらくなってしまったりするため、クライアントからの信頼を損なってしまいます。
メディアの信頼性を担保するためにも、丁寧な推敲が大切です。
推敲に似た言葉として「校正」や「校閲」「リライト」「添削」があります。それぞれの違いを見ていきましょう。
校正
校正とは、文章の誤りを確認することです。特に日本語表現や誤字脱字の確認・修正などをおこないます。
校正するのは以下のような内容です。
× 彼は地力で立ち直った → 〇 彼は自力で立ち直った
× 言いずらい→ 〇 言いづらい
× 大事な機械をのがす→ 〇 大事な機会をのがす
× 新聞社の汽車 → 〇 新聞社の記者
× 芸能人に出合った → 〇 芸能人に出会った
このように、正しい漢字やひらがなへの変更、適切な言葉に修正するのが校正です。
校閲
校閲とは文章内に誤りがないか確認・修正することです。事実確認や読者が誤解するような表現がないかをチェックします。たとえば以下のような項目です。
- 記事の内容が事実に即しているか
- 誰かを不快にさせるような表現はないか(性別、宗教、政治に関することなど)
- 差別するような言葉を使っていないか
- 出典、引用元が信頼できるか
こうした内容をチェックして、記事の質を高めるのが校閲です。
リライト
リライトとは、SEO(Google検索したときに記事を上位表示させる施策)の成果を大きくするための作業です。特に、公開済みの記事をアップデートする作業を「リライト」と言います。リライトでは以下のことをおこないます。
- 既存記事の検索順位をチェックする
- 上位に表示させるために足りない情報を探す
- 古い情報があったらアップデートする
- 検索意図に合わせた内容に変更を加える
- 読者の知りたい内容を加筆する
- 文章のテンポや読みやすさを修正する
リライトがうまくいくと、Google検索したときに記事が上位表示されます。PV数が上がったり、サイトの売上が向上したりとさまざまな効果が見込めます。
添削
添削とは、誰かが書いた文章に対して、記事を読みやすくするために第三者が赤字を入れることです。添削の仕方は校正や校閲とほぼ同じです。SEO記事を添削する場合は、リライトの章に書いたことと同じ作業をおこないます。
他と異なるのは、第三者が赤字を入れるところです。そのため、記事の修正や加筆に限らず、文章力を上げるための講座やゼミなどで「添削」という言葉が使われるケースもあります。
Webライターに推敲が必要な理由
Webライターにとって推敲は欠かせない作業です。理由は以下のとおり。
- クライアントのルールを守るため
- わかりやすい記事にするため
- 事実誤認や誤解を生む表現をなくすため
クライアントのルールを守るため
推敲が必要な1つ目の理由は、クライアントのルールを守るためです。Webライターはクライアントから依頼をもらい記事を書く仕事であり、執筆のルールに従うことが求められます。
たとえば、「だ・である調」や「です・ます調」など語尾を統一することは、ルールのひとつです。その他にも、メディアによって「数字を使うときは根拠を記載する」や「個人の意見や主張を書かない」といったルールもあります。
こうしたルールを守ることは、Webライターとして信頼性を維持することにつながります。推敲作業をおこない、ルールにのっとった記事が書けているかチェックすることを忘れないようにしましょう。
わかりやすい記事にするため
Webライターがわかりやすい記事をつくるために、推敲は重要な作業です。特にWebの記事は、読者がほしい情報を探して、不要な箇所を読み飛ばすケースが多いです。
記事を読み飛ばしても、ほしい情報がわかるよう、ライターにはわかりやすい内容を書くことが求められます。そのためには、中学生でも理解できる言葉遣いをすることや、主語や目的語を省略しないことが重要になるでしょう。
推敲の時間をとれば、こうした点を見逃さずに、わかりやすい記事が書けるようになります。
事実誤認や誤解を生む表現をなくすため
Webライターに推敲が重要な3つ目の理由は、事実誤認や誤解を生む表現をなくすためです。
たとえば、芸能人の浮気が不確かなのに、記事内に「この人は浮気をした」と書いてしまったら、訴訟に発展する可能性があります。また、「浮気をした」と言い切らなくても「あの芸能人は、夜に女性といることが多い」などの表現も誤解を生むかもしれません。
根拠や事実にもとづかない表現を含む記事をアップしたら、トラブルになるケースが多々あります。自分が書いた記事がトラブルの種にならないよう、推敲作業は必須と言えるでしょう。
Webライティングの推敲のチェックポイント
Webライティングの推敲のチェックポイントは以下のとおりです。
- 一文の長さや語尾の連続がないか
- 主語・述語のねじれはないか
- 掲載する情報が正しいか
- 漢字とひらがなの比率は丁度いいか
- 誤字脱字がないか
- コピペ率は基準以下になっているか
- 結論が最初に書かれているか
- 冗長表現はないか
- 頻出する言葉はないか
それぞれのポイントを意識すれば、よりいい記事を納品できるはず。
ひとつずつ見ていきましょう!
1.一文の長さや語尾の連続がないか
1つ目のポイントは一文の長さや語尾の連続がないかです。
複雑な文章だと読者が離脱してしまうので、1文は60文字程度を目安にします。いちいち数えるのは大変なので、WordやGoogleドキュメントで1.5行くらいと覚えておきましょう。
60文字を超える場合は、2文にわけるなどシンプルにできないか検討してみてください。
また、同じ語尾の連続は稚拙に見えるため、2連続までを基本とします。
たとえば「〜ます。〜ます。〜ます。」となってしまう場合、そのうち1つを「〜です。」に変更します。
語尾の連続を防ぐためには、バリエーションを増やすことが大切です。
- 〜でしょう
- 〜ますね
- 〜してください
- 体言止め

2.主語・述語のねじれはないか
2つ目のポイントは主語・述語のねじれがないかです。
主語・述語のねじれている文とは、たとえば以下のような文。
誤:私の仕事はWebライターをやっています。
正:私の仕事はWebライターです。
上記は簡単な例ですが、文が複雑になると主語と述語のねじれが起きやすくなります。
推敲する際には、文章の主語と述語を意識的に見ることが大切です。
3.掲載する情報が正しいか
3つ目のポイントは掲載する情報が正しいかどうかです。
Web記事ではサービスや数値を扱うことがあるので、間違った情報を掲載しないように注意しなければいけません。
推敲する際には、必ず以下の点を確認してください。
- 掲載するサービスが終了していないか
- 掲載する内容に間違いがないか
- 日付や金額などの数値は正しいか
- リンクは正しく機能しているか
情報を参照する場合、官公庁などの公的機関や企業の公式サイトなどを活用するのが基本です。
間違った情報を掲載するとメディアの信用を落としてしまうので、慎重に確認しましょう。
4.漢字とひらがなの比率は丁度いいか
4つ目のポイントは漢字とひらがなの比率です。
以下のように漢字が多いと硬い印象に、ひらがなが多いとやわらかい印象になります。
- 宜しくお願い致します。
- よろしくお願いいたします。
一般的には「漢字3割、ひらがな7割」が読みやすいとされていますが、掲載メディアに合わせることが大切です。

5.誤字脱字がないか
5つ目のポイントは誤字脱字がないかです。
具体的には以下のポイントをチェックしてみてください。
- 企業名
- 商品名やサービスの名称
- 人名
- 全角と半角
- 数字に入れるカンマ
特に人名や企業名などの固有名詞は信用に関わるため、絶対に間違えないようにしましょう。
6.コピペ率は基準以下になっているか
6つ目のポイントはコピペ率は基準以下になっているかです。
多くの場合「一致率40%以下」などの指定があるので、納品前に確認します。
コピペチェックツールを使って確認し、基準を超える場合は似通っている部分を修正してコピペ率が規定以下となるようにしましょう。
ただし、法律や制度の名称、固有名詞が多く登場するケースなど、ジャンルやテーマによっては一致率が下がらない場合もあります。
どうしても下がらない場合は、クライアントに相談することも検討してみてください。

7.結論が最初に書かれているか
Webライティングの記事では、結論を最初に書くことが求められます。Web記事の読者は、ほしい情報を探して流し読みをするためです。
もちろん結論を書く前に前提条件や定義を書いても問題はありません。しかし、不要な言葉が多かったり、必要以上に長文になったりしていないかはよくチェックしましょう。
8.削っても意味が通じる言葉はないか
削っても意味が通じる言葉がある場合は、消してしまいましょう。このような言葉を「冗長表現」といいます。
冗長表現とは「回りくどい言い回し」のこと。
Web記事の読者は「情報を得る」ことを目的としているので、不要な表現はなるべく省きます。
【よくある冗長表現】
- 〜という
- 〜ということ
- 〜することができる
原稿を読み返したり、テキスト内検索をしたりして上記のような表現を減らしましょう。
9.頻出する言葉はないか
同じ言葉が何回も出てくる際は、削っても問題ないケースが多いです。たとえば、以下のような文章です。
この文章は「Webライター」という言葉が頻出しています。毎回「Webライター」を書かなくても意味が通じるので、削除しても問題ありません。
修正を減らす!Webライティングの推敲のコツ8選

修正を減らすためには、以下の点を意識してみましょう。
- 最初から読みなおす
- 章ごとに振り替える
- 最初から音声を聞きながら読み返す
- 音読する
- クライアントからのフィードバックと照らし合わせる
- 印刷して読んでみる
- 時間を置いてチェックする

1.最初から読み直す
もっともメジャーなのは、最後まで執筆が終わったら、最初から読み直すこと。
全体を読み直すことで、以下のポイントを確認してください。
- 文章全体で主張がぶれていないか
- 章ごとの繋がりは不自然ではないか
- 章同士の内容が被っていないか
詳しくは次章の「Webライティングの推敲のチェックポイント」も参考にしてくださいね。
2.章ごとに振り返る
2つ目は章ごとに振り返ること。
少し特殊なやり方かもしれませんが、章ごとに振り返ると小分けに修正できるため、最初から見直すよりも楽に感じる場合があります。
「頭から一気に見直すと修正が多くて大変」と感じる方は、章ごとの見直しが合っているかもしれません。ぜひ1度やってみてください。
3.最初から音声を聞きながら読み返す
3つ目は、音声を聞きながら読み返すことです。
パソコンやWordの読み上げ機能を利用したり、自分で音読したりします。
こちらもマイナーな方法ですが、音声で推敲することのメリットは誤字脱字が見つかりやすいこと。
文字を目で追いながら音で確認できるので、漢字の変換ミスやタイプミスを修正できますよ!
Webライティングに興味を持っている方はぜひ、ぼくの無料メルマガもチェックしてくださいね!「文章力を上げる」をテーマに配信しています。
4.音読する
音読するメリットは以下の通り。
- 誤字脱字に気づきやすい
- 読みづらさに気づきやすい
先ほどもお伝えしたように、目で文字を追いながら音声を聞くと誤字脱字に気づきやすくなります。
また、口に出して音読すると言い回しが複雑な部分に気づけるため、より簡潔で読みやすい文への修正が可能です。
5.スマホビューで読み直す
5つ目のコツはスマホビューで読み直すことです。
スマホで推敲することのメリットは、以下の通り。
- スマホで見る読者の目線になって推敲できる
- 改行の詰まりを確認しやすい
- 1画面あたりの文字が少ないためミスを見つけやすい
Web記事を読む読者の多くはスマホを使っています。
パソコンの画面の2行はスマホでは4〜5行で表示されるため、適度に行間を空けないと読みづらい可能性があるのです。
納品前にはGoogleドキュメントやWordのアプリを活用し、スマホでの見え方を確認するようにしましょう。
6.クライアントからのフィードバックと照らし合わせる
6つ目のコツはクライアントからのフィードバックをリストにすること。
表記のルールや装飾の頻度、改行などはメディアによって異なります。
同じ修正を繰り返すと「このライターさん、修正が減らないな……」と思われてしまい、継続して仕事を受注できなくなってしまいます。
クライアントの手間を減らして信頼してもらうためにも、クライアントごとにフィードバックを確認できるようにしておきましょう。

7.印刷して読んでみる
7つ目のコツは印刷して読んでみることです。方法はシンプルで、自分が書いた記事を紙に印刷し、赤ペンを持ちながらチェックするだけ。
紙に出力すると画面とはまた異なる視点で見られるので、修正点を探しやすくなります。
少し珍しい手法ですが、コピー機をお持ちの方はぜひやってみてください。
8.時間を置いてチェックする
8つ目のコツは、時間を置いて記事を推敲することです。
おすすめは、記事を書いた翌日の朝にチェックすること。朝は頭がすっきりしているので、前日には気づかなかった誤りに気づいたり、よりよい文章表現を思いついたりするかもしれないからです。
また、時間を置くことで、執筆直後よりも冷静に記事を読める効果もあります。
Webライターの推敲に役立つ便利ツール
Webライターの推敲におすすめのツールは以下の4つです。
- 文賢
- Word
- Enno
- CopyContentDetector
効率よく推敲するには、ツールの活用も大切です。それぞれのツールの特徴を詳しく見ていきましょう。
文賢
1つ目は文章校正ツールの「文賢」です。
文賢では以下のような項目をチェックできます。
- 冗長表現
- 句読点の数
- 一文が長すぎないか
- 差別語・不快に感じる表現がないか
有料のツールですが精度が高く、辞書登録や読み上げなどの機能も充実しています。
気になった方は導入を検討してみてください。
Word
2つ目のツールは「Word」です。
お馴染みの文章作成ツールですが、校閲機能の精度が高く推敲にも活用できます。
使い方は、執筆した原稿をWordに貼り付けるだけ。「ら」抜き言葉や二重表現などの日本語の誤用を的確に検出してくれます。
普段はGoogleドキュメントで執筆している方も、ぜひ推敲に使ってみてください。
Enno
3つ目のツールは「Enno」です。
文章を貼り付けると誤字脱字や半角スペース、変換ミスを検出してくれます。
怪しい部分はマーカーを引いてくれるので長文でも確認しやすくて便利です。大まかに誤字脱字をチェックしたいときや最終チェックなどに活用してみてください。
CopyContentDetector
4つ目のツールは「CopyContentDetector」です。1回につき4,000字まで無料でコピペ率をチェックできます。
使い方はチェックしたいテキストを「文章を登録」の欄に貼り付け、チェックボタンを押すだけ。
2〜3分程度でチェックが完了するので、ページを再読み込みして結果を確認しましょう。
コピーコンテンツと判断されると自分だけでなく、サイトの信頼も下がってしまいます。
チェックツールを活用してコピペと判断されない記事を作成してくださいね◎
まとめ:丁寧な推敲でクオリティの高い文章を目指そう
丁寧な推敲は手間がかかりますが、初心者のときこそ推敲に力を入れましょう。
高品質の記事を納品すれば、クライアントからの信頼はきっと上がるはずです!
本記事で解説した内容をぜひ、今日からの推敲に活かしてください。
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筆者:ななみ(@nanami_writing)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)