- Webライターの仕事はどうやって始めたらいいの?
- Webライターになる前に知っておくべきことは何?
- Webライターの仕事は稼げるの? 将来性はある?
本記事ではこのような疑問にお答えし、Webライターの始め方を5つのステップでまとめました。流れは以下の通りです。
1.必要なものを準備する
2.ブログをつくる
3.ライティングの勉強をする
4.クラウドソーシングに登録する
5.得意なジャンルの案件に応募する
Webライターは未経験から始められます。正しい方向性で努力を続ければ、ゆくゆくは「書く仕事」を専業にできるでしょう。
しかし、そのためには仕事の概要や向き不向き、初心者のうちにやるべきことを知る必要があります。
本記事では、初心者が知っておきたい情報をまとめたので、これからWebライターになりたい方はぜひご覧ください。

最後まで読めば、Webライターの始め方や成功するためのコツがわかります◎
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊していましたが、スキルを磨き営業しまくった結果、今は法人化もできました。
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■書籍
・ライターとして生きていく(KADOKAWA)
・Webライターフリーランス入門講座(ソーテック社)
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・ソニンさまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
Webライターの仕事内容
Webライターの仕事を一言でいうと、Web上の記事を書く仕事です。ただ、その種類はそれぞれであり、人によってはWebに限らず雑誌や書籍などの紙媒体のライティングをする人もいます。
ここでは、Webライターの代表的な仕事である「SEO記事」や「取材」「LP制作」について紹介します。
SEO記事の執筆
Webライターの代表的な仕事は「SEO記事の執筆」です。
たとえば「住宅ローン」というキーワードをテーマに執筆するなら、住宅ローンの概要や注意点などをまとめた記事になるでしょう。読者が検索するキーワードにそった記事をひとつずつ作り、Google検索の上位に表示させるよう施策を打つのが「SEO」です。
Webライターは記事の構成づくりから本文執筆、画像の挿入、WordPress入稿までさまざまな業務を請け負います。
取材・インタビュー
Webライターのなかには取材やインタビューをなりわいにする人もいます。取材対象はお店、人、商品、特定の場所などさまざまです。
取材をするうえで大切なのは、記事を書くのに必要な情報をきちんと集めることです。お店取材をするのなら、外観や内観、メニューの写真、席数、お店のこだわりなど基本情報を正確に書く必要があります。
取材のコツについては、無料教材”WtitingBeginPlus”で解説しています。インタビューが得意なライター2人による動画コンテンツを無料で学べるので、ぜひチェックしてみてください。
LP制作
LPとは、ランディングページと呼ばれる、特定の商品を売るためのWebページです。Webライターのなかには、LP制作の依頼を受ける人もよくいます。
LPを書くためには、セールスライティングと呼ばれる、商品を買いたくなるような文章を書く力が求められます。スキルが身について評価されれば、セールスライターとして仕事をもらう機会が増えるでしょう。
セールスライティングの基礎を学ぶのなら、以下の記事がおすすめです!セールスライティングのスキルを上げる方法を4つの手順で解説しています。
Webライターのその他の仕事
この他にも、Webライターの仕事は幅広くあります。
- メルマガの執筆、運用代行
- 公式LINEの執筆、運用代行
- Kindleの編集
- ブックライティング
- ホワイトペーパーの制作
- SNS運用代行
つまり「オンラインで文章を書く仕事」であれば、なんでもWebライターの仕事になるということ。

Webライターの仕事内容をもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
≫Webライターの仕事内容を詳しく知る
Webライターのメリット
Webライターのメリットは、以下の通りです。
Webライターのメリット
- 時間と場所を問わずに働ける
- 自由に休みを取れる
- パソコン1台ですぐに始められる
- 人間関係が楽
- 文章力は全ての仕事に活きる
- 知識が増える
- 即金性が高い
Webライターの仕事に挑戦すると、受けられるメリットはたくさんあります。それぞれ詳しく解説します。
時間と場所を問わずに働ける
1つ目のメリットは、時間と場所を問わずに働けること。Webライターは在宅でできて、成果報酬型の仕事が多いため、勤務時間や勤務場所は自由。
子育てや家事と、Webライターの仕事を両立している人もたくさんいます。集中力が続かないときは、シェアラウンジやカフェなど、外に出て仕事をすることもできます(情報の取り扱いには注意が必要ですが)。
家にいながら働けて、自由度が高いことはWebライターの魅力と言えるでしょう。
自由に休みを取れる
Webライターは自由に休みをとれる仕事です。先ほど述べたとおり、勤務時間に指定がない仕事が多く、スケジュールは自由に組めます。
多くの会社員と同じように、平日に働いて土日に休むこともできますし、土日にガッツリ働いて平日に休みを取ることもできます。きちんと納期さえ守れば、いつ仕事をしていつ休んでもOKです!
このように時間の融通が利く点も、Webライターの魅力のひとつです。
パソコン1台ですぐに始められる
Webライターの仕事を始めるのに、たくさんのアイテムは必要ありません。パソコン1台あれば始められることも、Webライターの仕事のメリットです。
たいていの家にはあると思いますが、インターネット回線とパソコンがあれば、とりあえずは問題ありません。始めるなかで、必要なモノが出てきたら順次買っていくといいでしょう。
人間関係が楽
Webライターの仕事は人間関係が楽であることもメリットです。納期までに記事を作成してクライアントに出すことが主な仕事なので、煩わしい人間関係に振り回されるケースは少ないでしょう。
もちろん、仕事をするなかでクライアントや関係者とコミュニケーションを取ることは大切です。ただし、高圧的な相手であったり、相性が著しく合わなかったりすれば、その仕事を無理に続ける必要はありません。
文章力は全ての仕事に活きる
Webライターは文章を書いて記事をつくるのが主な仕事です。作業をする過程で培われた文章力は、他の仕事に応用できます。
たとえば、わかりやすい資料づくりや、要点をおさえたビジネスメール、広報におけるキャッチコピーの作成など、あらゆる場面で文章が使われます。
Webライターの仕事をやめたとしても、学んだスキルが他の仕事に活きることは間違いないでしょう。
知識が増える
Webライターの仕事をすると、知識が増える点もメリットといえます。たとえば、リフォームに関する記事を書くためには、基本的な知識をインプットしないといけません。
調べものをするなかで、代表的なリフォームメーカーや、人気の素材、リフォームの手順など、基本的な知識を一通り学ぶことになるでしょう。
このように、仕事を進めると知識が増えていき、私生活やその他の場所でも活かせる点は、Webライターの魅力といえます。
即金性が高い
Webライターは即金性が高い仕事と言われています。言い換えると、すぐ報酬を得られるということです。
たとえば、ブログで報酬を得るためには、記事内で紹介したサービスが購入されるか、広告をクリックしてもらうなど、第三者の行為が必要になります。読者にこうした行動をしてもらうためには、数十以上の記事を高いクオリティでアップしつづけなくてはいけません。
一方、Webライターは記事単位で報酬が決まることが多く、原稿を納品したら報酬が支払われます。即金性が高いと言われるのは、こうした背景があるからです。すぐに収入を得たい人には、Webライターはおすすめの仕事です。
Webライターのデメリット
Webライターはメリットが多いですが、もちろんデメリットもあります。
Webライターのデメリット
- すぐには稼げるようにならない
- ライバルが多い
- 最初は時給が低い
- 仕事を探すのが大変
- 慣れるまでは執筆に時間がかかる
それぞれ見ていきましょう。
すぐには稼げるようにならない
Webライターの仕事はすぐに稼げるわけではありません。最初は単価が低く、成果を出すまでにはどうしても時間がかかります。
たとえば、Webライターとして独立したゆらりさんは、月30万円稼げるようになるまで1年かかったそう。Webライターになった初月の収入は1万円だったと言います。
収入が上がるスピードは人それぞれですが、ゆらりさんは早いほうと言えるかもしれません。
Webライターで生計を立てるには時間がかかりますが、きちんと勉強してスキルを学べば十分な稼ぎを得られるようになります。
ライバルが多い
Webライターはオンラインでできる仕事のなかでも人気があります。そのため、ライバルが多いことがデメリットとも言えます。
人気がある理由としては、先ほど紹介したようにパソコン1台あれば始められることや、コーディングやデザインのように専門的な知識がなくても始めやすいことがあげられます。
Webライターになりたい人はたくさんいるため、そのなかで生き残るためには、スキルを磨いたり、積極的に営業したりして戦略を練る必要があります。
最初は時給が低い
Webライターの仕事は、最初のうちは時給が低くなりがちです。
特にクラウドソーシングでは、単価の低い案件がよく見られます。1記事数百円で受けた結果、文字単価に換算すると0.1円以下になるケースもあります。
このような単価では、生計を立てるのが難しいので、自分の市場価値を上げていく努力をしましょう。
最初のうちは、実績づくりのために単価が低い案件を受けるのもひとつの手です。ただ、単価が上がらないのであれば、その案件を受けつづけることはおすすめしません。
仕事を探すのが大変
Webライターの仕事を探すのは大変と言われています。
仕事を探す手段はクラウドソーシング、求職サイト、ライター向けプラットフォームなどさまざまですが、ライバルが多いうえに、上級者が優先されやすいので、すぐに仕事を得られるとは限りません。
必要に応じて人づてで紹介してもらうことや、オンラインコミュニティに入ることなど、営業方法の工夫をしましょう。
慣れるまでは執筆に時間がかかる
Webライター初心者のうちは、執筆に時間がかかるので大変に感じることもあります。
最初は大変かもしれませんが、慣れれば書くスピードは速くなっていきます。文章について学びつつ、量をこなして慣れていきましょう!
Webライターのメリットとデメリットは、以下の記事でも詳しく解説しています。これからWebライターになりたい方は、仕事への理解を深めるのにご活用ください。
未経験でもOK! Webライターの始め方5ステップ
ここからはWebライターの始め方を5つのステップにわけて解説します。手順は以下の通りです。
1.必要なものを準備する
2.ブログをつくる
3.ライティングの勉強をする
4.クラウドソーシングに登録する
5.得意なジャンルの案件に応募する
1.必要なものを準備する
1つ目のステップは必要なものの準備です。Webライターを始めるためにはパソコンが欠かせません。
ハイスペックなデスクトップパソコンでなくていいので、予算の範囲内で購入できるノートパソコンを選びましょう。
とはいえ「どんなパソコンを選べばいいの?」と疑問を持つ方もいると思うので、スペックの目安をまとめました。
- OS:Windowsがおすすめ
- CPU:Core i5、Ryzen 5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSDもしくはHDDとSSDのハイブリッド構成(デュアルストレージ)
- ディスプレイサイズ:持ち運ぶなら13~14インチ、見やすさ重視なら15インチ以上
- バッテリー駆動時間:外で作業することが多いなら8時間以上
おすすめのメーカーや付帯してそろえたいものは、以下の記事で詳しく紹介しています。

»Webライターにおすすめのパソコンを知る
2.ブログをつくる
2つ目のステップはブログをつくること。
自分のブログがあれば、Webライターの実績として提示できます。さらにブログを運営しながら、WordPressの使い方やSEOの知識などのスキルを身につけられます。
ブログの開設にはランニングコストがかかりますが、毎月1,000円ほど。勉強代だと思えば安いです。
仕事の受注率を上げられることや、スキルが定着することを考えるとやらない手はありません。
書く内容に困ったときは、ライターとして書きたい分野、もしくは自分の趣味や経験を活かせるジャンルを選ぶのがおすすめです。
ライターがブログを始めるメリットを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
»Webライターがブログを始めるメリットを読む
WordPressでブログを開設する手順は以下の記事で解説しています。
»WordPressでブログを始める
3.ライティングの勉強をする
3つ目のステップはライティングの勉強です。
教材を使って、Webライティングの基礎を学習しましょう。おすすめの勉強方法は以下の4つ。
- 本を読む
- オンライン教材で学ぶ
- YouTubeで学ぶ
- Web記事を読む
「どれを選べばいいのかわからない!」という方もいると思います。
そんな方は、ぼくがつくった完全無料の”WritingBegin”をご活用ください。

4.クラウドソーシングに登録する
4つ目のステップはクラウドソーシングに登録すること。
Webライターが最初の仕事を獲得する際は、クラウドソーシングを使って案件に応募するケースが多いでしょう。
初心者の方は以下の2つに登録しておきましょう。
»ランサーズ
»クラウドワークス
それぞれ異なるライター募集の案件があるため、選択肢の幅が広がります。また、2つを併用することにより、自分が使いやすいサイトを見つけやすくなるでしょう。

5.得意なジャンルの案件に応募する
5つ目のステップは得意なジャンルの案件に応募すること。
最初はなかなか応募できる案件がないかもしれませんが、自分の本業や趣味に関するテーマなら書きやすいはずです。
少しでも「書けるかも」と思う案件があれば、積極的に応募してみましょう。
実際に仕事をしてみると文章を書くコツがわかったり、具体的なフィードバックをもらえたりと、さまざまな学びを得られます。
Webライターの仕事が向いている人の特徴
Webライターに向いている人の特徴は以下の通りです。
向いている人の特徴
- 文章の読み書きが苦ではない人
- 1人で黙々と作業できる人
- 稼げない時期に耐えられる人
- スケジュール管理ができる人
- 自分で調べて解決しようとする人
- 向上心がある人
- 心配性と適当のバランスがいい人

文章の読み書きが苦ではない人
Webライターの仕事は文章を書くことがメインなので、文章の読み書きが苦でなければ、続けやすいといえます。
「どうやったらわかりやすくなるかな?」「この表現をもっといい言葉に変えられないかな?」など、文章について考えることが好きであれば、ライティングの仕事に向いているでしょう。昔から日記を書いていた人や、作文が好きだった人なども向いているかもしれません。
しかし、Webライターが書く文章は「ライターの感想や意見」をあまり必要としません。読者にメリットがある記事をつくることが求められるので、自分の書きたいことが書けるわけではないのです。
ルールにのっとって記事を書くのが苦手だったり、いやだと感じたりするのなら、Webライターになるのはよく検討することをおすすめします。
1人で黙々と作業できる人
Webライターは一人で黙々と作業する仕事なので、まわりに人がいなくても集中できる人は向いています。
みんなで話し合ってプロジェクトを進めたい人や、メンバーと何かをつくりあげて完成させることに喜びを感じる人は、Webライターの仕事に寂しさを覚えるかもしれません。
一人でも自己管理ができて、やりがいを感じながら仕事ができるのであれば、Webライターになっても仕事を頑張れるでしょう。
稼げない時期に耐えられる人
先ほど述べたように、Webライターの仕事はすぐに稼げるわけではありません。最低でも数か月、長いと1年以上稼げない時期が続く人もいます。
稼げない時期に耐えるためには、金銭面や精神面の余裕が不可欠です。金銭面では、Webライターの仕事で生計がたてられなくても、生活できるよう収入の柱を持っておくといいでしょう。
精神面では、稼げるようになるまでの具体的なロードマップを描き、「1年以内に月収30万円を目指す」など、自分のなかで締切を設けることも効果があります。
スケジュール管理ができる人
Webライターの仕事は納期が決められている案件が多いため、スケジュール管理のスキルは欠かせません。納期をやぶると信頼を損ない、依頼がなくなる可能性が高いので、自己管理は必須です。
スケジュール管理をするためには、Googleカレンダーのようなツールを使い、稼働時間内で計画的にすすめられるよう努力をしましょう。
自分の稼働時間で書ける文字数や、書きやすい記事のテーマを把握しておくことも大切です。
自分で調べて解決しようとする人
Webライターの仕事は、会社での勤務のように、近くに質問できる人がいるとは限りません。在宅で一人で進めるケースが多いので、わからないことがあったときに自分で調べて解決する力も必須です。
質問したいことが出てきたら、クライアントに連絡する前にWeb検索や本、SNSなどを使って情報を集めましょう。
どうしてもわからなければ、クライアントの手間をかけないように、自分で考えた解決策や、質問の背景をそえてメッセージを送るのがおすすめです。
向上心がある人
Webライターが身を置く業界は変化のスピードが速いです。たとえば、数年前は自分で情報を調べて記事を書くSEOライティングが主流でしたが、今はAIを活用したライティング法が出てきています。
そのような業界で生き残るには、現状維持をしていてはダメ。
Webライターの仕事を続けるのなら、向上心が欠かせません。講座を受けてスキルを磨くことや、本を読んで新しい知識を身に着けることができる人であれば、Webライターとして活躍できるでしょう。
心配性と適当のバランスがいい人
Webライターの仕事が向いているのは、心配性と適当のバランスがいい人です。もちろん、信頼を得るためには記事の品質を上げることや、納期を守ることが必須。また、マニュアルにそって記事を書く、まめな対応も必要です。
このような状態にならないためには、心配性と適当のバランスをとることが重要です。注力するべきところと、そうでないところを見極めて、適度なバランスを保てる人は向いているでしょう。
Webライターの仕事が向いていない人の特徴
Webライターの仕事は、こんな人にはおすすめできません。
向いていない人の特徴
- 短期で大きく稼ぎたい人
- 文章で自己表現をしたい人
- 指摘を素直に受け入れられない人
Webライターはクライアントありきの仕事です。
クライアントの指示に従って書くケースがほとんどのため、自己表現をしたい人や指摘されるのが嫌な人はブログのほうが向いています。
短期で大きく稼ぎたい人
Webライターは短期で大きく稼ぎたい人には向いていません。繰り返しになりますが、すぐに多大な収入を得られる仕事ではないからです。
数か月から1年、もしくはそれ以上、稼げない時期が合っても珍しくありません。長期にわたってコツコツと取り組める人が、Webライターに向いています。
文章で自己表現をしたい人
Webライターには、クライアントの要望やマニュアルに合わせた文章を書くことが求められます。そのため、書きたいことがある人や、文章で自己表現をしたい人は、Webライターではなくブロガーやエッセイストを目指すほうがいいでしょう。
指摘を素直に受け入れられない人
Webライターはクライアントワークなので、頑張って記事を書いても大幅に修正されることや、書き直しになるケースがあります。
そのため、指摘を素直に受け入れられない人や、赤字をもらったときに落ち込んでしまう人は、疲弊してしまうかもしれません。
Webライターの向き不向きについて、より詳しくチェックしたい方は以下の記事をあわせてご覧ください。
Webライターは稼げる? 気になるお金の事情や将来性の話
仕事を始める前に「実際に稼げるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から言うと、Webライターは稼げる仕事です。スキルや実績をためれば高単価な案件をいただけるようになり、収入アップが見込めます。
しかし一方で「Webライターは稼げない」と言われることも事実。理由は以下の通りです。
- 低単価な案件が多いから
- 労働力に依存しているから
- 稼げるまでに時間がかかるから
- 収入が安定しにくいから
これらの壁を超えるためには、ライティングスキルを磨き、クライアントの目線に立った仕事をすること。さらに新しい案件にチャレンジするなど、飛び込む勇気を持つことが大切です。

Webライターの年収は200~400万円前後
フリーランス白書の調査によると、フリーランスの年収は200~400万円未満がもっとも多いゾーンとなっています。
参考:フリーランス白書2023
ただこれらは副業、専業を含めた数字の目安であり、本人の工夫や努力次第でより多くの収入を得ることもできます。
収入別にやることは以下の通り。
年収200~400万円
まずはクラウドソーシングで仕事を始めて、依頼された内容をきちんとこなす。稼働状況や文字単価、書ける文字数から収入を逆算して、目標とのギャップを埋める。
年収500~800万円
単価を上げるためにジャンルを特化する、もしくはディレクターに挑戦するなど、働き方を工夫をする。飛び込む勇気をもって直営業に移行する。
年収1,000万円~
大手メディアの記名記事や著名人との仕事など、目に見えて強い実績をつくる。差別化を意識したポジションを確立し「〇〇ならこの人」と言われる状態にする。さらに、収益性の高い商品をつくって複数の収入の柱を持つ。

Webライターには将来性がある!
近年AIが台頭して「Webライターの仕事は奪われるのでは?」と心配に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、Webライターに将来性はあります。理由は以下の7つです。
- スキルのあるWebライターは少ないから
- 単価の高い案件もあるから
- テキストコンテンツの需要はなくならないから
- AIが代替できない分野もあるから
- 文章力は他の仕事に応用できるから
- Webライターの仕事は幅広いから
- Web広告の需要が伸びているから
Webライターを始める人はたくさんいますが、高いスキルを持つライターはそう多くありません。
また近年はAIの台頭や動画の市場の拡大が話題になっていますが、テキストコンテンツの需要はなくなりません。
他のインプット方法が増えたとしても「文章を読んで内容を知りたい」と考える人が一定数いるからです。
このように、Webライターの将来性はあると言えます。さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
Webライターの始め方にまつわるQ&A
ここからはWebライターを始めるにあたって、よくある質問に答えていきます。
- 副業禁止の会社でWebライターの仕事を始めても大丈夫?
- Webライターの仕事はスマホでできる?
- Webライターになるのに資格は必要?
- Webライターの仕事は楽しい?
- Webライターの仕事は難しい?
- Webライターはどんな1日を過ごしているの?

大学生でもWebライターになれる?
向き不向きの話に加えて、「〇〇でもWebライターになれますか?」という質問にお答えします。まずは大学生です。
大学生でもWebライターになることはもちろん可能です。
就活を始める前にWebライターの仕事をすれば、ビジネススキルが身につき、時給以外の働き方を経験できます。
ただし、最初はアルバイトよりも時給が低い可能性があります。他にも、学業とライター業の両立が大変なことや、扶養から外れたときのことなども考えなくてはいけません。
いくつか注意点はあるものの、本気で頑張れば大学生でもWebライターとして稼げるでしょう。
主婦でもWebライターになれる?
主婦の方も、もちろんWebライターになれます。
在宅で自由に働けて、未経験でも始められるWebライターは忙しい主婦の方におすすめです。
ただ、キャリアやスキルに自信がなく「本当に自分にできるのかな?」と考える人もいるはず。主婦ライターが収入を上げるためには、以下のスキルが必須です。
- 基本的なパソコンスキル
- ライティングスキル
- リサーチ力
- 自己管理能力
- コミュニケーションスキル
ライターの仕事はパソコンが不可欠なので、まずはブラインドタッチやWordの操作など基本的なスキルを押さえておきましょう。
その他に自分で情報を収集するリサーチスキルや、納期を守るための自己管理能力、お客さんと円滑にやり取りをするコミュニケーションスキルも必要です。
慣れないうちは家事や育児との両立が難しく、作業時間が捻出できないこともあるかもしれません。
しかしコツコツ継続してスキルを磨けば、ひとりの時間や子どもとの時間を確保しながら働くこともできます。
副業禁止の会社でWebライターの仕事を始めても大丈夫?
副業禁止の会社でも、Webライターの仕事を始められます。
副業は法的に禁止されているわけではなく、以下のように会社にバレないための対策があるからです。
- ペンネームを使う
- プロフィールに顔写真を使わない
- 年間所得を20万円以下にする
- 住民税を自分で納められるよう手続きする
- 副業をやっていることを周りに話さない
- 職場内や会社の近くで作業しない
- 副業に使える時間を把握する
ただし、これらの工夫をしてもバレてしまう可能性はあります。
その際は、副業について疑われても明言しないことや、副業可の会社に転職することを検討してみてください。

Webライターの仕事はスマホでできる?
スマホだけで仕事をすることはおすすめしません。
画面が小さいので作業効率が悪くなることや、スマホだけでは進めづらい仕事があるからです。
しかし、スキマ時間にスマホを利用してリサーチや執筆、営業活動はできます。
たとえばパソコンであらかじめ構成をつくっておき、電車に乗っている間にスマホで執筆すれば、空いた時間を有効活用できます。
このように、メインはパソコンを利用して、スキマ時間にスマホを利用するのがおすすめです。
Webライターに資格は必要?
Webライターになるために資格は必須ではありません。
しかし、持っていれば有利になる資格はあります。たとえば専門性が求められるジャンルでは、資格を持っていれば採用されやすくなるでしょう。
資格が役立つジャンルの例
- 金融ジャンル:ファイナンシャルプランナー
- 美容や食品のジャンル:薬機法管理者
- 不動産ジャンル:宅地建物取引士
- 医療系ジャンル:看護師、理学療法士の資格など
このほかにも「WEBライティング技能検定」や「SEO検定」など、ライティングにまつわる資格があります。
取得は必須ではありませんが、自信をつけたいライター初心者の方は、このような資格の勉強をしてもいいでしょう。
Webライターの仕事は楽しい?
Webライターの仕事には楽しい面がたくさんあります。
たとえば、Webライターの仕事では「それまで関わりのなかった分野」について調べることがあります。
記事を執筆するたびに新たな知識を得られるので、学習意欲が高い人なら楽しく感じられるでしょう。
その他にもたくさんの楽しい面があります。
- スキルが身に付く
- 自分の知識や経験が役立つ
- 自分で考えてキャリアを描ける
- 場所を選ばず働ける
- 結果が目にみえる
- Webライター仲間ができる
- 書くことを仕事にできる

Webライターの仕事は難しい?
Webライターの仕事は、始めれば簡単に成果が出るわけではありません。難しいと感じる場面も多々あるでしょう。その理由は以下の通りです。
- 最初は時給が低いから
- 詐欺案件に引っかかる可能性があるから
- 慣れないうちは文章を書くのに苦労するから
- 営業しなければならないから
- 大きく稼ぐにはある程度の期間が必要だから
しかし、これらのハードルは努力をすれば乗り越えられます。
たとえば、Webライティングの基礎を身につけることや、営業方法を変えること。ときにはライター仲間を作って悩みを相談しあってもいいでしょう。
初心者のうちは苦労することがたくさんありますが、続けていくとだんだん楽になるのがWebライターの仕事です。
Webライターはどんな1日を過ごしているの?
専業ライターのぼくの1日を紹介します。
7:00 | 起床。ベッドでSNSをチェック。 |
7:15 | ・パソコンを立ち上げて仕事スタート。
・コーヒーを飲みながらDiscordやChatWorkを確認して急ぎの連絡には返信。急ぎでないものは一旦未読にする。 |
7:30 | ・DiscordやChatWorkをすべて閉じる。
・執筆や推敲作業(文章の見直し)など「集中力が必要な仕事」を午前中に片付ける。 |
11:30 | ・昼食を食べつつ休憩。
・必要に応じて仮眠をとる。 |
12:10 | ・朝の時点で未読にしたメッセージに返信。
・運営しているサロンのチェックや質問への返信、事務作業など「集中力があまりいらない仕事」をする。 |
14:00 | ・ここからはあまりタスクを決めず、その日の気分で仕事。
・Xの発信やVoicyの収録など。 ・10分単位で仕事を変えることもある。 |
16:00 | ・集中力が戻ってきたタイミングを見逃さず、執筆や推敲に充てる。 |
18:00 | ・集中力が切れてきたら、細かく時間を区切って作業する。
どうしても気分が乗らない場合は読書。 |
21:00〜24:00 | ・夕食後はインプットタイム。
・寝るまでに翌日のタスクをメモしておく。 |
集中力が高い午前中にガッツリ仕事をして、午後はそのときによって作業内容を変えています。
以下の記事では、専業と副業合わせて64名のWebライターの執筆量や稼働時間をまとめています!

まとめ:Webライターの仕事を始めて自由な働き方をしよう
今回はWebライターの仕事をする前に知っておきたい仕事内容やメリット、デメリット、始めるための5ステップを紹介しました。
Webライターは始めたての頃は苦労するものの、コツコツ努力を続ければ稼げるようになる仕事です。スキルや人脈などの資産も身につき、ビジネスパーソンとしてさらに成長できるでしょう。
また、Webライターの仕事で成果が出れば、時間や場所に縛られない自由な働き方を手に入れられます。

まずは今できることから始めて、徐々にWebライターとしてスケールアップしていきましょう!
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ライター:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)