週10時間の労働で月10万円以上の収入!ニッチな分野で直営業を成功させた、フルタイム & 副業ワーママの時短術
- フルタイム勤務の副業ライターは時間のやりくりをどうしている?
- ママライターの時短術が知りたい!
- ニッチな分野で直接営業を成功させるには?
本業の仕事に育児に副業……と頑張っているママライターは、時間の効率化が欠かせません。
今回は「品質保証」というニッチなジャンルで活躍中の、副業ママライター ” かばたあきこさん” に取材をしました。
かばたさんは、本業で培った専門性を活かして、週あたり10時間程度の作業で月10~15万円の収入を得ています。
ワーママならではの効率化のヒントや、ニッチなジャンルで高単価案件を受注する方法を伺いました。
「製造業」というニッチなジャンルで直営業する秘訣
普段は製造業の品質保証スタッフをしていて、フルタイムで働いています。よろしくお願いします。
体力の面から毎日続けるのは難しいので、1週間のうち4日作業できればいいほうですね。
ライターを始めた頃はクラウドワークスで仕事を受注して、納期が厳しい案件ばかりでした。でも、今はスケジュールを調整できる案件が増えてきて何とか続けられています。
製造業系のサイトがあることは知っていたのですが、どうやって他のライターが仕事を獲得しているのかはよくわからなかったんです。
でも、あきらめずに色々な方法で営業を続けたら、今のお客様と出会えました。
その他にはJIS※やISO※などの規格を取得する手順を解説することもあります。
※なぜなぜ分析:トヨタ自動車が発案した、「なぜ」という問い掛けを繰り返すことで根本的な原因を探る分析手法。
※FMEA:商品の製造過程で起こる故障の原因を特定し、対策を講じる品質管理手法。
※JIS:日本の産業製品や測定法などが定められた日本の国家規格。
※ISO:製品やマネジメントシステムにおける、国際的な規格。
最初はクラウドソーシングやGoogle検索で「技術ライター」「製造業ライター」などのキーワード検索をしましたが、全く案件が見つかりませんでした……。
検索したキーワードは、たとえば先ほど言ったような「なぜなぜ分析」や「FMEA」など品証系のフレームワーク名です。
本業では、私は製造業系のWebメディアを読んだり、クラウドサービスを使ったりする「お客さん」の立場なんです。だから、読者が知りたい情報をよくわかっています。
特に製造業系のWeb記事には、具体的な情報が書かれていないケースがよくあるんです。おそらく、実務に携わっていないライターが書いているので、事例を出しにくいのだと思います。
数を打つためには、日頃から営業したいメディアをメモしておくのもおすすめです。
どうしても納期に間に合いそうになく、昼休みに駐車場で原稿を書いたこともあります(笑)
副業ライターが本業と相乗効果を生むコツ
ビジネス文書でも結論ファースト、読者目線などを意識して作成すると「わかりやすいね」と言っていただけます。
前は「指示書を作ったらみんな読むはず」と思っていたのですが、全部読んでいるとは限らないんですよね。
だから、改行を入れて視認性を上げることや、結論を先に書くことなど、細かなポイントを意識するだけでも、読んでもらえる可能性が上がると思っています。
副業でライティングをする場合、本業で経験したことが豊富であればあるほど、副業で書けるテーマの幅が広がるからです。
たとえば今の私は、本業の仕事で学んだ「工業技術の入門」についての記事を書いてます。こうしたニッチな記事を書けるのも、本業で新たな知識を学んだからですね。
忙しいママライターが、納期を調整しやすい案件を見つける方法
私の経験上、YouTubeの台本作りなど、書ける人が比較的多いジャンルだと納期が短い案件もありました。
でも製造業系の記事案件はライターの人数が少ないので、お客さんに納期調整をお願いすると承諾いただけることが多いです。
私が執筆しているWebメディアはB to Bのサービスを提供していて、売り上げが数百万円単位なんです。だから、時間をかけて集客や営業活動をしています。
Webメディアも同じように、運営ペースが比較的ゆっくりしているので、納期調整をお願いしやすいですね。
今月の依頼を来月にずらしていただく……ということも可能なので、忙しいママライターさんはそうしたメディアを探してみるのもいいと思います。
時間がない副業ライター、ママライターにおすすめのコンテンツ選び
たとえば、私は基本的にWebライターラボの動画講義をよくインプットしています。普段のライブ講義にはリアルタイムで参加できないことが多いので、すき間時間にアーカイブを視聴するんです。
一方で、目次や要点がない動画のコンテンツなどは、どうしても内容を理解するのに時間がかかってしまうんですよね。
ただ、学びの吸収をよくするには、疑問に思ったタイミングにすぐ調べて、すぐ実践するのがいいと思います。
先日記事を書いていて文末表現に迷ったとき、Webライターラボの添削会の動画を見ました。「ここがわからない!」と思ったときに、すぐ学んで実践すると、学んだことを覚えやすくなります。
ママのマインドの持ち方。「やめる」ではなく「少し休む」と考えよう
少し休むと、また仕事を始めたくなるんですよね。「やめてしまった」ではなく「ちょっと休んでいる」と捉えると、自分へのダメージが減ります(笑)
そのときによってインプットするコンテンツを変えて、心の安定剤になるようなものを見つけるといいかもしれません。
偶然、友達のお母さんが先生や看護師のフルタイム勤務をしていて、パート勤務の母とは働き方が違うな……と思っていたんですよね。
でも昔の私は「家の中にいる母」だけでなくて、「ゴリゴリ仕事をする母」も見たかったんです。
女性の人生には色々な姿があるんだよ、と娘たちに伝えたくて頑張っているのかもしれません。
フルタイム勤務 & 副業ママライターの時短術。コツは、ものを探す時間を減らすこと
色々な時短術を調べて実施した結果、我が家では、子どもと自分のご飯、お風呂なども含めて家事には朝1時間、夜2時間しか使っていません。
たとえば、うちでは洋服を減らしています。自分の服はレンタルサービスで済ませて、子どもの服は、お気に入りのものを夜に洗濯して次の日同じものを着る……というサイクルにしました。
そうすればたたまなくて済むし、毎日服を探す必要がありません。毎日同じものでも、気に入った服なら子どもも満足してくれます。お気に入りの一枚に出会うまでが大変なんですけどね(笑)
副業を始めるとママの選択肢は広がる! 理想の生活を目指せるようになった
もしかしたら今後、子どもが学校に行きたくないと言ったり、パパが転勤したりするかもしれません。そうなったら本業を制限せざるを得なくなるかもしれないので、あらゆる状況に対応するために副業は続けたいですね。
2人目が生まれたばかりの頃の私は、時短勤務で薄給。今後のキャリアがまったく見えない……と視野が狭くなっていました。
でもそんな不満をどこに持って行ったらいいかわからなくて、「母親なんだから我慢しなくちゃいけない時期なのかな」と思っていました。
でも、Webライターの副業を始めたらスキルを評価いただけて、報酬をもらえるようになり「本業以外でも生きていけるじゃん!」と考えが変わりました。
異動した先がテレワークしやすい環境だったので、保育園のお迎えに間に合うようになり、今はフルタイム勤務と副業を両立できています。
でも副業を始めてからはキャリアの選択肢が増えて、理想の生活を目指せるようになりました。
副業と本業、育児を両立するために、限られた時間や体力のリソースをどう割り振るのか? と考えるようになり、以前より自分を大事にできていると感じます。
これまでの経験を書いたKindleも年内に出版する予定なので、ママライターさんのお役に立てれば嬉しいです。
◆さいごに
ライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」は、今回お話を伺った ”かばたあきこさん” をはじめ、たくさんのライターが集まる学びの場になっています。
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