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看護師ママの複業。こわい気持ちを追い風に

はじめに

Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。

今回はそんなコラムをひとつ紹介します。

息子の予想外の一言で、人生の航路が変わった

今回コラムを担当する ささまほ です。

【自己紹介】

  • 本業は訪問看護師、副業はライター
  • 瀬戸内海の離島暮らし
  • 4人の子どもとフリーランスのパートナーと6人暮らし

このコラムでは、訪問看護師としての経験を活かしながら、副業ライターとして新たな可能性を探る私の旅路を共有したいと思います。

瀬戸内の離島を走る車の中で、ふと海に目を向けると、白波が立っています。

「今日は珍しく海上の風が強いなぁ」

日々そんなことを思いながら、10年間訪問看護師として島中をまわり、人々の暮らしに寄り添ってきました。看護師ってこんなに楽しいんだと思うほど、人生を変えてくれた仕事のひとつです。

そして車窓から見える四季の移ろい。新緑、紅葉。毎日いろんな表情を見せてくれる、美しい海は、私の人生に彩りを与えてくれます。

しかし、息子の「島の高校じゃなくて、対岸の高校に行きたい」という予想外の一言をきっかけに、私の人生の航路は変わり始めました。

息子の希望を叶えるために副業を始める決心をし、Xで「ワーママ 副業」と検索してみました。

そこで出会ったのが、Webライターラボ(以下、ラボ)に所属しているメンバーのかばたあきこさんのポストです。二児の母でありながら副業ライターとして活躍する姿が、まぶしすぎました。

「私もチャレンジしてみたい!」

それまで夜な夜な海外ドラマを見ていただけの私は、迷いなく即日医療ライターを名乗り、ちょうど始まったラボの新規募集に応募。この時、「新しい世界を見つけた充実感」があったことを覚えています。

月5万円を目標に始めた副業の売上は、1年4ヶ月で本業と同等に成長しました。書くジャンルは在宅医療に特化し、早朝か深夜の静かな時間を使って記事を書いています。

このくらいの売上があるのなら、ライターを複業にして、もっと自由に生きられるのでは……? しかし、その先に進もうとする私の心は、ちょっと穏やかではありません。

新しい風を受け入れる勇気

本業の仕事を減らし、ライターの仕事を増やそうと決意した途端、なんだか大きなうねりのような「こわさ」が押し寄せてきました。

趣味で始めた一人乗りヨットで強風に遭遇したときのような、自分の力ではコントロールが効かなくなるようなこわさです。

しかし、ヨットが教えてくれたことがあります。それは、 風や波は味方になってくれる偉大な存在だということ。

風が強い日も、風と潮を読み、帆を操り舵を取る。その一つ一つの行動の積み重ねが、風をコントロールしていけます。(そして、万が一転覆しても意外にすぐ起きあがれます!)。ヨットでの経験と同じように、仕事に対するこわさも受け入れて、コントロールすればいいと考えるようにしました。

具体的な「こわい」と向き合う

私がライター業を増やそうと思った際に押し寄せてきた「こわさ」には、はっきりとした理由がありました。

夫婦で収入が不安定なフリーランスになってしまっても、4人の子どもを育てていけるのかとこわくなります。また、夫婦で国民保険に加入すると毎月10万円以上支払わなければなりません。

そして「今よりも忙しくなるん?」というパートナーの心配する言葉。彼はフリーランスのデザイナーとして15年、家族と心身を守るためにもがきながら、繊細な生活リズムを築き上げてきました。それを、私が崩してしまうのではないかという不安もあります。

そして、独立することを会社に報告する重圧。看護師として働いた10年間、退職を告げた人たちへの厳しい言葉を聞いてきました。掲示板に貼られている「うちが気に入らなければいつでもどうぞ、ただし3ヶ月前に」という言葉を見ては、心がズシリと重くなります。

小さな積み重ねが自信になる

私は、海を眺めて、この島に移住を決めた時の言葉を思い出します。「ここにあるもので、自分たちの大切にしたいものを大切にする暮らしがしたい」

だから今、その理念にしたがって日々淡々と行動を積み重ねています。

  • 今の仕事を大切にする
  • ライターとしての実績作り
  • パートナーとの協働準備
  • 情報発信の継続
  • 時間管理アプリを活用した毎日作業の徹底
  • 人とのつながりに感謝する

これらは、日々見直してアップデートしていくつもりです。もちろん、理念を忘れずに。

家族の理解と応援が力に

中学2年生の長女は最初「訪看の仕事、やめちゃうの?」と心配そうでした。でも、看護の経験を活かした仕事だと知ると、安心したようです。

留学でフランスにいる長男からは「オレも、母さんみたいにチャレンジしてみたい」という嬉しいメッセージをもらいました。

パートナーは「ええよ」と静かに応援してくれています。

シルクロードの旅も、離島への移住も、「なんとかなるやろ」精神でやってきた私たち夫婦。今は大きくなった船に4人の子どもたちを乗せて、風を読む力も確実に上がっているはずです。

新しい風を受けて海の上を自由に走るために、流れを読み、今日もやると決めた小さな一歩を淡々と重ねています。

ずいぶん遠くまで流れてきてしまいましたが、小さな行動の積み重ねは、確実に自信になっていると実感しています。

***

何かに迷った時は、その「こわい」気持ちも、着実な日々の積み重ねで進む力に変えられます。きっとその先には、新しい風が吹きこれからの道へと進めるはずです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

さいごに

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筆者:ささまほ(stand.fm
編集:島田ゆかこ(@shimaokayu
監修:ゆらり(@yurarigurashi

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