はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回はそんなコラムをひとつ紹介します。
子持ちのママはキャリアアップできる?
こんにちは、今回コラムを担当をするakaneと申します。
今回のコラムテーマは「子持ちでも、謝らなくていい環境を作りたい」です。
自己紹介
- 1年半Webライターの活動をして、一旦休止。現在は常駐型フリーランス事務
- 子3人&パートナーの5人家族
- 2024年は再度Webライターに挑戦したい
先日、仕事を終えて帰宅しようとしたところ、リーダーに呼び止められました。
「Aさんのことで、相談があるんだけど、ちょっといい?」
Aさんというのは、私の同僚でお子さん2人のママ。チームが違うので業務が一緒になることはありませんが、時々一緒にお昼ごはんを食べる仲です。
「Aさんが、4月から週4日勤務を希望してるんだけど、akaneさんはどう思う?」
Aさんは、現在週3日のパート勤務。4月から下のお子さんが小学生になるのを機に、週4日勤務にしたかったそうです。
たしかに、前々から「もっと収入アップしたい」「週4日働きたい」と言っていたっけ。
意欲があるのはとても良いことだと思うのですが、どうやらリーダーには不安の種があるそう。
「やる気はあるんだよね。ただ、Aさんのパートナーは全く手伝えないらしいし、実家も遠い。現にここ最近は、お子さんの体調不良でシフト通りに出勤できないことも多いでしょ。
一緒に仕事を進めている人からは不満も出ているんだよね。
週4日なると、業務内容もリーダ―的役割を担ってほしいし。
それを、意欲があるとはいえ、Aさんがほんとにできるかどうか不安な点が多々ある。
akaneさんはどう思う?」
リーダー自身にはお子さんがいないので、3人の子どもがいる私の意見を聞いてみたいとのことでした。
うーん、どうしたものか。
あの時の私と同じ。受け止めるしかない現実
この話を聞いたときの私の気持ちは、大きく3つでした。
①「子育てしながら働く大変さが、Aさん1人の肩にのしかかっている状況」への憤り。夫と実家のサポートもなく、職場も「ほんとにできるの?」と責める姿勢が先にきていることの悔しさ。
②Aさんは突発的な休みの時は、いつも同僚に「すみません、すみません」と謝っている。そしてこれからもきっと何度も謝るだろうAさんに対する悲しみ。
③そうは言っても夫にも職場にも「サポートしてくれ」「大変なんだから、考慮してくれ」と求めることはできない。現実を受け入れて、できる範囲でAさんがやっていくしかないんだよなというあきらめ。
こんなに感情が揺さぶられるのは、今のAさんの状況は、ほんの数年前の私とまったく同じだったから。
子どもの体調や状況に合わせた柔軟な働き方って?
私は現在週4日勤務ですが、夫のサポートもあってほぼ問題なく出勤しています。
わが家の子ども達は現在、中2・中1・小3。留守番はできるし、体調を崩すことも少なくなりました。
一方で、数年前はというと、まさにAさんのような状況でした。しょっちゅう誰かが体調を崩すし、それがきょうだい間でひろがってしまう。
考えた末、私は3人目が生まれた後は、どこかに所属するという働き方を辞め、フリーランスを選びました。そして一昨年、長男が中学生になったのを機に、出勤を伴う今の仕事を始めたのです。
Aさんを応援したい。でも、今、Aさんの背中を押すことが、かえって後々Aさんを苦しめることにならないだろうか。私は悩んだ末、こう言いました。
「正直、小学校低学年の子2人がいて、家族のサポートがない状況は厳しいと思います。逆に、Aさんの状況に合わせた業務の進め方をすることはできませんか? 2人でチームを組んで進めるとか、在宅の働き方に切り替えるとか。」
リーダーは、考えてみるけど難しいかな…という表情で、この日は話を終えました。
帰りの電車の中で、「もっとなにか言えたんじゃないか。Aさんの力になるようなこと、リーダーに伝えられたんじゃないか」という思いが頭の中に何度も浮かびました。
もう謝らなくていいように。働きやすい場所を作りたい
ずっと先の夢だけど、いつか私がWebライターなどのスキルをつけて、チームで仕事を割り振れるくらいにたくさん仕事を受注したい。
そして、Aさんみたいな意欲の高い人と自由に働ける場を一緒につくりたい。
子供が体調を崩した時に、「すみません、すみません」って頭を下げて回らなくてもいいような、気持ちよく働けるコミュニティやチームをつくりたい。
それが私の目標です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さいごに
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筆者:akane(note、X)
編集:島田おかゆ(@shimaokayu)
監修:ゆらり(@yurarigurashi)