サポート役の流儀　面倒なことこそ経験になる

はじめに

Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。

今回紹介するのは、コミュニティマネージャーの ”大江かこ” さんの連載コラムです。

「面倒なこと」をやりきると、経験値が上がる

こんにちは！　Webライターラボのコミュニティマネージャーをしている大江かこです。

まずは簡単に自己紹介をします！

今回のコラムで伝えたいのは「面倒だな」と思うことをやりきると、自分の経験値が上がり、自信になるよということ。

私は事務職の経験が長く、今まで色々な方のフォローをしてきました。
その中で私が最も面倒だと感じていたのは、仕事を辞める人、辞めた人のリカバリーです。

一概に仕事を辞める人がダメというわけではありません。引継ぎをしっかりして、計画的に辞めていく人がほとんどですが、中には周りの人へ配慮せずにいなくなる人もいます。

「フォローが面倒」なのは、もちろん後者の方です。

たとえば、企業に勤めている人でもフリーランスでも、以下のようなケースはあります。

このような場合、残された人は仕事のやり方や進捗も分からないまま、業務を肩代わりすることになります。

本心を言うと、このような人のフォローをするのはかなり面倒……。

でも、やりきった後で「経験値が上がったな」「自信になったな」と感じることは多いです。

実体験を交えて解説していきますね！

「仕事での苦労」が続ける上でのモチベーションにつながった

私がある企業に派遣社員として就業したときのこと。

業務開始日に出社すると、マネージャーから「前任者である社員が急きょ退職したので、引継ぎができない」と言われました。

さらに前任者の机から大量の資料（紙）が発見されたのです。市区町村への提出が必須だったため、私が対応することになったものの、以下のような状況でした。

人によっては「面倒すぎる！　無理だ」と判断して、派遣会社へ相談し、早々に辞める判断をする人もいるでしょう。

でも私は「めちゃくちゃ面倒だな……」と思いつつも、気持ちを切り替えることにしました。

・引継ぎがなくて暇だから、仕事があってありがたい
・時間があるので、コツコツ入力すればいい
・やり方はGoogleで調べられそう
・上司はやり方を知らないから、明確な説明を準備しよう
みたいな感じです。

もちろん全て順調に進んだわけではありません。不備があって書類が返却されたり、問い合わせをしても内容が理解できなかったりと、難しい点は多々ありました。

でも無事にやり遂げたときには、達成感と自分自身の成長を感じたのです。

さらに社員の私を見る目が変わったことにも気がつきました。「ただの派遣さん」ではなく「仕事のできる派遣さん」という目で見てくれるようになったのです。

このとき得た経験と自信は、この職場で働く上でのモチベーションになりました。

マインドを切り替えてスケールアップしていこう

その後フリーランスになってから、木下勝寿さんの書籍『時間最短化、成果最大化の法則』を読んでいたとき、「やるべきだが、誰もやらないめんどうくさいことに注目せよ」という見出しがあり、引き込まれました。

とくに印象的だったのは、以下の部分です。

成果を上げられない人は、「めんどうくさいこと」を避けがちだが、やっかいなことにその自覚症状が全くない。
「やらなくていい理由」を見つけ、正当化してしまう。
だからこそ「めんどうくさいこと」をやれば誰でも成功できる

引用：木下勝寿さん『時間最短化、成果最大化の法則』より抜粋

周りに配慮なく仕事を辞める人、辞めた人のリカバリーは、私にとってまさに「めんどうくさいこと」でした。

それでも逃げずにやり遂げてきたから、経験値がたまり成長を実感できたのです。

フリーランスになってからも「面倒だな」「嫌だな」と思うことはゼロではありません。でもそれを避けてばかりいては、成長の幅も小さくなってしまいます。

もし今後「面倒なこと」に遭遇したら以下のように考えてみてください。

自分の経験やスキルを活かせることなら、大体リカバリーは可能です。「面倒なことこそ自分の経験になる」というマインドに切り替えて対応すると、自分の成長につながると思います。

さいごに

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