はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは、運営統括の “大江かこ” さんの連載コラムです。
やりたいこと探しで悩みすぎない、置かれた環境でがんばろう
「やりたいこと」を見つけるために、自己分析したり、強みを書き出したりするのは良い経験です。
でも「やりたいことが見つからない」と悩みすぎるのは、少しもったいないなと思ってしまいます。置かれた環境で前向きに頑張ることで、得られるものも多いからです。
会社員であれば、配属された部署で業務に打ち込むのもキャリアのひとつ。フリーランスであれば、クライアントワークに取り組む中で、もっと深く勉強したいジャンルに出会えたり、心の奥底にある「やりたいこと」に気がついたりするケースもあります。
私自身もフリーランス4年目までは「やりたいこと」がありませんでした。フリーランス5年目になり、やっと「やりたいこと」が少し見えてきたところです。
だからやりたいことが見つからない人は悩みすぎず、今は置かれた環境で頑張るフェーズと考えましょう。パートナーと話したことをシェアします。
やりたいことがなくても、決意を持って働くと行動力につながる
会社員である私のパートナーに、夢や目標を聞くと「やりたいことはない」といつも同じ返事が返ってきます。それでも「今いる場所で必要とされるために頑張る」という決意を持って働いているそう。
人事部で事務職をしているパートナーは、前職の経験を買われて、40代後半で外資系企業へ転職しました。
前職の日系企業とは違い、現職の外資系企業では、より個人の能力が評価の対象になります。その中で生き抜くために「自分に何が求められているのか?」「自分の知識をチームメンバーにどう伝えるか?」という点を前職のときより考えるようになったといいます。
たとえば、転職面接のときにパートナーが期待されていたのは、年金や退職金関係の実務経験を活かすことでした。そのため、以下のことを意識したそうです。
・経験の棚卸しをして入社後すぐに活用できるよう準備しておいた
・チームメンバーから意見やアドバイスを求められたら具体例を交えて話す
・退職金制度の仕組みについてチームメンバーに教える
「やりたいことはない」と言いつつも、新しい職場で自分にできることを模索しているパートナーからは、前向きなエネルギーを感じました。
これからやりたいと考えているのは、英語力を向上させること。英語を使う会議では部下に助けられているので、勉強に力を入れたいそうです。
このような考え方や行動ができるのも、パートナーが「今いる場所で必要とされるために頑張る」という決意を持って働いているからだと思います。
目の前の仕事の先に、やりたいことがある
パートナーの話を聞いて感じたのは「置かれた環境で頑張ること」の大切さでした。私自身、これまでの経験から「目の前の仕事の先に、やりたいことがある」と考えているからです。
「この仕事で自分にできることは何なのか?」とポジティブに考えることで、現状をさらに良くするための行動につながります。
私は昨年、文章力を向上させるためにいくつかの講座を受講しました。その経験から「もっと深く文章について学びたい」と思うようになり、今年は3か月間のライティングゼミへの参加を決めました。
これからライティングゼミでインタビューや取材について学び、フィギュアスケート競技のひとつである「アイスダンス」に関する記事を書くことが目標です。
このような目標を持てたのも、目の前の仕事にコツコツ取り組んできた4年間があったからだと実感しました。
今「やりたいことが見つからない」と思っている人は、焦らず今の仕事に取り組みましょう。日々の積み重ねから「やりたいこと」が見えてくる場合もありますよ。
さいごに
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筆者:大江かこ(@kakoworks1)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)