はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは、コミュニティマネージャーの ”大江かこ” さんの連載コラムです。
1.SEOライティングは基礎になる
こんにちは! Webライターラボのコミュニティマネージャーをしている大江かこです。
まずは簡単に自己紹介をします!
- 2020年12月、43歳で事務職からWebライターへ転身
- 2022年2月、Webライターラボのコミュニティマネージャーに就任
- 現在はオンライン秘書、Instagram運用代行、ライターと幅広く活動中
WebライターラボでたくさんのWebライターと話していると「AIが台頭してきているから、SEOライティングは卒業したい」という声を時々耳にします。
しかしSEOライターになったばかりの人には「まずはSEOライティングに本気で取り組もう!」と伝えたいです。
理由は、SEOライティングでは記事作成の基礎を学べるため、本気で取り組めば仕事の幅を広げやすくなるから。
私もフリーランス1年目は、SEOライターとして活動しました。そのお陰で、今は様々なライティング案件を受注できています。
だから初心者のうちは焦って他の道を模索するより「SEOライティングで基礎を固める」ことに集中しましょう。基礎が固まっていないと、他での応用が難しいからです。
2.SEOライティングは「守破離」の守である
私は今、以下のようなライティングの案件を受注しています。
- Instagramの構成作成
- メルマガ代行
- コラム執筆
- SEO記事
このように仕事の幅を広げられたのは、SEOライターとしての経験があったからです。
SEOライティングに必要な「構成・執筆・リサーチ」は記事作成の基礎であるため、「守破離」の「守」に当たると思っています。
「守破離」とは、修行の段階を表したもので、剣道や茶道などで使われる言葉です。
守:型や技を忠実に守って身につける
破:良いものを取入れて発展させる
離:独自に新たなものを生み出して確立させる
これをライティングに置き換えると、以下のようになります。
守:基礎づくり(SEOライティング)
破:ライティングの幅を広げる
離:構成や文章にアレンジや独自の工夫ができる
たとえば私の場合、Instagramの構成作成を受注し始めた頃は、SEOライティングで学んだ基礎知識を活かして構成を作っていました。
それから2年以上経った今では、アレンジを加えたり、独自のやり方を生み出したりしながら、様々な方法で構成を作れるようになったのです。
様々な方法とは
・Voicyを自分なりに分解して3~4投稿作成
・Xの投稿を5つ組み合わせて編集
・メインテーマをブログからピックアップしてXの投稿から補足
など。
「守:基礎づくり(SEOライティング)」を本気でやっていなかったら、次のステップ「破:ライティングの幅を広げる」に進んでも苦労していたでしょう。
先を急がずじっくり取り組んだ経験が、その後の仕事や収入にも大きく影響しています。
3.SEOライティングが「守」だと思えた理由
私がSEOライティングに本気で取り組み、「守破離」の「守」であると思えたのは、料理に置き換えて考えられたからです。
「守破離」を料理に置き換えると以下のようになります。
守:レシピ通りに作る
破:レシピにアレンジを加える(例:調味料を減らす)
離:オリジナルの料理が作れる、新しいレシピを見ただけで味を想像できる
夫と結婚する前、私は全く料理ができませんでした。レシピ通りに作らず、オリジナルの料理を作ろうとしていたからです。
当時は「肉じゃが」すら「こんなの難しくてできるわけない!」と思っていたほど。でも「このままでは一生苦労する」と思い、料理教室に通うことを決意しました。
すると「できない」と思っていた料理を作れるようになり、それが自信になっていったのです。
当時は習ったことを実践するために、ほぼ毎週夫が住んでいた社員寮まで押しかけて料理を作っていました。
このとき意識したのが、どの料理もレシピ通りに作ること。料理教室で教わった味を再現したかったからです。
すると結婚後には、レシピなしで料理を作れるようになったり、自分流のアレンジを加えたりできるようになっていました。
その後Webライターになって「守破離」という言葉に出会ったとき、「SEOライティングも料理と同じだ」と気がついたのです。
この経験から、料理もライティングも基礎が大事であり、すぐにできるようにはならないと実感しました。
4.基礎を固めて幅を広げよう
SEOライティングでは「構成・執筆・リサーチ」と、記事作成に必要な基礎を身につけられます。
初心者のうちにライティングの基礎を固めておくと、仕事の幅を広げやすいので、「AIが台頭してきているから、SEOライティングはやりたくない!」と安易に考えるのはもったいないです。
またAIが進化しているからといって、すぐにSEOライティングの需要がなくなるわけではありません。今も「SEO記事を発注したい」と思っている発注者は多いです。
SEO記事をやり始めたばかりの方は、ぜひ基礎を固めてから仕事の幅を広げることを意識してみてください。
既存のクライアントにSEO記事で貢献し、信頼を積み上げると、他の仕事を依頼される可能性も高まりますよ。
さいごに
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筆者:大江かこ(@kakoworks1)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)