はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回はそんなコラムをひとつ紹介します。
5年前から同時期に発信を始めた彼女と私の現在
「センスと言われるのは……正直心外です」
Zoom画面の向こうの女性に笑顔はなく、真剣な目でこちらを見ていました。
今年の2月、SNS総フォロワー数が50万人以上いるインフルエンサーの方と話したときのことです。
この日から私の仕事への姿勢は、劇的に変わりました。
今回のコラムを担当する、なみです。
カンタンな自己紹介
- ブロガー、アフィリエイターからライターへ
- 現在は、ブログ制作代行と方眼ノートを使った講座を実施
- 3人の子どもがいる主婦
前述したインフルエンサーさんとは、5年前からXで相互フォローしていたものの、交流がはじまったのはここ1年の話です。
交流のきっかけとなったのは、お仕事の依頼を頂いたことでした。
今はインフルエンサーとして活躍する彼女と私は2019年、ほぼ同時期に発信を開始。
当時は「発信をして収入を得よう」と活動をはじめるかたが、今以上にあふれかえっていました。
しかし、SEOブログの成果が出てきた私は半年たたずにSNSに興味をなくし、インスタ運用はおざなりに。
一方、彼女はグングンと成果を上げ、インスタに主軸を移してインフルエンサーと呼ばれるようになっていました。
成功の裏にあった圧倒的な努力の数を知る
そして、冒頭のシーンに至ります。
Zoomで彼女と仕事の話をしていた私は、半分雑談のつもりで当時の話を持ち出しました。
「Twitter(現X)はじめたのは同時期なのに、すっかり差がついちゃいましたねー! やっぱりセンスがいいんですね!」
「センスと言われるのは……正直心外です。」
あれ? 思っていた反応と違うな……。
成果も出していて人柄のいい彼女ですから、謙遜する一言か、笑い話になるかと思ったのです。
彼女のポジションに憧れて、多くの人が同じような発信を始めた。
同ジャンルの発信者に聞けば、お手本の1人として彼女の名前があげられる。
売上金額も、恐らく私の10倍以上。
法人を作り、経営者としても力をつけてきている。
それは、「センス」がいいからだと思っていたし、それを否定されるとも思っていませんでした。
面食らっている私に、彼女は続けます。
「だって、Twitter始めたころ……私は毎日SEOブログ6記事、アメブロ8記事、そのうえ30ツイートもしていたんですよ? さすがになにかしら結果は出てきますよ。」
その言葉にハッとしました。
たしかに、彼女のツイート数は半端なかった。
「1日30ツイートしたら伸びる」という小手先のノウハウが先行していた時期だったけど、ちゃんとやっていた人はごくわずか。
彼女はその「わずか」のなかのひとりでした。
そのうえ、毎日ブログとアメブロまで書いていたのです。
「それでもSEOブログはのびなかったんです。」と彼女は続けました。
毎日6記事も書いて、成果が出なかったブログ……。
私なら、心が折れて発信の仕事をやめていたかもしれない。
しかも彼女には当時、0歳の赤ちゃんがいたそうです。
おんぶ紐であやしながら、パソコンに向かっていたといいます。
私は、自分の努力の少なさを「センス」という言葉でごまかそうとしていたのか。
文字通り、顔面から火が出るくらい恥ずかしくなりました。
「本気度が違うだけだったのかもしれない。」
迷っている暇はない。今の最適解を実行する
Zoomで話した後、私は考えました。
本気で成果を出すためには、今の自分には「量」と「勉強」が足りないと気づきます。
そのためには、
- 長時間やるか
- 早くやるか
のどちらかが必要です。
家事・育児に限界まで時間を使っている私は、長くやるなら睡眠時間を削るしかありません。
でも、体調が崩れてしまうと継続は難しい。
それなら……早く進めるしかない。
「時間内に全力で仕事を進めよう。一定の量をこなそう。」
そう気づいた日から、仕事の姿勢を変えました。
うらやんだり、迷ったりして止まっているヒマはありません。
きっかけをくれた彼女は、現在、脱インフルエンサーを目指しています。
わかりやすく「インフルエンサー」と呼びましたが、現在は講師・経営者として活躍しているので、すでにインフルエンサーを脱しているかもしれません。
気づきをくれた彼女に感謝しています。
自分語りのようで恥ずかしいと思いつつも、勇気を振り絞って私の経験談をお話しました。
今、ここまで読んでくれているあなたにも感謝いたします。
さいごに
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筆者:なみ(@nami0703sh)
編集:島田おかゆ(@shimaokayu)
監修:ゆらり(@yurarigurashi)