
そこで今回は、Webライターのスケジュールを専業・副業別に紹介します。
ぼくが運営するオンラインコミュニティ「Webライターラボ」で稼働時間や1日の執筆文字数に関してアンケートも行いました!
専業・副業あわせて計64名のライターさんのアンケート結果をまとめたので、ぜひ参考にしてください◎

ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
専業・副業別Webライターの1日のスケジュール
Webライターのスケジュールは人によって様々ですが、今回は専業・副業別に3名のWebライターのスケジュールを紹介します。

専業Webライターの1日のスケジュール①
まずは専業Webライターの1日を紹介します。

働く日のスケジュール
7:00 | 起床。ベッドでSNSをチェック。 |
7:15 | ・パソコンを立ち上げて仕事スタート。 ・コーヒーを飲みながらDiscordやChatWorkを確認して急ぎの連絡には返信。急ぎでないものは一旦未読にする。 |
7:30 | ・DiscordやChatWorkをすべて閉じる。 ・執筆や推敲作業(文章の見直し)など「集中力が必要な仕事」を午前中に片付ける。 |
11:30 | ・昼食を食べつつ、休憩。 ・必要に応じて仮眠をとる。 (この時点で集中力はかなり落ちている) |
12:10 | ・朝の時点で未読にしたメッセージに返信。 ・運営しているサロンのチェックや質問への返信、事務作業など「集中力があまりいらない仕事」をする。 |
14:00 | ・ここからはあまりタスクを決めず、その日の気分で仕事。 ・X(Twitter)の発信やVoicyの収録など。 ・10分単位で仕事を変えることもある。 |
16:00 | ・集中力が戻ってきたタイミングを見逃さず、執筆や推敲に充てる。 |
18:00 | ・集中力が切れてきたら、細かく時間を区切って作業する。 どうしても気分が乗らない場合は読書。 |
21:00〜24:00 | ・夕食後はインプットタイム。 ・寝るまでに翌日のタスクをメモしておく。 |
ぼくの場合、午前中は以下のような集中力を使う仕事をやるようにしています。
- 執筆
- 推敲
- 原稿チェック
午前中にガッツリ作業するぶん、午後は集中力が途切れがち。
細かく時間を区切って作業しながら、集中力が復活したら再び執筆や推敲に取り組みます。
集中力が復活する瞬間を見逃さないことがポイントです◎
また、気分によっては17時ごろに仕事を切り上げるときもありますね。
割とケースバイケースです!(フリーランスの特権)
休日のスケジュール
続いて休日のスケジュールを紹介します。
9:00 | 起床。 |
10:00 | 連絡がきているかだけ簡単にチェック。緊急案件があれば返信する(緊急の連絡はあまりない)。 |
11:00 | 家でまったり過ごす。 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 映画やYouTube鑑賞、溜まっている本を読むなどして過ごす。 |
16:00 | 買い物を済ませる。 |
18:00 | 飲み会! |
23:00 | 帰宅 |
24:00 | 就寝 |
ぼくは休みの日はまったり過ごすことが多いです。学生時代の友達や、フリーランスの知り合いと飲みに行くことも多いですね!
専業Webライターの1日のスケジュール②
続けて、専業Webライター”ゆらりさん”の1日のスケジュールを紹介します。ゆらりさんは30代前半で、パートナーと2人暮らしです。
基本的には週5日間働き、2日ほど休みをとっているそう。休みの曜日は固定ではなく、仕事量やスケジュールによって変わるとのことです。
働く日のスケジュール
8:00 | 起床。朝ごはんやゴミ出し、洗濯など家事を済ませる。 |
9:00 | ・自宅で仕事を開始。午前中は記事の執筆や編集など、自分にとってやや難易度が高い仕事をすすめる。
・集中力が続かないときは、カフェに行って作業をする。 |
12:00 | ・昼食をとる。家で自炊することもあれば、気分転換に近所の飲食店に行くこともある。 |
13:00 | ・仕事を再開。
・午後は取材をしに行く日もある。所要時間は1時間程度で、行き帰りの時間をあわせると3時間ほど。取材が終わったら、忘れないうちに近くのカフェに入って少し原稿を書く。 |
18:00 | ・キリがよくなったら仕事を切り上げる。まだタスクが残っている場合は少し残業する。
・タスク管理表を整理して、残っている項目を洗い出す。 |
19:00~21:00 | ・パートナーと一緒に夕飯をとり、ゆっくり過ごす。動画を見たり、本を読んだり、気が向いたらブログを更新したりする。 |
22:00 | ・お風呂に入って就寝の準備。 |
24:00 | 就寝。 |
ゆらりさんは、基本的には家で仕事をしているものの、集中力が続かないときはカフェで作業する日もあるそう。
「外で作業をすると、まわりに人がいるので気が引き締まって集中できます」と言っていました。
また、集中力がある午前中に執筆し、お昼を食べたあとは外に出て取材をする日もあるそうです。
休日のスケジュール
8:00 | 起床。朝ごはんやゴミ出し、洗濯など家事を済ませる。 |
9:00~10:00 | ・仕事の連絡がきている場合は、後日対応する旨を返信する。 ・すぐ終わるタスクならこの時間に完了させる。 |
10:00~20:00 | パートナーとおでかけ。目星をつけていたおでかけスポットにいき、夕方は銭湯やサウナでゆったり。 |
21:00 | 帰宅。本を読んだり動画を見たりして過ごす。 |
24:00 | 就寝。 |
ゆらりさんは、「休日に働くこともありますが、そこまでヘビーな業務はおこないません。しっかり休んでこそ、仕事のパフォーマンスが上がると考えています」と話していました。
副業Webライターの1日のスケジュール
ここでは、副業ライター”のりさん”の平日・休日のスケジュールを紹介します。のりさんは、本業・3人のお子さんの育児とWebライターの仕事を両立しています。
»のりさんのX(Twitter)
仕事との両立に大切なことは、以下の3つのとのこと。
- タイムスケジュールの確立
- パートナーの理解
- 積極的な家事育児

平日のスケジュール
のりさんの平日のスケジュールは以下の通りです。
4:00 | ・起床。 ・顔を洗い、コーヒーを淹れて、パソコンを立ち上げる。 ・SNSやメッセージを確認し、連絡が必要なものに返信する。 |
5:00 | ・文字起こしや執筆、推敲などのタスクを消化する。 ・子供を起こす〜登校の見送りも行う(7:00〜7:40) |
7:40 | ・ウォーキング |
8:40 | ・休憩 ・会社準備など |
9:00〜12:00 | ・本業スタート |
12:00 | ・昼休み ・音声学習や連絡への返信など |
13:00〜18:00 | ・本業 |
18:00 | ・家族団らん〜入浴 ・子供の就寝準備など |
21:30〜23:00 | ・読書 ・執筆(気力があったら) ・翌日のタスク整理 ・リラックス&ダラダラ |
平日は朝活・夜活を中心に3〜4時間は稼働している”のりさん”。X(Twitter)でも朝活の様子を毎日ツイートされています。
また、家族との時間を大切にするため、なるべくお子さんが起きている間はパソコンを触らないようにしているとのことです。
土日のスケジュール
のりさんの土日のスケジュールは以下の通りです。
4:00 | ・起床 ・顔を洗い、コーヒーを淹れて、パソコンを立ち上げる。 ・SNSやメッセージを確認し、連絡が必要なものに返信する。 |
5:00 | ・文字起こしや執筆、推敲などのタスクを消化する。 ・連絡が必要なものがあれば返信する。 ※6:30〜はカフェで作業 |
8:50〜18:00 | ・カフェから帰宅し、ワンオペで家事育児 ・子供の習い事や遊びなど ・連絡が必要なものがあれば合間に返信し、余裕があれば執筆する。 |
18:00 | ・家族団らん〜入浴 ・子供の就寝準備など |
21:30〜23:00 | ・読書 ・執筆(気力があったら) ・翌日のタスク整理 ・リラックス&ダラダラ |
のりさんは休日も朝・夜で計5〜6時間ほど稼働しています。
朝活の時間は平日より長めにとり、毎週同じカフェで作業するのが定番とのこと。
日中は家事育児を中心に行い、余力のあるときに執筆しているようです。

Webライターの1日の作業量はどのくらい?
Webライターの1日の作業量をどのようにはかるか、基準はさまざまです。
ここでは「1日の執筆文字数」と「Webライターの仕事にかけられる稼働時間」の2つを基準にしました。

64名のWebライターに聞いた!1日あたりの執筆文字数
【専業ライターの執筆文字数】
- 3,000~5,000文字:48.4%
- 5,000~8,000文字:29%
- 1,000~3,000文字:12.9%
- 8,000~10,000文字:6.5%
- 10,000文字以上:3.2%
専業ライターの執筆文字数は、3,000〜5,000文字がもっとも多いゾーンでした。
続いて5,000~8,000字が2番目に多く、専業となるとかなりの量をこなしていることがわかります。メンバーのなかには、1日あたり10,000字以上執筆するという方もいました!
【副業ライターの執筆文字数】
- 1,000~3,000文字:59.4%
- 3,000~5,000文字:31.3%
- 5,000~8,000文字:9.4%
副業ライターの場合、半数以上の方が1,000〜3,000字と答え、次に3,000〜5,000字という結果になりました。専業ライターと比べて稼働時間が少ないぶん、執筆文字数も減っています。
64名のWebライターに聞いた!1日の稼働時間
Webライターの稼働時間を専業・副業別にまとめました。それぞれの結果を詳しく見ていきましょう!
専業ライター
専業ライターの平日・土日の稼働時間は以下の通りです。
【専業ライターの平日の稼働時間】
- 6~9時間:34.4%
- 3~6時間:28.1%
- 9時間以上:28.1%
- 1~3時間:9.4%
平日は半数以上の方が6時間以上稼働していますが、3〜6時間と答える方も28.1%と2番目に多いです。
【専業ライターの土日の稼働時間】
- 3~6時間:43.8%
- 1~3時間:28.1%
- 6~9時間:15.6%
- 9時間以上:12.5%
専業ライターの土日の稼働時間は、3〜6時間がもっとも多く、次に1〜3時間という結果になりました。
しかし、毎日稼働している方も多く、土日でも6時間以上と答えた方も28.1%と少なくありません。
専業ライターはそれぞれの働き方や案件数に応じて、柔軟に稼働時間を変えているようです。
副業ライター
【副業ライターの平日の稼働時間】
- 1~3時間:59%
- 3~6時間:34%
- 6~9時間:6%
平日は1〜3時間稼働していると答えた方がもっとも多く、最高で6〜9時間という結果でした。本業の前の朝の時間や、通勤などのすきま時間、帰宅後などにWebライターの仕事をすると、このくらいになるようです。
【副業ライターの土日の稼働時間】
- 3~6時間:40.6%
- 1~3時間:34.4%
- 6~9時間:15.6%
- 9時間以上:9.4%
副業ライターの休日の稼働時間は、3〜6時間が40.6%ともっとも多く、最長で9時間以上と答えた方も15.6%いました。

効率よくライターの仕事を進めたい方は、「文章力を上げる」をコンセプトにした無料メルマガを読んでみてください!
Webライターとして活動している方や、これから始める方の参考になると思います。
Webライターが生産性を上げる3つの方法

Webライターが生産性を上げるには、以下の3つの方法がおすすめです。
- ジャンルに特化する
- ライティングスキルを身につける
- 継続案件を獲得する

1.ジャンルに特化する
1つ目の方法は、ジャンルに特化することです。
ジャンルに特化することのメリットは、知見が溜まることでリサーチ時間を短縮できること。
未知のジャンルの執筆では知識を他の案件に応用できませんが、特化ライターは経験を積むほどに知識をストックできます。
ただし、単価が低いと収入が上がらないので、ジャンル選びには注意しましょう。
たとえば「商品を紹介する記事」でも漫画アプリと証券口座なら、後者の方が単価は高くなる傾向にあります。
以下のようなジャンルは比較的単価が高いのでおすすめです!
- 金融
- 薬機法関連
- 医療関連(医療関連の職についている方におすすめ)
薬機法や金融ジャンルは制度を調べたり専門知識を学習したりと努力が必要ですが、長い目で見て稼げるジャンルといえます。

2.ライティングスキルを身につける
2つ目の方法は、ライティングスキルを身につけること。
リサーチの手順や文章の型、推敲するポイントなどがわかれば、よりスピーディーにクオリティの高い記事を執筆できるようになります。
スキルを身につけるには、以下のような方法がおすすめです。
- 優秀なライターやディレクターの添削を受ける
- 他人の添削をみて学ぶ
- お手本となる文章を写経・音読する
ライティングスキルはWebライターの根幹になので、日々学習してコツコツと磨いていきましょう。

3.継続案件を獲得する
3つめの方法は、継続案件を獲得することです。
同じメディアやクライアントから継続的に受注できると、以下のようなメリットがあります。
- 営業の時間と手間を減らせる
- レギュレーションに慣れているので作業しやすい
- 同じジャンルの執筆なら知見がたまる

Webライターのスケジュール管理の3つのポイント
Webライターのスケジュール管理のポイントは以下の3つです。
- 前日のうちにスケジュールを決めておく
- 集中できる時間帯を把握する
- 集中力が乱れる原因を真剣に考えて対策する

1.前日のうちにスケジュールを決めておく
1つ目のポイントは、前日のうちにスケジュールを決めておくことです。
前日にスケジュールを立てておけば翌日すぐに仕事を始められるので、朝の集中できる時間を有効活用できます。

2.集中できる時間帯を把握する
2つ目のポイントは、集中できる時間帯を把握することです。
記事の執筆や推敲など、文章を書くには集中力が必要。
そのため、自分が集中できる時間帯を把握することは非常に大切です。

3.集中力が乱れる原因を真剣に考えて対策する
3つ目のポイントは、集中力が乱れる原因を真剣に考えて対策すること。
人によって集中力が乱れるタイミングや原因は異なります。そのため、原因を自分なりに考えて対策することが大切です。
たとえば以下のような原因と対策が考えられるでしょう。
- 前日の深酒→飲み過ぎに注意する
- スマホの通知が気になる→スマホを見えない場所にしまう
- 昼食の食べ過ぎで眠くなってしまう→昼食の量を減らす

Webライターが執筆時間を確保するコツ
日々を忙しく過ごしていると、なかなか執筆時間が取れないこともあると思います。そんなときは以下の対策をしてみましょう。
・すきま時間を使う
・スマホアプリを活用する
・作業環境をアップデートする
それぞれについて詳しく解説します。
すきま時間を使う
特に本業がある副業Webライターにとっては、すきま時間の有効活用は欠かせません。
仕事がはじまる朝の時間帯、通勤やランチの時間、帰宅したあとの時間など、すきま時間を見つけて作業ができる状態になれば、作業量を増やせます。
「Webライターラボ」に所属している”かばたあきこさん”は、パートナーと一緒に二人の娘さんを育てる副業ママライターです。
かばたさんは、フルタイムの本業がはじまる前の早朝を、Webライターの副業に充てているそう。
平日3~4日間の早朝1~2時間を副業にあてるために、ミールキットや時短家電をフル活用されています。
副業Webライターをされている方は、かばたさんのように作業できる時間がないか探してみてください。
スマホアプリを活用する
先ほどの「すきま時間の活用」と少し重なりますが、スマホアプリを使って執筆をできるようにすることも、稼働時間を増やすためには重要です。
たとえば、執筆ソフトのGoogleドキュメントは、アプリを使えばスマホで原稿の入力ができます。先にパソコンで構成をつくっておけば、本文の執筆をすすめやすくなるでしょう。
こうしたスマホアプリを使えば、移動中や手があいたときにすぐ作業に着手できるようになります。
作業環境をアップデートする
執筆時間を確保するのなら、作業環境をアップデートすることもおすすめです。
作業に集中できないときは、環境を変えてみると改善される可能性が大いにあります。たとえば、作業用のデスクとイスを用意したり、デスクトップモニターを導入したりしてみましょう。
「環境を改善して仕事のパフォーマンスを上げられないか」という視点も持ってみてください。
まとめ:自分に合うスケジュール管理法を見つけよう
今回は専業・副業別にWebライターの稼働時間やスケジュールなどを紹介しました。
大切なのはそれぞれにあった方法を確立すること。
ご紹介したポイントも意識しながら、ぜひ自分にあったスケジュール管理方法を探してみてくださいね!
先ほど紹介したように、Webライターが生産性を上げるためには、ベースとなるスキルを培うことが必要です。特に、どんな仕事にも共通する「文章力」を上げることは不可欠です。
ぼくの無料メルマガでは「文章力が上がる」をコンセプトに、Webライターに役立つ情報を配信しています。
スマホでメルマガを読むだけで、具体的なノウハウがわかるようになっているので、すきま時間のインプットにも活用できます。ぜひチェックしてみてくださいね!
筆者:ななみ(@nanami_writing)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)