はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは講師をつとめる ”ゆらり” さんの連載コラムです。
こんにちは! Webライターラボの講師をつとめるゆらりです。最初に簡単に自己紹介をします。
- 会社員時代に心を病んで2020年に独立したフリーランス
- SEO記事、インタビュー記事、Kindle制作、ブックライティングと幅広い仕事の経験あり
- 2024年11月に著書『ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕事 はじめかたBOOK』を出版
今回のテーマは「在宅で働くライターこそ気を付けたい! 体調管理のポイント」です。
個人で仕事を受けるライターにとって、体調管理はとても重要。会社員であれば、体調を崩して休んだとしても、有給を消化すれば給料が下がることはありませんよね。
一方、フリーランスのライターの場合、体調不良になると稼働時間が減ります。つまり、体調を崩すと収入額にダイレクトに影響が出るのです。
私はもともと体調を崩しやすいので、フリーランスになってから今まで以上に心身の状態に意識を向けるようになりました。会社員だったときは熱が長引きやすく、1週間以上寝込む日もありましたが、独立してからは1~2日で治ることが増えました。
そこで今回は、私なりの体調管理のポイントを共有します。
1.自分の体調記録をつける
2.仕事のストレス要因を見つける
3.休むことに対する罪悪感を減らす
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1.自分の体調記録をつける
1つ目は、自分の体調記録をつけること。
体調を崩したときに自分なりのメモをとっておくと、不調に陥るパターンを把握しやすくなります。
たとえば私は、カレンダーアプリに体調を崩した期間をメモしています。これだけでも、データがたまると「毎年12月から1月は体調を崩しやすい」のような傾向が見えてくるのでおすすめです。
また、余裕があるときは、症状や考えられる要因をメモアプリに書きます。
「初詣に行ったら翌日喉が痛くて、熱が38度あった。解熱剤を飲んだら夕方には少し楽になった」のような、ごく簡単な内容です。
こうしたメモをためていくと、「自分は寒さと乾燥に弱い。特に真冬に人混みに行ったときは、ウイルスをもらって熱を出すことが多い」のような、具体的な傾向も見えてきます。
不調に陥るときは、たいてい似たようなパターンであることが多いです。自分の体調記録をつけて、同じことを繰り返さないよう予防策を考えましょう。
2.仕事のストレス要因を見つける
2つ目は、仕事のストレス要因を見つけることです。
ライターの仕事は重労働ではないものの、頑張りすぎると体調を崩すこともあります。日々の仕事のなかで、苦手なこと(≒ストレスがたまりやすいこと)を意識しておきましょう。
たとえば、インタビューをしたときにいつも以上に疲れを感じるのなら、本数を調整することをおすすめします。疲れを感じやすいのに、1日3件のように取材をたくさん入れると、体調を崩す可能性が上がるからです。
最初は、多くても1日1件程度にとどめて、慣れてきたら本数を増やすなど工夫するといいでしょう。
インタビューに限らず、苦手な仕事を完全にゼロにすることは難しいと思います。
しかし、配分を変えることはできます。最初は苦手であっても、回数を重ねると業務に慣れてくるので、疲れにくくなるはずです。
体調を崩さないためには、得意な仕事とそうでない仕事を仕事を把握することも大切です。
苦手な仕事を見つけたら、一気に受けるのではなく、徐々に増やしていく姿勢を持ちましょう。
3.休むことに対する罪悪感を減らす
3つ目は、休むことに対する罪悪感を減らすことです。
私のまわりのライターさんは頑張り屋さんが多く、「休むこと=甘え」であり、やってはいけないことと考えている人が多いように見えます。
もちろん、努力するべきタイミングで、仕事に注力することは大切です。しかし、頑張りすぎて体調を崩してしまったら元も子もありません。
仕事に夢中になりやすい人は、「休んだほうが仕事のパフォーマンスが上がる」と考えましょう。
例として私の話をさせてください。去年の私は、ひどい肩こりと眼精疲労に悩んでいました。そのときは1週間のうち1日も休まず、22時頃まで働く日もありました。
でも最近は、なるべく効率化を重視して18時頃には仕事を終え、週2日は休むようにしています。その他の時間は外に出て買い物をしたり、新しいおでかけスポットに出向くようにしました。するとひどかった肩こりが嘘のようになくなり、眼精疲労からも解放されました。
その結果、仕事中に体の疲れを感じることもなくなり、パフォーマンスがかなり上がったと感じています。
体調を崩しやすい人こそ、きちんと休みましょう。休んだことでパフォーマンスが上がれば、自分にもまわりにもいい結果をもたらします。
さいごに
どんなに気を付けていても、体調を崩してしまうのは仕方のないことです。
でも、ある程度自分の体調の傾向を把握すれば、不調になるときのパターンが見えてきます。仕事を頑張るためには、ストレスになっていることを見える化して、予防できるよう工夫をしましょう。
また、ときにはしっかり休むことも大切です。休むことは仕事のパフォーマンス向上につながるので、決して悪いことではありません。自分のためにもなり、ひいてはクライアントのためにもなります。
個人で働くフリーランスの方は、今回の話を参考にしてみてください!
さいごに
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筆者:ゆらり(@yurarigurashi)
監修:中村昌弘(@frelance_naka)