はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは講師をつとめる ”ゆらり” さんの連載コラムです。
こんにちは! Webライターラボの講師をつとめるゆらりです。最初に簡単に自己紹介をします。
- 会社員時代に心を病んで2020年に独立したフリーランス
- SEO記事、インタビュー記事、Kindle制作、ブックライティングと幅広い仕事の経験あり
- 2024年11月に著書『ゆるゆる稼げる Webライティングのお仕事 はじめかたBOOK』を出版
今回のテーマは「得意ジャンルがないライター必見! 住んでいるエリアを起点に仕事を探してみよう」。
このテーマにしたきっかけは、私自身が、直近で地域にまつわる仕事をいただいたから。
ローカルメディアの編集者の方と商談した際に、「得意ジャンルがないライターでも、今あるスキルを活かして十分貢献できる可能性がある」と思いました。
また、住んでいるエリアを起点に「この先やりたいこと」を考えたときに、新しく営業したいメディアが複数見つかりました。
これらの実体験をまじえて、「住んでいるエリアを起点に仕事を探すこと」がおすすめな理由を解説していきます。
おすすめの理由①ライターが重宝されやすいから
1つ目の理由は、ライターが重宝されやすいから。
たとえば、地元のお店や施設のレビューなどを発信するローカルメディアのなかには、ライターではない人たちの寄稿が大部分を占めるものがあります。
私が先日商談した編集部の方は、「ローカルメディアのライターは、すきま時間で活動する専業主婦の人や、週末だけ趣味でライター活動をする人が多い。だから、経験豊富なライターがいると非常に助かる」と仰っていました。
また、「直接現地にいけるライターの存在は、とてもありがたい」とも言われました。たとえば、お店の開店にまつわるレポート記事。このような案件では、ライターが現地に行き、お得なチラシの情報や、最寄り駅からのルートなどの情報を収集することが求められます。
つまり、”ライターとして実績を積んでいて、かつ必要なタイミングで動ける” という条件がそろえば重宝される、ということ。このような仕事をすすめるために、高い専門性や特別な資格はいりません。このような場所を見つけていくことは、得意ジャンルのないライターが生き残る手段になると思います。
ちなみに、私がローカルメディアにまつわる仕事をしようと思ったきっかけは、山梨のライターとして活躍中の ミキさん の話を聞いたからです。ミキさんは、noteでお役立ち記事を多数発信されているので、よかったらチェックしてくださいね!
おすすめの理由②今あるスキルを活かせるから
2つ目の理由は、今あるスキルを活かせるから。
たとえば、取材やインタビューができる人であれば、ローカルメディアの案件に携われる可能性が高いです。「いきなり誰かにインタビューをするのはちょっと不安」という人は、公園や商業施設のスポット取材から始めてもいいでしょう。
スポット取材であれば、取材相手がいるわけではないので、初心者の方でも緊張せずに業務を進められると思います。
また、私のまわりには、商工会議所に行って地域にまつわる仕事を始めるライターも少なくありません。商工会議所とは、地域経済の活性化や中小企業の支援を目的とした会員制の団体のこと。
このような場所でライターが受注する仕事は、企業メディアのコンテンツ制作や、経営者のインタビュー、SNS運用代行などさまざまだと聞きます。
こうした場所に出向いてみることも、「自分が持っているスキルをいかすヒント」を見つけるきっかけになると思います
おすすめの理由③書きたいメディアが見つかるから
3つ目の理由は、書きたいメディアが見つかるから。かみ砕いた表現をすると、住んでいる地域のなかで興味があるジャンルを探すと、営業したいメディアを見つけやすいのです。順を追って解説します。
一言で「住んでいるエリアを起点にする仕事」といっても、その種類はたくさんあります。
たとえば、お店が取材対象であれば、飲食店、美容院、不動産、本屋など、数えるとキリがありません。飲食店のなかにも、ラーメン、中華、イタリアン、和食……などたくさんの種類があります。
つまり、住んでいるエリアには、さまざまなジャンルのネタが転がっているということ。
このなかから「自分が興味のあること」を見つけると、書きたいメディアを見つけやすくなります。
たとえば、私が最近興味のある分野は、銭湯やサウナなどの温浴施設です。レポート記事や、運営に携わる方の人物取材などに興味があります。
ただ、銭湯やサウナなどの温浴施設に一点集中したWebメディアは、そう多くありません。
でも、特定のスーパー銭湯や、サウナ施設の情報を求めているWebメディアはあると思います。
調べたところ、旅行系のメディアや、おでかけスポットの系メディアのなかには、温浴施設を取り上げているところがありました。リアルなレポート記事を提供できる地域住民として、このようなメディアに営業したら、仕事をいただけるかもしれません。
このように、自分の住んでいるエリアから、書いてみたいことを探すのもおすすめです。
得意ジャンルがなくても、営業先を探す方法はたくさんある
得意ジャンルがなくても、自分の強みを活かして営業する方法はたくさんあります。もしその手段がわからない人がいたら、自分が住んでいるエリアに着目するといいかもしれません。
AI時代が到来したこともあり、ライター自身が一次情報を収集する重要性はますます高まっています。住んでいるエリアの情報なら、自分がよく知っていることですし、現地に行きやすいという利点もあります。
私自身も、今後は住んでいるエリアをひとつの軸にしつつ、ライターとしてキャリアアップしていきたいと考えています。最後までご覧いただきありがとうございました。
さいごに
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筆者:ゆらり(@yurarigurashi)
監修:中村昌弘(@frelance_naka)