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強みが見つからないライターの生存戦略! オールラウンダーという選択肢

はじめに

Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。

今回紹介するのは、メンバーの ”ゆらり” さんの連載コラムです。

目次

強みがないなら「オールラウンダー」になるのもアリ

こんにちは! Webライターラボに所属しているゆらりです。最初に簡単に自己紹介をします。

    • HSP気質持ちのフリーランスライター
    • 会社員のときに心身のケアがうまくできず、2020年に独立
    • 現在の仕事内容はSEO記事の執筆、インタビュー記事の執筆、書籍の編集、ライティング講師がメイン

Webライターになったものの「得意なジャンルを見つけられない」「強みになるスキルがない」と悩む人もいるのではないでしょうか?

私も同じような悩みを抱えていた時期がありました。正直、今も「これが誰にも負けない私の強みです!」と言えるものはありません。

でも、ライター4年目になっても生き残れているのは、オールラウンダーとして色々な仕事を手掛けたからだと思います。

例として、今までいただいた仕事内容を一部ご紹介します。

  • SEO記事
  • 校正
  • ディレクション
  • インタビュー記事
  • Kindle出版サポート
  • 書籍の編集協力
  • ライティング講師
  • SNS運用代行

このように、かなり幅広く仕事を受注してきました。

オールラウンダー的な働き方ができると、1社のクライアントからSEO記事の案件をいただいて、そこから派生してメルマガ運用を任せてもらえるようになり、SNS運用代行も始める……と次々と仕事を受注できます。

つまり、専門性がなくても幅広くコンテンツ制作を請け負うと、ライターとして生き残れるのです。スキルの高いオールラウンダーになれれば、私の経験上、月収50万円以上も目指せます。

今回は、そんなオールラウンダーとして働くためのステップを3つ紹介します。

  1. 根幹となるスキルを鍛える
  2. コンテンツの特性を知る
  3. クライアントに提案して仕事を巻き取る

それぞれ解説します!

ステップ1:根幹となるスキルを鍛える

オールラウンダーになる最初のステップは、根幹となるスキルを鍛えることです。
たとえば以下の通り。

  • メディアの読者を深く理解する
  • メディアのトンマナを知る
  • 誰に何をどのように届けるのかを明確にする

このようなスキルを鍛えれば、制作物がなんであれ一定以上のクオリティのものを作れます。それぞれのポイントを深掘りします。

メディアの読者像を深く理解する

1つ目のポイントは、メディアの読者を深く理解することです。
これができると、クライアントの意図にそった成果物を制作できて、継続依頼につながるので、もっとも大事な部分とも言えます。

わかりやすい例をあげると「子育て中のママ向け」「40代のビジネスパーソン向け」など、メディアにはそれぞれ読者像があります。

メディアの読者像によって文章のトンマナは大きく変わるので、まずは誰に向けた内容なのかを理解することが大事です。

メディアのトンマナを知る

2つ目のポイントは、メディアのトンマナを知ることです。
仮にメディアの読者像が「〇〇に悩んでいる人全般」など抽象的であっても、メディアにはそれぞれ特徴があります。

  • ポップな雰囲気でわかりやすく情報を届けるメディア
  • スタイリッシュなデザインで、新聞のような語調で要点を伝えるメディア

こうしたトンマナを把握することも、クライアントの意図に沿った成果物を出すために大切なポイントです。

記事を書く前に既存のコンテンツに目を通したり、運営会社の発信を追ったりすると、トンマナがわかるでしょう。

「誰に何をどのように届けるのか」を明確にする

3つ目のポイントは、「誰に何をどのように届けるのか」を明確にすることです。

これらを意識しないまま制作に入ると、読者にとって不要な情報が入ったり、クライアントの意図からずれた成果物ができあがったりする可能性があります。

「誰に何をどのように届けるのか」を理解すれば、コンテンツの土台が固まるので、クライアントの期待値から大きくずれることはないでしょう。

仮に、不動産関係のLPを作るのであれば、着手する前に要素を整理します。たとえば以下の通りです。

  • 誰に:保有中の空き家を手放したい人に向けて
  • 何を:クライアントの不動産買取サービスの魅力を
  • どのように届ける:ポップな文体で伝える

LP制作では、商品を売るためのコピー選びが大切と言われています。
セールスコピーのテクニックである「ツァイガルニク効果」や「カクテルパーティー効果」などは、もちろん記事に入れたほうがいいでしょう。

ただ、その前にベースとなる土台を固めなければ、学んだテクニックが活かせません。

作業に入る前に「誰に何をどのように届けるのか」を理解する。このひと手間を踏むだけで、成果物の質が大きく変わると思います。

ステップ1の補足

上述の根幹となるスキルがあれば、コンテンツの種類を問わず一定のクオリティ以上のものを作れます。
ただその前に、「根幹となるスキルが定着したかどうかわからない!」という声が聞こえてきそうなので、目安をお伝えしますね。

私の経験上、同じクライアントから半年以上継続依頼をいただいているのなら、根幹となるスキルはあると思います。

同じ相手から継続依頼をもらっているライターは、クライアントの意図をくみ取れていて、読者の属性やメディアの特徴に沿った成果物を出している人が多いからです。

「そんなに長くWebライターの仕事をしていないよ!」という方は、まずはその状態になるよう、自分磨きをしてみてください。

ちなみに、私はフリーランスになって1~2年目はほぼ継続依頼がなく、単発の仕事ばかりでした。
でも経験を積むうちに根幹となるスキルが身について、今は少数のクライアントとせまく深くやり取りしています。そのくらい時間がかかるので、焦らなくて大丈夫です。

ステップ2:コンテンツの特性を知る

オールラウンダーになる2つ目のステップは、コンテンツの特性を知ることです。
Webライターが作るコンテンツには色々な種類があり、それぞれ特性があります。たとえば以下の通りです。

  • 集客:SEO記事、YouTube、X(旧Twitter)、Instagram
  • 教育:メルマガ、Lステップ
  • 販売:LP
  • ブランディング:インタビュー記事、Kindle、書籍

もちろん、ひとつだけでなく複数の特性を持ったコンテンツもあります。(例:YouTubeは集客だけでなく教育、ブランディングの効果もある)

このなかで、既存のクライアントはどのコンテンツを持っているか? 次に作ったら効果がありそうなコンテンツは何か? を考えてみましょう。
コンテンツの特性を知れば、次に何を提案すればいいかなんとなくイメージが見えてきます。

ステップ3:クライアントに提案して仕事を巻き取る

最後のステップは、クライアントに提案して仕事を巻き取ることです。
定例打ち合わせや顔合わせをする場があったら、クライアントの要望を聞いてみましょう。

オンライン会議などで顔を合わせて話すと「次はこんな施策を打ちたい」「この仕事を誰かに任せたい」と、何かしら考えを聞けると思います。

可能であれば、隔週か週1回程度のミーティングを設けると、相手の要望を詳しくヒアリングして仕事を巻き取りやすくなるでしょう。

たとえば「今はSEO記事をアップしているけれど、今後はブランディングを強化したい」という要望を聞いたら、インタビュー連載の開始を提案してもいいかもしれません。

もし定例の場がないのなら「今の仕事以外にお役に立てることがあるかもしれないので、一度打ち合わせの場をいただけませんか?」と聞いてみてください。

オールラウンダーも強みになる

ひとつに特化した強みがなくても、オールラウンダーとして色々なコンテンツ制作ができれば、Webライターとして生き残れます。

私はそのようにして、同じクライアントからSEO記事、メルマガ運用、SNS運用代行……とさまざまな仕事をいただいています。

以前は「自分には強みがない」と悩んでいましたが、今は「色々なコンテンツを作れるのが強み」と言えるようになりました。

オールラウンダーになるためには、どのコンテンツにも共通する「根幹となるスキル」を定着させることが一番重要です。テクニックはその後に学びましょう。

なかなか得意分野が見つからない方は、オールラウンダーになることも選択肢のひとつに入れて活動していただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

さいごに

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筆者:ゆらり(@yurarigurashi
監修:中村昌弘(@freelance_naka

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