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得意ジャンルのないライターはコミットする相手を絞ろう

はじめに

Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。

今回紹介するのは、得意ジャンルを持たずにフリーランスのライターとして仕事をしている ”ゆらり” さんの連載コラムです。

目次

コミットするクライアントを絞ったほうがいい理由

Webライターが単価を上げるために効果があるのは、得意ジャンルをつくることです。ただ、なかなか得意ジャンルが見つからず困っている人もいるのではないでしょうか。

そんな方が単価を上げるためには、クライアントの数を絞ることをおすすめします。
初心者の頃の私は10社以上のクライアントと取引していましたが、3社と取引している今のほうが収入は上がり、かつ安定しています。

コミットするクライアントを絞ったほうがいい理由は2つあります。

  1. 生産性が上がる
  2. 相手と深くやり取りできる

2つの理由について深堀していきます。

理由①生産性が上がる

1つ目の理由は、生産性が上がるからです。

たとえば、同時に11社のクライアントとやり取りをしていた昔の私は、あまり生産性が高いとは言えませんでした。
コミュニケーションツールはクライアントによって違うので、ChatworkやSlack、Gmail、Discord、LINEなどのツールをそれぞれ1日に何回もチェックしました。

また、当然ですが記事制作のレギュレーションもクライアントによって違います。1社あたりのレギュレーションが1つだとすると、合計11パターンあるわけです。
案件によってルールを逸脱しないよう、毎回丁寧にチェックするのでどうしても時間がかかっていました。

一方で、3社とやり取りしている今は大幅に生産性が向上しています。コミュニケーションに使うツールが減ったので、複数のアプリを何回もチェックする必要がなくなったのが理由のひとつですね。

また、レギュレーションのパターンが減り、トンマナやNG表現を覚えられるようになったのも大きかったです。今では、推敲時にレギュレーションを軽くチェックする程度なので、余った時間をその他の仕事に回せています。

このように、クライアントの数を減らすと使うツールも絞られ、レギュレーションを覚えられるので生産性が上がります。

理由②相手と深くやり取りできる

2つ目の理由は、相手と深くやり取りできるからです。

私が同時に11社のクライアントと取引していたときは、限られた時間のなかで11人とやりとりをしていたので、ひとりひとりと丁寧にコミュニケーションを取れませんでした。

事務的なやり取りになると、先方が求めることや成果物への満足度も把握できません。その結果、依頼にそって記事を書くだけのライターになっていました。

しかし、3社と取引するようになってからは、それぞれのクライアントと定期的にミーティングをして意思疎通が取れるようになりました。
話をするなかで、今後つくりたいサービスや事業を伸ばす施策をヒアリングして、仕事を巻き取ることもできるようになったのです。

このように、クライアントの数を絞れば、1社あたりにかけるコミュニケーションの時間が増えて濃いやり取りが可能になります。信頼関係が強固になれば、新たな依頼をいただけるでしょう。

クライアントを絞る基準

「クライアントを絞る重要性は理解できた。でも、どうやってコミットする相手を決めればいいの?」と迷う人もいるかもしれないので、私なりの基準を3つお伝えします。

  1. 自分の理念に合っている
  2. コミュニケーションをとりやすい
  3. マーケティングに携われる

各項目を詳しく見てみましょう。

基準①自分の理念に合っている

1つ目の基準は、自分の理念に合っていることです。
自分のやりたいこととクライアントのやりたいことが似ているか、とも言い換えられます。

たとえば私の場合は「会社での働き方に疲弊している人に対して、在宅フリーランスという選択肢があると伝えたい」という理念をもっています。
この想いを実現するために、Webライターラボの運営者である中村さんや、Webライター講座をつくっている企業をクライアントに選びました。

自分の理念に似た活動をしているクライアントとなら、成果が出ればやりがいを感じられますし、施策の提案もしやすくなると思います。

ちなみに、自分の理念に合っている仕事であれば、単価はさほど気にしません。逆に、自分の理念と関係が薄いジャンルの依頼をいただいたときは、希望単価を少し高めに設定しています。

基準②コミュニケーションがとりやすい

2つ目の基準は、コミュニケーションがとりやすいことです。先ほど言ったとおり、クライアントの数を絞ると、相手とやり取りする時間が増えます。

そのため、コミュニケーションの相性のよさはかなり重要です。
私の場合、返事が1週間以上こない相手や、やり取りが事務的な相手にコミットするのは難しいと考えました。

だから今は、連絡スピードが比較的はやく、定期的にミーティングの時間を設けてくださるクライアントと取引をしています。
コミュニケーションはどの案件にも共通するので、ストレスなくできる相手かどうかは非常に大切な基準です。

基準③マーケティングに携われる

3つ目の基準は、マーケティングに携われることです。
ライティングだけでなくマーケティングに携わると、商品の販売戦略や集客導線を提案して新しい仕事を巻き取れます。

たとえば、集客力が弱いのならSEO記事に加えてInstagramの運用代行を提案し、新規依頼をいただくこともできるでしょう。
取引するクライアントを絞っても、巻き取る仕事を増やせば収入は減りません。

マーケティングに携わるには、まずはクライアントと顔を合わせてミーティングすることをおすすめします。そのなかで、現状の課題や今後の展望をヒアリングできれば、新しい仕事につながる糸口をつかめるかもしれません。

クライアントの数が多いければいいとは限らない

Webライターは仕事の性質上、収入が上下しやすいので、複数の相手と取引することがリスクヘッジになります。ただ、数が多ければ安定するとは限りません。

取引する相手が多ければ、それだけコミュニケーションツールやレギュレーションのパターンが増えて負担にもなります。
それに、相手とじっくりやり取りできないので、関係を深めることは難しいでしょう。

思い切って2~3社に絞ったほうが、仕事量が安定して収入が上がることもありますよ。参考にしていただければ幸いです。

さいごに

Webライターラボは「稼ぎ続けるWebライターになろう」をコンセプトにしたオンラインコミュニティです!

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筆者:ゆらり(@yurarigurashi
監修:中村昌弘(@frelance_naka)

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