結論から言うと、Webライターとして稼ぐために単価交渉は必要であり、成功させるためにはタイミングとコツが大切です。
【単価交渉が成功しやすいタイミング】
- 信頼関係が築けているとき
- 追加で作業を依頼されたとき
【単価交渉を成功させるコツ】
- 理由を添えて率直に伝える
- 謙虚な姿勢を忘れない
- 提供できるメリットを伝える
- 希望単価は具体的に提示する
本記事を読めば、単価交渉の成功率がアップすると思います◎
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
Webライターの単価交渉が成功しやすいタイミング
単価交渉が成功しやすいタイミングは、以下の2つです。
- 信頼関係が築けているとき
- 作業を巻き取れそうなとき
信頼関係が築けているとき
1つ目のタイミングは、クライアントとの信頼関係が築けているときです。
クライアントは、安心してやり取りできる「信頼できるライター」が、自分から離れてしまうのは避けたいと考えているからです。
信頼関係が築けているかどうかは、以下を目安にしてみてください。
- 継続依頼をいただいている
- 記事の質を褒めてもらえる
- 感謝の言葉をかけてもらえる など
このように信頼関係があると感じたときは、単価交渉のチャンスと言えるでしょう。
作業を巻き取れそうなとき
2つ目のタイミングは、追加の作業を巻き取れそうなときです。たとえば、記事の執筆だけでなく構成の作成やWordPressの入稿、画像選定などが挙げられます。
当然、作業量が多くなれば案件にかかる時間は増えるので、その分の単価をいただくのはビジネスとして普通のことです。
ただ注意点として、従来より大幅な単価アップを希望すると失敗する可能性があります。
クライアントから追加の作業を依頼されたときや、巻き取れる作業があるときは単価交渉の絶好のタイミングです。
信頼されるには、まず文章力が必須です!
SEOライティングの基礎を学びたい人はぜひこちらをチェックしてください!
Webライターが単価交渉を成功させるコツ
Webライターが単価交渉を成功させるには、以下の4つのコツを押さえることが大切です。
- 理由を添えて率直に伝える
- 謙虚な姿勢を忘れない
- 提供できるメリットを伝える
- 希望単価は具体的に提示する
これらのコツを含めた例文はのちほど紹介します!
理由を添えて率直に伝える
1つ目のコツは、理由を添えて「単価を上げてほしい」と率直に伝えることです。
最初は言い出しにくいかもしれませんが、遠回しに交渉せずに結論から伝えることを意識しましょう。
遠回しに交渉すると「結局何を言いたいのだろうか……」とクライアントが困惑するかもしれないからです。
また、以下のような単価を上げてほしい理由も添えましょう。
- 現在の単価では継続してお受けするのは難しい
- 特定の案件に注力してスキルアップしたい
- たくさんの依頼をいただき手一杯になってきた
このようにクライアントに納得してもらえる理由があると、単価交渉が成功する確率が高まります。
謙虚な姿勢を忘れない
2つ目のコツは、謙虚な姿勢を忘れないこと。
間違っても上から目線の交渉はしてはいけません。
たとえば「文字単価を3円に上げてくれないと、今後は一切依頼を受けられません」などと伝えるのはNG。
単価交渉を成功させるためには、いつも依頼してくれていることに感謝を述べたうえで、ていねいな言葉遣いで要望を伝えましょう。
提供できるメリットを伝える
3つ目のコツは、単価交渉の際にクライアントに提供できるメリットを一緒に伝えることです。
- 月〇〇本まで納品できます
- 納品ペースを早められます
- 構成の作成や入稿もお引き受けします
以上のような提案をしてみましょう。
クライアントに単価を上げるメリットが伝われば、単価交渉は成功しやすくなります。
希望単価は具体的に提示する
4つ目のコツは、希望単価を具体的に提示することです。
「単価を上げてください」と交渉するだけでなく「1円から1.5円に上げてください」と具体的に伝えるのがよいでしょう。
あいまいに伝えると文字単価0.1円アップなど、あまり満足できない結果になるかもしれません。
ただし、大幅アップの提案は通りにくいため、文字単価なら現状+0.5円前後を提示すると交渉の成功率が上がります。
Webライターが単価交渉をするときの例文
前章でお伝えしたコツを踏まえて、単価交渉する際にクライアントへ送る例文を紹介します。
”〇〇様
いつもお世話になっております。
今月も継続してお仕事のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
突然のお話で申し訳ございませんが、一点ご相談があります。
〇月の依頼から単価を1文字〇円に上げていただくことは可能でしょうか。
私としても〇〇様と継続してお仕事したいと考えておりますが、現在の文字単価では継続してお受けすることは難しいため、単価を上げていただきたいと存じます。
もし単価を上げていただければ、優先的に本案件を執筆できますので、月に〇〇本の納品が可能です。
誠に勝手なお願いで恐縮ですが、ご検討いただけると幸いです。”
まずは日頃の感謝の気持ちを伝え、単価を上げてほしい理由や提供できるメリットを伝えます。
読んだ相手が不快な思いをしないかを確認したうえで、メッセージを送りましょう。
文章力に自信がない人は、ぼくの無料メルマガをチェックしてみてください!
「文章力を上げる」をテーマに配信しています。
Webライターが単価交渉するときの注意点
Webライターが単価交渉するときは、以下の注意点を意識しましょう。
- 交渉する前に仕事の姿勢を振り返る
- クライアントの事情で失敗するケースもある
- 単価交渉が失敗しても気にしすぎない
ひとつずつ詳しく紹介するので、単価交渉に不安を感じている方はチェックしてみてください!
交渉する前に仕事の姿勢を振り返る
単価交渉する前は、一度仕事の姿勢を振り返ってみることが大切です。
「納期が遅れることが多い」など、信用できない仕事ぶりでは、単価交渉はうまくいきません。
単価交渉に失敗すると仕事を失う可能性があるため、まずは自分が信頼されているライターかどうかを客観的に判断しましょう。
たとえば、以下の項目はできて当たり前のことです。
- レギュレーションや納期は守れているか
- 同じミスを繰り返していないか
- 誤字脱字をしていないか
クライアントの事情で失敗するケースもある
どんなにスキルの高いライターでも、クライアントの事情で単価交渉が失敗するケースはあります。
たとえば「クライアントの予算が少ない」「担当者に単価を上げる権限がない」などの理由で断られることも。
基本的にクライアントは「なるべく予算を抑えたい」と考えています。断られることも念頭に置いたうえで希望を伝えましょう。
単価交渉が失敗しても気にしすぎない
万が一単価交渉に失敗しても、気にしすぎたり落ち込んだりする必要はありません。
仕事ぶりを評価されていても、予算などクライアントの事情で断られることはよくあるからです。
もし、失敗を恐れて単価交渉をしないまま低単価で仕事をし続けると、稼げずに疲弊する可能性があります。
まとめ:単価交渉はタイミングとコツを押さえよう!
単価交渉を成功させるためには、クライアントとの信頼関係が築けているかどうかがキーポイントです。
そのため、単価交渉をする前には、自分の仕事の姿勢やクライアントへの貢献度をしっかり振り返りましょう。
ただし、仕事ぶりを評価されていても、クライアントの事情で断られることもあるため、交渉が失敗しても気にしすぎなくてOK。
ぼくが配信している無料メルマガでは、文章力を上げる方法ついて解説しています。
「クライアントから評価されるライターになって単価を上げたい!」という方は、ぜひ購読してみてくださいね。
筆者:えな(@hanaena_0116)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)