結論から言います!
調査データによると、Webライターの平均年収は以下の通りです。
- フリーランスのWebライター:300万円前後
- 副業Webライター:60万円前後
専業Webライターのなかで一番割合が多いゾーンは、年収200~400万未満です。
ただ、上記はあくまでも目安であり、どのくらい稼げるかは本人次第。スキルや実績を積んで努力すれば、それ以上の金額も見込めます。
Webライターが年収を上げる方法は以下の通りです。
【Webライターが年収を上げる方法】
- 当たり前のことをこなす
- 仕事を完ぺきにこなす
- スキルを磨く
- 付加価値を持つ
- 公開できる実績を積む
- 単価の高い案件に挑戦する
- Webライター用のSNSを運用する
- 仕事の幅を広げる
- 飛びこむ勇気を持つ
本記事を読めば、「Webライターの年収の詳細」と「目標の年収を達成するために取り組むべきこと」が見えてくると思います◎
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
Webライターの平均年収は?
まずは、Webライターの平均年収を見ていきましょう。
フリーランス(専業)・副業・正社員の3つの働き方にわけて紹介します。
フリーランスWebライター(専業)
フリーランスWebライターの年収に関する公的な資料はありませんでした。しかし、平均年収は300万円前後が多いと言われています。
フリーランス協会が実施した調査「フリーランス白書2023」によると、Webライターを含むフリーランスの平均年収は以下の通りです。
・200万円未満 19.5%
・200~400万円未満 27.9%
・400~600万円未満 20.9%
・600~800万円未満 11.3%
・800~1,000万円未満 8.9%
・1,000万円以上 10.0%
参考:フリーランス白書2023
最も割合が大きいのは「200~400万円未満」の27.9%。
年収の幅が広い理由は、子育てや介護により作業時間が少ない人や、収入を扶養の範囲内におさめたい人なども含まれるからです。
フリーランス白書の調査では、年収400万円未満の人が約半数を占め、それ以上稼いでいる人はごく少数のように見えます。
しかし、実績やスキルを積み重ねれば400万円以上も十分に目指せるでしょう。
元も子もないようですが、どのくらい稼げるかは本人次第であり、平均年収はあくまでも目安にしかなりません。
逆に言うと、頑張れば稼げる世界とも言えるでしょう。
副業Webライター
副業Webライターの年収に関する公的な資料はありませんでしたが、年収はおおよそ60万円前後が多いとされています。
ちなみに月収に換算すると5万円。
Job総研の「2022年 副業・兼業に関する実態調査」によると、副業・兼業のみの年収は平均192.6万円、中央値100万円です。
ただし、こちらの数値はWebライター以外の副業も含みます。
副業ライターの場合、年収を上げるためには時間を捻出することが大切です。
たとえば、出勤時の電車の中でもスマホを使って作業するなど、スキマ時間を活用しましょう。
正社員Webライター
Webメディアの運営代行やマーケティングを支援する企業などに、正社員Webライターとして勤める働き方もあります。
求人ボックスが行った調査結果によると、正社員Webライターの平均年収は442万円です。
参考:求人ボックス
正社員はフリーランスと違って固定収入を得られるのが大きなメリットです。
安定的な収入が欲しい人にはおすすめの働き方と言えるでしょう。
Webライターが年収を上げる方法
Webライターは、スキルや実績、行動次第で年収を上げられます。
Webライターが年収を上げる具体的な方法は以下の通りです。
- 当たり前のことをこなす
- 仕事を完ぺきにこなす
- スキルを磨く
- 付加価値を持つ
- 公開できる実績を積む
- 単価の高い案件に挑戦する
- Webライター用のSNSを運用する
- 仕事の幅を広げる
- 飛びこむ勇気を持つ
稼げずに悩んでいる方や、これからWebライターを始める方もぜひ参考にしてくださいね。
当たり前のことをこなす
まずは、当たり前のことをこなしましょう。
たとえば、以下の項目はWebライターとして「できて当たり前」のことです。
- 連絡を返す
- レギュレーション(執筆時のルール)を守る
- 納期までに原稿を提出する
- 誤字脱字をしない
- 同じミスをしない
これらを守るだけでも、クライアントから高く評価してもらえる場合があります。
ライターのなかには、当たり前のことができていない人も意外と多くいるからです。
仕事を完ぺきにこなす
仕事を完ぺきにこなせると、継続案件や新しい案件の依頼につながり、年収アップが期待できます。
たとえば入念にリサーチしたり、何度も推敲して読みやすい文章に書き換えたりすれば記事のクオリティが上がり、クライアントからは高く評価されます。
裏を返すと、仕事の手を抜くとクライアントにはすぐ伝わるので要注意。
文字数を無理やり増やした原稿や、十分なリサーチをしていない原稿はすべてバレます。
スキルを磨く
ライティングスキルを磨くことも、年収を上げるためには欠かせません。
スキルの高いライターは、クライアントから案件を依頼してもらいやすいからです。
たとえば以下のスキルが該当します。
- 読みやすい文章を書ける
- わかりやすい言葉を使える
- SEOの基礎を知っている
- 論理的な構成を練られる
どんなに忙しくても、なるべくスキルを磨く時間を確保して、他のライターと差をつけましょう!
「ライティングスキルを上げたい!」と考えている方は、ぼくが配信している無料メルマガをチェックしてくださいね。
付加価値を持つ
より単価の高い案件をゲットしたいときは、ライターとしての付加価値を持つのがおすすめです。
たとえば、インタビューライターや特定のジャンルに詳しい「特化型ライター」は、年収が高い傾向があります。
ライティングスキルとは別に、特別なスキルや知識が求められる仕事だからです。
インタビューライターには、インタビュイー(インタビューされる側)の魅力を引き出すヒアリング力や質問力も必要。特化型ライターには、特化するジャンルへの深い知見が求められます。
年収が伸び悩んだときは、スキルや知識などの付加価値を武器にして、他のライターとの差別化を図ってみましょう。
公開できる実績を積む
案件に応募するときや営業をかけるときは、クライアントに実績を提示する必要があります。
そのため、いくらスキルや付加価値を持っていても、証明する実績がなければ案件をゲットするのは難しいでしょう。
案件の受注率を上げるためには、公開できる記事や記名記事(自分の名前が書いてある記事)を積極的に増やすのがおすすめ。
また、自分で開設したブログに記事を書いて実績にする方法もあります。
単価の高い案件に挑戦する
年収アップのためには、単価の高い案件へ挑戦することも大切です。
たとえば、クラウドソーシングを使ってある程度経験を積んだら、直営業に切り替えるのがおすすめ。
Twitterで「#ライター募集」と検索をかけて応募したり、メディアサイトを運営する企業に直接営業したりしましょう。
企業と直接契約すればクラウドソーシングのように手数料がかからないので、単価が大幅に跳ね上がる可能性があります。
Webライター用のSNSを運用する
Webライター用のSNSを運用することも、年収アップの手段のひとつ。
SNS経由で案件を獲得するパターンは主に2つあります。
- SNS上で募集されている案件に自ら応募する
- 自分のアカウントや投稿を見たクライアントからオファーがくる
ただし、仕事につなげるためには、クライアントから信頼されるアカウント作りが大切です。
たとえば「SNSのプロフィールに実績を公開する」「マイナスな印象をもたれる投稿をしない」など、意識して運用する必要があります。
クライアントの悪口や上から目線に感じるツイートはやめましょう!
仕事の幅を広げる
Webライターは仕事の幅を広げることで年収がアップするケースもあります。
ライターの仕事はSEO記事の執筆が大半ですが、以下のような案件も存在します。
- ディレクション
- インタビュー記事の執筆
- 電子書籍の編集
- SNSやメルマガの運用代行
これらの仕事は複数のスキルが必要なため、経験を積んで勉強しないとできるようになりません。
ただ、高単価で発注してもらいやすいため、興味がある案件にはどんどんトライしてみましょう。
飛びこむ勇気を持つ
Webライターとして稼ぐためには、飛びこむ勇気を持ちましょう。
未経験の仕事や高単価な案件に挑戦できるかどうかが、年収を左右するポイントだからです。
「提案して断られたらどうしよう」「報酬の未払いリスクを考えると直営業できない……」と、新しい案件に営業できない人はたくさんいます。
しかし、行動に移さず待っているだけでは、高単価な案件がくることはないでしょう。
飛びこむ勇気を持って行動しなければ、年収は上がりません。
少しでもできそうと感じるなら、その案件に飛びこんでみましょう!
目指す年収別に取り入れたいこと
Webライターが年収を上げていくためには、単価の高い案件や新しい仕事に挑戦しなければいけません。
年収200~400万円
年収200~400万円を目指す場合、月収20~30万円を安定的に稼ぐ必要があります。
実際にシミュレーションしてみましょう。
【月に20日稼働できる専業ライターの場合】
- 目標は年収240万円(月20万)
- 現在の文字単価は1円
- 20万円÷文字単価1円=月20万文字の執筆が必要
- 20万文字÷20日の稼働=10,000文字/日
目標金額から逆算すると、1日あたり10,000字の執筆を20日続ければ月20万円を達成できます。
ただ、毎日10,000文字を書くのは現実的ではありません。つまり、年収200~400万円を達成するためには、文字単価を上げるフェーズが必要不可欠。
仮に文字単価が2円になると、シミュレーションは以下の通りです。
- 20万円÷文字単価2円=月10万文字の執筆が必要
- 10万文字÷20日の稼働=5,000文字/日
文字単価2円の案件なら、1日5,000文字以上執筆すれば月収20万円を超えられます。
育児が忙しいなど時間が限られているなら、より一層案件の単価を意識することが大切です。
現状と目標から1日何文字書けばいいのかをシミュレーションして、単価がいくらあればいいのか考えてみましょう。
年収500~800万円
年収500~800万円を目指すなら、さらに単価の高い案件の獲得が必須です。
先ほどのシミュレーションの例を挙げてみましょう。
【月に20日稼働できる専業ライターの場合】
- 目標は年収500万円(月42万)
- 42万円÷稼働20日=1日あたり21,000円
- 1日あたりの執筆量は5,000字
- 21,000円÷5,000字=文字単価4.2円
上記は一例ですが、記事のライティングだけで年収500万を目指すなら文字単価4円は欲しいところです。
専門性の高いジャンルに特化すると、文字単価は上がりやすくなります。
その他にもディレクターに挑戦したり、ライターチームを作って外注したりするなど、収入の仕組み化も検討しましょう。
年収1,000万円
年収1,000万ライターになるためには、実績にこだわることが大切です。
たとえば、大手メディアの記名記事や著名人のコンテンツ作成など、誰が見てもわかりやすい強い実績をつくるのがおすすめ。
また「金融系Webライター」「Kindle編集者」など、他のライターとの差別化を意識したポジションの確立にも目を向けましょう。
自分の専門性や差別化ポイントをアピールできれば、たくさんのライターのなかから頭ひとつ抜けた存在になります。
あわせて、収益性の高い商品を持つことも、年収1,000万円を目指すには欠かせません。
具体的には、オンラインスクールやサロン、ライター向けの講座、コンサルティングなど。
いずれにしろ、Webライターとして稼ぐならスキルが必要。
初心者Webライターが学ぶべきスキルを詰め込んだ『WritingBegin』という教材を無料でリリースしているので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ:Webライターの年収は自分次第で上げられる!
Webライターの年収は自分のスキルや実績、行動力次第で上げられます。
初心者のうちは、まずは当たり前のことをこなしつつ、依頼された仕事を完ぺきに仕上げましょう。
同時にスキルを磨いたり公開できる実績を積んだりして、単価の高い案件に応募していくことがおすすめです。
飛びこむ勇気を持って直営業にチャレンジすれば、年収アップを目指せます。
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「Webライターの年収を上げたい!」と思った方はぜひ購読してみてくださいね。
筆者:えな(@hanaena_0116)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)