◆はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは、運営統括の “大江かこ” さんの連載コラムです。
「もう〇〇歳だから」と考えるのはもったいない
先日、大学時代の同級生と食事をしたときのこと。
私がフリーランスとして働いていることを話すと「すごいね!でも私は今から仕事を変えるのは無理だな。もうアラフィフだから」と言っていて、もったいないなと感じました。
年齢を理由に、自分の可能性を否定しているように感じたからです。
私は43歳からWebライターを始めて、今年でフリーランス4年目。だからこそ「年齢は関係ない」と思っています。
さらに私の周りで「輝いているな」と感じる人は、年齢に関係なく挑戦し、仕事を楽しんでいる人。そのような人たちに囲まれていると、自分も前向きに働き続けたいと思えます。
レジェンドスケーターがパリ五輪で輝いた! 51歳の挑戦
「挑戦しながら楽しんでいる人が輝いている」と再認識したのは、パリオリンピックのスケートボード・パーク(※1)という競技をテレビで見ていたとき。51歳のスケーターが出場していて驚きました。
スケートボードの選手は10代~20代の選手が多く、体力的にも技術的にも、50代まで競技を続けるのは大変だと感じました。
※1
複雑な形状の斜面や障害物を配置したすり鉢状のコースを、選手がスケートボードに乗って滑走する競技
この競技は、技の難易度やコース取りの意外性などを審査し、総合得点で順位が決まります。2021年の東京オリンピックから五輪の種目に採用されました。
51歳で五輪出場を果たしたアンドルー・マクドナルド選手は、12歳で競技を始め、1994年にプロへ転向。
世界最大のアクションスポーツの国際競技会である「X Games(エックスゲームズ)」では23度も表彰台に立っている実力者です。
2024年6月に開催されたオリンピック予選で15位に入り、念願だった五輪出場を決めます。
目標にしていた舞台で、アンドルー・マクドナルド選手は躍動していました。
10代、20代の選手がやるような高さのある技はありませんが、オリンピックのために準備した技を次々に成功させます。
私は彼の滑りから目が離せなくなっていました。滑ることを心から楽しんでいる様子が伝わり、笑顔が輝いていたからです。
楽しみながら挑戦する人は、人を惹きつける
解説者はアンドルー・マクドナルド選手について「彼は51歳になった今も、新しい技を開発し続けている」と話していました。
スケートボードに限らず、採点競技を見ていると、解説者から「unexpected(予想外)」という言葉をよく聞きます。審判も観客も新しいものを求めているので、毎回同じ技ばかりでは、評価は上がりません。
そのため新しい要素を取り入れながら、演技内容をブラッシュアップしていく必要があるのです。
つまり選手たちには、常に挑戦し続ける姿勢が求められます。だから「もう〇〇歳だから」と言っている場合ではないのです。
この日、競技会場にいる全員が、51歳の挑戦を見守っていたと思います。
アンドルー・マクドナルド選手の体がコースの斜面から飛び上がって空中を舞う度に、会場は大きな歓声と拍手に包まれました。
結果は予選18位。決勝戦には進めなかったものの、観客や若い選手たちから、惜しみない拍手が送られました。
この日、金メダルに輝いたのは、オリンピック連覇を達成したオーストラリアのキーガン・パーマー選手(21歳)。もちろん、スピードも技も素晴らしかったです。
でもアンドルー・マクドナルド選手は別の輝き方で、観客や若い選手の心を惹きつけました。
それは彼がスケートボードを楽しみ、挑戦し続けているからだと思います。
スポーツも仕事も年齢は関係にない
試合を終えたアンドルー・マクドナルド選手は「年齢に関係なく、スケートボードが楽しいということを伝えたかった」と語っています。
私はこの言葉を聞いて「仕事もスポーツも年齢に関係なく、様々な世代が同じ環境で取り組めるものだ」と感じました。
だから仕事においても「もう〇〇歳だから」と言うのはもったいないです。私は今48歳ですが、エッセイ講座の受講など、今もライティングを向上させるための勉強を続けています。
楽しみながら挑戦し続けることで、自分自身も年齢を意識しなくなり、周りの人も年齢に関係なく接してくれるようになるでしょう。
人生100年時代と言われている今、何歳になっても「輝いているね」と言われる人でいたいです。
◆さいごに
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筆者:大江かこ(@kakoworks1)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)