夢は何歳でも叶う 行動力と継続力で実現しよう

はじめに

Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。

今回紹介するのは、コミュニティマネージャーの ”大江かこ” さんの連載コラムです。

1．夢は何歳でも叶えられる

こんにちは！　Webライターラボのコミュニティマネージャーをしている大江かこです。

まずは簡単に自己紹介をします！

ライターであれば「書きたいジャンルや憧れのメディアがある」という人もいると思います。

でも「大手企業のメディアだから無理だろう……」と考えて、挑戦を諦めている人もいるのではないでしょうか。

このような考え方は、正直もったいないなと思います。夢を諦めたら叶う確率はゼロ、諦めなければゼロ以上の可能性が残るからです。

私の父は62歳でパン屋へ再就職し、夢を叶えました。
身近に夢を叶えた人がいるので、余計に「夢を諦めて欲しくないな」と感じてしまいます。

父は長年、自動車部品を扱う会社で、開発、設計、品質保証に携わってきました。パン屋とは畑違いの職種です。

それでも「パンが好き」「パンを作ってみたい」という気持ちだけで職業安定所に通い詰め、念願のパン職人としてデビューしました。

以前のコラムでもお話しした通り、私には夢がありません。それでも、43歳からWebライターに挑戦できたのは、父の挑戦を間近で見ていたからだと思っています。

2．パン屋に再就職して夢を叶えた父

私の父は新卒で入社した企業で定年まで勤務。
開発、設計、品質保証と幅広く経験していたため、役職定年を迎えた60歳からは海外の子会社へ出向し、若手の指導にあたっていました。

アメリカ、中国、韓国など様々な国で単身赴任をしていた父が、突然「会社を辞める」と言いだしたのは、62歳のとき。

突然「パン屋に再就職したい」と言いだしたのです。

父が「パン作りの技術を学びたい」と思ったのは、フランスに出張したとき、色々なパン屋を食べ歩いたのがキッカケでした。

突然の退職宣言には驚かされましたが、今まで家族のために頑張ってきた父の夢を家族全員で応援することに。

長年勤めた会社からは引き止められたものの、父の決意は固くそのまま退職。職業安定所に通う日々が始まります。

父は携帯電話を持たず、パソコンも得意ではないため、週3の頻度で職業安定所へ通っていました。そこでパン屋の求人を見つけては即応募。

しかし高齢でパン作りもやったことがないため、不採用の日々が続きます。

職員から「経験を活かして製造業に応募してはどうか？」と勧められても「パン屋に勤めたいです！　やる気と元気だけはあります！」とアピールしていました。

すると半年ほどで、アルバイトとしてパン屋に再就職が決まったのです。念願のパン屋で働き出した父は、生き生きとしていました。

店では年下のスタッフにパンの成形を教わり、自宅ではタオルをパンの生地に見立てて復習。

基礎を覚えた後は、アルバイトでありながらパンにのせる具材の組み合わせを店長に提案するなど、積極的に店に関わります。

当時のことについて、父はこのように話していました。
「自動車部品の開発とパン作りには共通点があるんだよ。どちらも新しいものを生み出す仕事なんだ」

父は夢を実現させるため、今までの経験を全て使ってパン作りに取り組んでいたのです。「今の仕事も夢も地続きなんだ」そう強く感じる一言でした。

3．夢を叶えるためには行動力と継続力が大事

50代の頃から「パン作りの技術を学びたい」という夢を持っていた父は、あえて口には出さず、タイミングを見計らっていたのでしょう。

会社員時代は目の前にある仕事に本気で取り組みながら、夢を持ち続けていたのです。
だからこそ、退職というタイミングがきたとき、すぐに行動できたのだと思います。

私が父の経験から学んだのは以下の2つ。

父の場合、パン屋に再就職することは夢の入り口に立っただけにすぎません。

パン屋に再就職できたことで満足せず、前向きに取り組んだことで、パン屋を退職した後も「夢を叶えた」「やりきった」という満足感を得られたのだと思います。

もしやりたいことや夢を諦めかけている人がいたら、ぜひ未来まで持ち続けてください。

今の仕事を一生懸命やった先に、夢を叶えられるタイミングが訪れるかもしれませんよ。

私がWebライターに挑戦できたのも「夢は何歳でも叶えられるよ」というメッセージを父から受け取っていたからだと思います。

夢を持っている人の参考になれば嬉しいです！

さいごに

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