結論から言います。
- アフィリエイトを活用したり、自社商品を売ったりしたいのならブログ
- コンテンツの創作を楽しみつつ、プラスαで収入を得たいのならnote
ただ、いずれにしても、商品を売るのに必要なマーケティングやライティングなどのスキルを磨かないと、売り上げを伸ばすのは難しいでしょう。
今回の記事では、noteとブログの違いや、それぞれの収益化方法について紹介します。
noteとブログ、どっちが稼げる? 特徴を比較してみた!
まずはnoteとブログの違いについて見てみましょう。
- noteは、コンテンツの創作を楽しむ場。note株式会社が運営している
- ブログは、WordPressを使って自分で情報発信をできる場。運営会社はなく、自分で自由に決められる
それぞれ詳しく解説します。
noteとは
noteはnote株式会社が運営する、コンテンツを作成できるプラットフォームです。
特徴は、誰でも簡単に記事を書いてシェアできることと、シンプルな仕様であること。
ただ、誰でも記事を作れるからといって、稼げるとは限りません。noteの理念は「コンテンツの創作を楽しむ場」だからです。
公式サイトでは「クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォーム」と記載があります。
さらに、noteが大切にしているのは「創作を楽しみ、発表し続けること」であり、稼ぐことではない、と明記されています。
したがって、コンテンツ作りを楽しみたい人には向いていますが、稼ぐことが目的の場合はおすすめできません。
参考:
創作活動でもっとも大事なこと|note
はじめてのnoteガイド|note
ブログとは
ブログというと「Amebaブログ」や「はてなブログ」を思い浮かべる方もいるかもしれません。
ただ、「ブログで稼ぐ」という文脈だと「WordPressで開設したブログ」を指すことが多いので、今回はWordPressブログを想定して話を進めます。
WordPressとは、ブログやホームページなどを作るのに利用するシステムです。
noteのような運営会社はなく、自分でブログを運営するので、デザインも使い方も、すべて自由に決められます。
WordPressブログでは、アフィリエイトを使ったり、自分の商品を売ったりできるので、稼ぐことを目的にした利用者がたくさんいます。
商品を売ることが目的なら、ブログを始めるのがおすすめです。
WordPressでブログを開設する手順は、以下のページにまとめています。
noteとブログを比較した図
noteとブログの特徴をわかりやすくするために、違いを図にまとめました。
note | ブログ | 補足 | |
運営元 | note株式会社 | 自分 | noteは規約に違反すると凍結のリスクがある |
理念 | コンテンツの創作を楽しむ場 | 特になし(収益化目的で始める人が多い) | - |
利用者数 | 600万人 | 6,000~7,000万人/月 ※Googleの利用者数 | どちらも自分でアクセスを伸ばす努力が必要 |
運営費用 | 基本的に無料 | 月1,000円程のサーバー代がかかる | - |
デザイン | 固定されている | 自由にカスタマイズできる | - |
始めるハードル | すぐ始められる | WordPressのサイト開設が必要 | - |
集客方法 | ハッシュタグかSNS | SEOかSNS | - |
収益化の方法 | noteの収益化プランを使う | アフィリエイトを使うか、自社商品を販売する | - |
このように、使い方から運営費用、集客方法などさまざまな違いがあります。
ご自身が始めやすいもの、続けやすそうなものはどちらか比べてみてください。
noteで稼ぐ方法
noteで稼ぐ方法は、収益化プランを使うこと、もしくは記事内でアフィリエイトや自分の商品を売ることです。ひとつずつ見てみましょう。
noteの収益化プランを使う
note株式会社は「noteは稼ぐためのプラットフォームではない」と明示しているものの、収益化のプランや機能を用意しています。
収益化プランの例
- 有料記事:1記事100円など、単体で購入できる記事
- 定期購読マガジン:毎月500円など、サブスク制で限定記事が読めるマガジン
- 有料マガジン:1回1,000円など、買い切りで限定記事が読めるマガジン
- メンバーシップ:毎月500円などサブスク制で、限定記事の公開機能やコミュニティ機能を使える機能
- クリエイターサポート:記事のクリエイターに投げ銭を送れる機能
このような運営会社が用意しているプランを使えば、規約に抵触するリスクを抑えてnoteを収益化できます。
アフィリエイトや自分の商品を紹介する
noteで稼ぐもうひとつの方法は、アフィリエイトや自分の商品を紹介することです。
ひとつ注意したいのは、アフィリエイトサービスのなかで使えるのはAmazonアソシエイトのみということ。主要なサービスの「A8ネット」や「もしもアフィリエイト」のリンクは使えません。
もしくは、講座やコンサルなど自分の商品を売って収益化することも可能です。
ただし、先ほど紹介したように、noteにはメンバーシップや有料マガジンなどの収益化プログラムがあります。
利用規約にアフィリエイトや商品販売を禁止するような項目はないものの、「不適切な内容は削除する」と記載があるので注意が必要です。
基本的に、noteでアフィリエイトの紹介をすることや、自分の商品を販売することは推奨されていない、と念頭に置いておきましょう。
僕のメルマガでは、コンテンツ作りの基礎となる「文章力」を上げるヒントを無料で配信しています。
noteやブログを始める前に、ぜひ活用してみてください。
ブログで稼ぐ方法
ブログで稼ぐ方法は主に3つあります。noteのように決められたプランがないので、どの方法を使うかは運営者次第です。
- Googleアドセンスを貼る
- アフィリエイト商品を売る
- 自分の商品を売る
それぞれ見ていきましょう。
Googleアドセンスを貼る
1つ目は、Googleアドセンスを貼る方法です。
Googleアドセンスとは、読者が広告をクリックすると収益が発生する仕組みです。
Googleの審査に通過すれば、ブログ内にアドセンス広告を載せられます。
1クリックあたりの収益は公開されていませんが、平均20~30円と言われています。
アフィリエイト商品を売る
2つ目はアフィリエイト商品を売ることです。
アフィリエイトとは、「A8ネット」や「もしもアフィリエイト」などのサービスを使用して提携商品を紹介する仕組みのことです。読者が商品を購入すると収益が発生します。
アフィリエイトの紹介料は、一般的にサービス単価の1~10%程度です。
たとえば、アフィリエイトリンクを経由して1万円の商品がひとつ売れたら、100円~1,000円程度の収益が発生します。
自分の商品を売る
3つ目は自分の商品を売ることです。
たとえば「ブログを副業で頑張る人に向けたオンラインコミュニティ」のようなサービスをブログで案内して、読者が商品を購入すると収益が発生します。
商品の単価がそのまま売り上げになるので、Googleアドセンスやアフィリエイト商品に比べると、高い利益率が見込めます。
ただし、十分な実績や権威性、ユーザーからの信頼がなければ商品は売れないので、難易度は高いでしょう。
noteがおすすめの人
ここからは、noteとブログ、それぞれおすすめの人を解説します。
まず、noteがおすすめなのは以下の3つに当てはまる人です。
- 既存のプラットフォームを使いたい人
- 収益は少額でいいので創作を楽しみたい人
- クリエイター同士のつながりを持ちたい人
ひとつずつ見てみましょう。
既存のプラットフォームを使いたい人
noteは既存のプラットフォームを使いたい人におすすめです。
一方、noteはプラットフォームができあがっていて、デザインは固定されています。
そのため、手軽に既存のプラットフォームを使いたい人に向いています。
収益は少額でいいので創作を楽しみたい人
先述のとおり、noteは「コンテンツを作り続けること」や「発表して楽しむこと」を理念に掲げています。
言い換えると、「コンテンツを作って稼ぐ」を目的にしたプラットフォームではありません。
そのため、収益は少額でいいので創作を楽しみたい人に向いています。
クリエイター同士のつながりを持ちたい人
noteでは、自分と似た属性のユーザーをおすすめ表示する欄や、サークルを作ってメンバーと交流する機能があります。
ブログはそれぞれのサイトが独立しているので、他の人と交流することはほとんどありません。一方、noteは交流できる仕組みがあるので、クリエイター同士のつながりがほしい人におすすめです。
ブログがおすすめの人
ブログがおすすめなのは以下の2つに当てはまる人です。
- 自分でサイトを一から作りたい人
- アフィリエイトを使ったり、自分の商品を売ったりしたい人
それぞれ詳しく解説します。
自分でサイトを一から作りたい人
自分でサイトを一から作りたいのならブログがおすすめです。
noteは気軽に始められるものの、デザインが画一的なので「視覚的な自分らしさ」を出すのは難しいでしょう。
ブログはサーバーの契約や開設作業が必要ですが、自由にデザインをカスタマイズできて、自分好みのデザインに仕上げられます。
アフィリエイトを使ったり、自分の商品を売ったりしたい人
アフィリエイト商品や自分の商品を売りたい人には、ブログがおすすめです。
ブログなら第三者の制限を受けることなく、商品を紹介して収益を得られる可能性が上がります。
難易度は高いですが、ブログのPV数が増えてたくさんの人に読んでもらえれば、大きな収益も見込めるかもしれません。
noteやブログで稼ぐのならスキルを身につけよう
noteとブログ、どちらもメリットとデメリットがあり、目的や使いやすさによって向いている人は異なります。
理念や特性、始めやすさなどを考慮して、自分に合うものを見つけるのがいいでしょう。
ただ、どちらを始めるにしても、ライティングやマーケティングの基礎スキルを学ばなければ、稼げるようになりません。
僕のメルマガでは、コンテンツ作りの基礎となる「文章力」を上げるヒントを無料で配信しています。
noteやブログを始める前に、ぜひ活用してみてください。
ライター:ゆらり(@yurarigurashi)