結論を言うと、ブログは時代遅れとは言い切れませんが、数年前よりもブログで稼ぐハードルが高くなっているのは事実です。
ブログ全盛の時代と比較すると「時代遅れ」と言われるのも頷けます。
本記事では「ブログはもうやめとけ」と言われる理由や、これからブログを伸ばすために必要なことをご紹介します。
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
ブログが時代遅れと言われる7つの理由
ブログが時代遅れと言われる理由は主に以下の7つが挙げられます。
1:生成AIの台頭
2:検索媒体の多様化
3:ブログ記事に対する考え方の変化
4:Googleの評価基準の厳格化
5:法人と個人のWebメディアの差
6:インフルエンサーの影響
7:ブログで稼ぐ難易度の高さ
それぞれの内容を詳しく解説します。
1:生成AIの台頭
1つ目の理由は、生成AIの台頭です。
わずか数分で、膨大な量の文章を書けるChatGPTが台頭し、「ブログの執筆はAIがあれば十分。人間はもういらない」とまで言われるようになりました。
実際に、実業家である堀江貴文さんは、ChatGPTに99%内容を書かせた本「夢を叶える力」を出版しています。
こうした事例が出てきたことから、「ブログは人間が書くものではない。時代遅れ」と言われはじめています。
2:検索媒体の多様化
2つ目の理由は、検索媒体の多様化です。
一昔前は、情報収集といえばGoogle検索でしたが、今はその方法もさまざま。
X(旧Twitter)、InstagramなどのSNS検索に加えて、YouTube内で検索をして動画で情報を得る人も増えています。
このように、情報を得る手段が多様化したことから「ブログはもう読まれない。時代遅れ」と言われています。
3:ブログ記事に対する考え方の変化
3つ目の理由は、ブログ記事に対する考え方の変化です。
ネット検索では「Googleのアルゴリズムにマッチする記事」が、検索結果の上位に出る仕組みになっています。
そのため、必ずしも読者の悩みを解決する「いい記事」が上位に表示されるわけではありません。
たとえば「おすすめのサービスまとめ40選」など、情報がてんこ盛りな記事が上位に表示されることもあります。
しかし、読者のなかには「40個も紹介されても、逆にどれがいいのかわからない……」と思う人もいるでしょう。
また、検索結果の上位に出る記事のなかには「売上目的でアフィリエイト商品を訴求する記事」も多数含まれます。
つまり本当にその商品をおすすめしたいわけではなく、アフィリエイト報酬がほしいから紹介するということ。
こうした理由から「ブログ記事はもうあてにならない。時代遅れだ」と思う人もいるでしょう。
4:Googleの評価基準の厳格化
4つ目の理由は、Googleの評価基準の厳格化です。
数年前は、特定のキーワードをふんだんに盛り込んだ記事や、情報を詰め込んだ長文ブログが評価される傾向にありました。その中には質の低い記事があったことも事実です。
代表例は、DeNAが運営していたメディアで起こった「ウェルク事件」。医療の知見がないライターに信憑性のない記事を大量に書かせ、Googleのアルゴリズムをハックして売上を伸ばす……という仕組みでした。
このような、いわゆる「質の低いメディア」をなくすために、現在のGoogleはブログ記事の評価基準を厳しくしています。
特に、ブログ運営者の権威性や専門性、信憑性などが重要視されるようになりました。このことから、「個人ブログを伸ばすのは難しい。時代遅れ」と言われるようになったと考えられます。
5:法人と個人のWebメディアの差
5つ目の理由は、法人と個人のWebメディアに差があるからです。
法人と個人では、メディア運営にかけられる資金力が圧倒的に違います。プロによるSEO※のサイト設計、実力のあるライターの採用など、あらゆるところで質の違いが出てくるでしょう。
※SEO:検索エンジン最適化。Googleの検索結果に記事を上位表示するための施策のこと。
結果として、今のGoogleは、個人メディアより法人メディアを高く評価する傾向があります。
そのため、個人のブロガーのなかには「法人には勝てないから、もう時代遅れ」と考える人もいます。
6:インフルエンサーの影響
6つ目の理由は、インフルエンサーの影響があるからです。
多くの人に注目されるインフルエンサーのなかには、「ブログはオワコン」と言う人もいます。
なぜなら、インフルエンサーは新しいトレンドの波乗りを狙う人が多いからです。
実際に有名なブロガーのなかには、「ブログ市場はもう成熟したからオワコン。次はYouTubeに注力する」のように、別のことを始める人がたくさんいます。
影響力を持つインフルエンサーが他の市場に移る様子を見て、「ブログはもう終わり」と思う人も少なからずいるでしょう。
7:ブログで稼ぐ難易度の高さ
7つ目の理由は、ブログで稼ぐ難易度が高いからです。
実際に、アフィリエイトに関する調査データでは、「ブログの収益が0円の人は26%」という数字が出ています。
参考:アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2023|特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会
稼げない理由はさまざまですが、そもそも記事を書くのに時間がかかることや、SEOの勉強の大変さなどが主な原因でしょう。
このようなハードルの高さから、「もうブログで稼ぐのは時代遅れなのでは?」と考えてやめてしまう人も増えています。
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これからの時代にブログで生き残る方法
- AIにできない経験を積む
- 複数の媒体で発信する
- 個人ブログが勝てる戦略を考える
- 読者を満足させる記事を書く
このポイントを意識すれば、今からでもブログで成果を出せる可能性はあります。それぞれ見てみましょう。
AIにできない経験を積む
1つ目の方法は、AIにできない経験を積むことです。
生成AIが書く記事はいわゆる「体験談」ではありません。自分で経験したことにもとづく記事を書けば、AIに置き換えられにくくなります。
たとえば、AIに「おすすめのフライパン10選」という記事を書かせたら、おそらく公式サイトや競合記事の情報をかき集めただけの内容ができあがります。
一方、自分で10個のフライパンを使って比較した記事なら、使用感や料理の出来具合の違いなどを詳しく伝えることができるでしょう。
そういう経験にもとづいた内容のほうが、読者の満足度も高いはずです。
このように、自分の体験をもとに記事を書けば、AIがつくる記事に勝てる確率が上がります。
複数の媒体で発信する
2つ目の方法は、複数の媒体で発信することです。
情報の検索方法が増えるなか、SEOだけで集客するのには限界があります。
したがって、X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなど、他の媒体も活用しましょう。
ただ、すべての媒体で別の内容を発信すると大変なので、ブログで書いた内容をXで小出しに投稿したり、Instagramの投稿に変換したりして、コンテンツをうまく流用するのがおすすめです。
個人ブログが勝てる戦略を考える
3つ目の方法は、個人ブログが勝てる戦略を考えることです。
先ほど記載したように、今は個人のメディアよりも法人のメディアが評価されやすくなっています。個人ブログを運営するのなら、法人メディアと戦わないことも重要です。
個人が書くSEO記事では「ロングテールキーワード」と呼ばれる、3語以上のキーワードを狙うのがおすすめと言われています。
たとえば、「卵焼き フライパン」というキーワードを選んだら、法人メディアが競合になるとします。
この場合、「卵焼き フライパン くっつかない」というロングテールキーワードを選べば、法人メディアのライバルが減るかもしれません。
このように、ライバルに勝てるテーマ選びやキーワード選びが、個人のメディアにおいては重要です。
読者を満足させる記事を書く
4つ目の方法は、読者を満足させる記事を書くことです。
Googleはさまざまな基準から記事を評価しますが、もっとも重視しているのは「読者の満足度の高さ」です。
悩みに対する解決策を提示したり、経験にもとづいた具体的なステップを伝えたりすれば、その記事は自然と多くの人に読まれるようになります。そうすれば、ブログの成果も出やすくなるでしょう。
満足度を上げるためにどうすればいいかを考えて、丁寧に運営をすることも、ブログを伸ばしていくために重要です。
ブログは時代遅れと言われている中でも工夫を重ねれば成果は出る
ブログはさまざまな理由から時代遅れと言われています。
ブログ全盛の時代と比較すると「時代遅れ」と言われるのも頷けます。が、決してそうではありません。
自分なりの体験談を盛り込んだり、個人で勝てる戦略を練れば、読まれる可能性はあります。
ただ、「ブログを続けられる自信がない」「効率よく記事を書く方法が知りたい」という方もいると思います。そんなときは、文章を書く基本を勉強しましょう。
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ライター:ゆらり(@yurarigurashi)