結論から言います!
Webライターのポートフォリオに必要な項目は以下の通り。
- 経歴・自己紹介
- 実績
- クライアントからの評価
- 作業範囲
- 受注単価
- 問い合わせ先
また、ポートフォリオ作成のポイントは以下の3点です。
- 記事を実績として掲載していいか確認する
- 過去の経歴をWebライターとしてどう活かせるか意識する
- 完璧を求めすぎない
本記事を読めば、ポートフォリオの作成方法がわかり、受注率アップに繋がると思います◎
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
Webライターがポートフォリオを作るべき理由
Webライターがポートフォリオを作るべき理由は以下の2点です。
- 営業するときのアピールに使えるため
- クライアントに信頼してもらうため
ポートフォリオはWebライターにとって大切な営業ツールです。
営業するときのアピールに使えるため
1つ目の理由は、営業するときのアピールに使えるためです。
クライアントは、数多くのライターの中から依頼する人を決めなくてはいけません。その際、過去に執筆した記事やジャンル、これまでの経歴などがわかると採用の判断がしやすくなります。
「この人は文章力がある」「依頼したいジャンルの知見がありそう」など、ポートフォリオに記載した内容にクライアントが興味を持ってくれる可能性もありますよ。
クライアントに信頼してもらうため
2つ目の理由は、クライアントに信頼してもらうためです。
Webライターの私たちが「このクライアントは大丈夫かな?」と不安を感じるように、クライアントもライターに発注するときは不安です。
- 文章力やSEOの知識はあるかな?
- 期日までに納品してくれるかな?
- ちゃんとコミュニケーションが取れる人かな?
このような疑問を解決するためには、自分の実績や経歴、人柄などの情報を少しでも多く書きましょう。
全く情報がわからないAさんと、実績や経歴がわかるBさんなら、おそらくBさんを選ぶはずです。
また、ポートフォリオを作成していることで、Webライターとしてしっかり活動していることのアピールにもつながります。
ポートフォリオに入れたい6つの項目
ポートフォリオに入れたい項目は、以下の6つです。
- 経歴・自己紹介
- 実績
- クライアントからの評価
- 作業範囲
- 受注単価
- 問い合わせ先
各項目に関して、ひとつずつ解説します。
1.経歴・自己紹介
まずは、経歴と自己紹介を入れましょう。
その人の人柄や背景がわかると親近感がわきますし、クライアントも安心します。
過去の経歴や仕事内容などは可能な限り書いておきましょう。
副業などで個人を特定されたくない方は、働いている業界などのざっくりした情報でも大丈夫。
職業を記載すると、そのジャンルの知見を求めている方からオファーがくる可能性もあります。たとえば、金融機関に勤めていたり、投資経験があったりする場合、金融ジャンルの執筆依頼を受注する際にアピールできます。
自己紹介や経歴を記載して、自がどんな人なのかを伝えましょう。
2.実績
実績はWebライターとしての実力を示すために重要な項目。
実力がわからないライターに発注するのはクライアントにとって不安なので、過去に執筆した記事や受注件数などがわかるのが理想的です。
掲載できる実績を増やすことで、Webライターとしての経験と文章力をアピールできます。
案件受注時に「実績公開ができるか」は必ず確認し、なるべく記名記事や実績公開可能な記事を増やしていきましょう。
3.クライアントからの評価
クライアントからの評価も、実績をアピールするために大切なポイントです。
客観的な評価は経験値やスキルの証明になり、発注の際の参考になります。
たとえば、クラウドソーシングでの受注件数や高評価などのスクリーンショットを掲載するといいでしょう。
「高品質な記事だった」「やりとりがスムーズだった」などのレビューが多ければ「この人なら大丈夫そう」とクライアントに安心してもらえるはずです。
4.作業範囲
ポートフォリオには作業範囲も掲載するのがおすすめです。執筆や記事の構成作成など、できる作業の内容がわかると発注する際のイメージがしやすくなります。
たとえば、以下のような作業を記載するといいでしょう。
- 構成
- 執筆
- 画像の作成(Canvaを使用)
- WordPress入稿
このとき、使っているツールも併せて記載するのがポイント。作業内容によっては、同じツールを使用していないと作業が難しい場合もあります。
5.受注単価
受注単価も記載しておくといいでしょう。
「文字単価:2円〜」と単価を書けば、発注時のイメージがしやすいのでミスマッチを防げます。
このとき、受注単価はある程度強気の価格設定でも大丈夫。
ポートフォリオを見にきている時点で、相手はあなたに興味を持っている可能性があります。
普段は文字単価1円の案件に応募しているなら1.5円で提示するなど、価格設定も工夫してみてください。
6.問い合わせ先
最後に問い合わせ先を忘れずに掲載しましょう。クライアントが「発注したい」と思ったときに問い合わせ先がわからないと、せっかくの受注チャンスを逃してしまいます。
以下のポイントを意識して、問い合わせ先を記載しましょう。
- 問い合わせ先(TwitterのDM、Googleフォーム、メールアドレスなど)
- 何日以内に返信するのか
- 問い合わせの際に記載してほしいこと
企業などSNSのアカウントを開設していないクライアントもいるので、SNSのDM以外に連絡方法があると安心です。
また、返信日数とヒアリングしたいことも併せて明記すれば、問い合わせ後のコミュニケーションもスムーズに進みます。
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受注率を上げる!ポートフォリオ作成の3つのポイント
受注率の高いポートフォリオ作成には3つのポイントがあります。以下のポイントを参考に、ポートフォリオを強化しましょう。
記事を実績として掲載していいか確認する
1つ目のポイントは、記事を実績として掲載していいか確認することです。
記名記事や掲載可能な記事が多いほど、クライアントにも信頼してもらえるので、受注率も上がります。
そのため、仕事を受注する際には必ず「実績として提示していいか」を確認しましょう。
もちろん、無許可での掲載は絶対にしてはいけません。
許可がもらえなかった場合は、執筆したジャンルなど書ける範囲だけでも記載しておくのがおすすめです。
過去の経歴をWebライターとしてどう活かせるか意識する
2つ目は、過去の経歴をWebライターとしてどう活かせるか意識することです。
Webライターが執筆するジャンルは幅広いので、過去の知見が役に立つ場面はたくさんあります。
また、仕事で意識してきたことがライティングの助けになる場合もあります。
活かせる経歴の一例は、以下の通りです。
- 金融機関に勤めていた→金融ジャンルに詳しい
- 子育てしている→ベビー用品や子育てに詳しい
- 接客業の経験がある→相手目線で考えて執筆できる
ほかにもたくさんあるので「自分の経歴は役に立たない」と悲観せず、Webライターの仕事と繋げられないか考えてみましょう。
完璧を求めすぎない
3つ目は完璧を求めすぎないことです。
完璧を目指すあまり、いつまでもポートフォリオを用意できないと、案件受注のチャンスを逃してしまう可能性もあります。
ポートフォリオはいつでも修正できるので、とにかく書き切って公開することを優先しましょう。
なお、ポートフォリオも大事ですが、Webライターとして稼ぐためにはSEOの基礎や文章術も重要。
それらを体系的に学べる『WritingBegin』という教材を無料でリリースしたので、ぜひチェックしてみてください!
ポートフォリオ作成のQ&A
ポートフォリオを初めて作成する方は「どのツールを利用すればいいかな?」「実績がない!」などとお悩みではないでしょうか。
ここでは、ポートフォリオの作成に関する疑問にお答えします!
ポートフォリオはどのツールで作成する?
ポートフォリオ作成におすすめのツールは、WordPressです。
WordPressとは、多くのWebサイトで使用されている、ブログやホームページを作るツールのこと。
WebライターはWordPressへ記事を入稿することが多いので、ポートフォリオを通して操作方法を学ぶのがおすすめです。
また、WordPress以外ならnoteを利用するのもいいでしょう。noteはクリエイターに人気のプラットフォームです。
初心者の方にはWordPressの操作は難しく感じられることもあるので、代わりにnoteを使うのもひとつの手段です。
未経験でもポートフォリオを作った方がいい?
未経験でもポートフォリオを作成しましょう。
実績やクライアントからの評価がなくても、経歴や作業範囲は書けるはず。
先ほどもお伝えしたように、ポートフォリオは後から更新できるので、今から作成しても大丈夫です。
作成するときは、知見のあるジャンルや興味のあるジャンルについて記載しておくと発注者の目に留まる可能性も高くなります。
掲載できる実績がない場合はどうする?
掲載できる実績がない場合は、以下の2つの方法がおすすめです。
1つ目は、執筆経験があるジャンルだけでも記載しておくことです。
たとえば「不動産関連の記事:マンション売却について解説しました。」という情報を書けば、同ジャンルの記事を依頼したいクライアントに響く可能性があります。
2つ目は、ブログやサンプル記事を掲載することです。実績がないのなら、自分で作ってしまいましょう。
たとえば「Webライター 始め方」など、自分でも書けそうなキーワードを1つ設定して記事を執筆します。
このとき検索ボリュームはあまり気にせず、とにかく書きやすいジャンルで書いてみることが大切。
また、ブログは他者の編集が入らないので、自分の文章力をありのままに伝えられます。
実績がないときはジャンルだけでも記載すること、ブログを作ることの2つをやってみてください!
お手本にしたい!ポートフォリオの事例
ここでは、お手本にしたいポートフォリオの実例を3つご紹介します。
これからポートフォリオを作成する方はもちろん、ブラッシュアップしたい方も参考にしてください!
梅澤浩太郎さん
得意ジャンルや経歴などの説明がわかりやすいポートフォリオです。長すぎずスッキリまとまっており、読みやすい点も参考になります。
エリーさん
制作物やクライアントからの評価などのビジュアルが多く、わかりやすいポートフォリオです。
実績も数多く掲載されています。
エセン彩さん
noteで作成されたポートフォリオです。顔写真があるので親近感がわきます。
写真に抵抗がある方は、似顔絵を載せてみるのもおすすめです。
まとめ:ポートフォリオを作成して受注率を上げよう!
ポートフォリオはこれまでの実績を示すために大切なツールです。
今回ご紹介した項目やポイントを参考に、受注率を上げるポートフォリオを作成してみましょう。
まだ実績がない方は、ライティングを学びながらサンプル記事を作成してみてください。
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筆者:ななみ(@nanami_writing)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)