Webライティング初心者の方におすすめのテンプレートは以下の2つ。
- PREP法
- 新PASONAの法則
さらに、ライティングの際に意識したいポイントは以下の5つです。
- ペルソナを意識して執筆する
- 一文に要素を詰め込みすぎない
- 主語と述語を近づける
- 語尾の連続を避ける
- 箇条書きや表も活用する
本記事で紹介するテンプレートやポイントを活用すれば、今までよりも文章の執筆がしやすくなるはずです。ぜひ参考にしてください!
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊してましたが、今は月商150万円~200万円のライターになり法人化もしました!
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■プレジデントオンラインさま
・キックボクシング業界の記事
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・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
まずはこれだけ!Webライティングのテンプレート2選
初心者Webライターが覚えておきたいテンプレートは以下の2つ。
- PREP法
- 新PASONAの法則
ライティングの型は様々ありますが、たくさんあると初心者のうちは混乱してしまうことも。
まずは、2つのテンプレートを使いこなせるようになりましょう◎
PREP法
PREP法は文章の執筆に広く活用できるテンプレートです。
P:Point(結論) | 読者が知りたいこと(=結論)を最初に提示する。 |
R:Reason(理由) | 結論に対する根拠を説明する。 |
E:Example(具体例) | 具体例を補足して読者に納得してもらう。 |
P:Point(まとめ) | もう一度結論を書く。 |
PREP法は結論ファーストで説明でき、Web記事と相性のいいテンプレート。読者の疑問を先回りして解決できるので、最後まで文章を読んでもらいやすくなります。
仮に調べものをしていて結論がなかなか見つからないと、読者は「他のページを見てみよう」と思い離脱してしまう可能性があります。
結論ファーストを意識するためにも、初心者のうちは迷ったらPREP法を活用してみてください。
新PASONAの法則
2つ目に紹介する「新PASONA」の法則は、記事のリード文におすすめのテンプレートです。
P:Problem(問題) | 読者の悩みを明確にする |
A:Affinity(親近) | 悩みに共感し、読者に寄り添う |
S:Solution(解決) | 解決策を提示する |
O:Offer(提案) | 解決策を提示して商品やサービスをすすめる |
N:Narrow(絞込) | 読者の条件を絞り込む |
A:Action(行動) | 読者の背中を押して行動を促す |
リード文は読者が最初に読む部分なので、読み進めるか否かに直結する重要な部分。
とはいえ初心者の段階では難しいので、テンプレートを使って執筆するといいでしょう。
新PASONAの法則はセールスライティングのテンプレートなので本来はLPの執筆に使われますが、SEO記事のリード文にもおすすめです。
リード文の場合は「Offer(提案)」を省いて活用します。
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Webライティングにテンプレートを使う3つのメリット
Webライティングにテンプレートを使うメリットは以下の3つです。
- わかりやすく伝えられる
- 冗長表現が減る
- 執筆スピードが上がる
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
1.わかりやすく伝えられる
1つ目のメリットはわかりやすく伝えられることです。Web記事の読者は調べ物をしている方がほとんどなので、少しでもわかりづらいと離脱されてしまいます。
先ほど解説したPREP法は「結論・理由・具体例・結論」のシンプルな構成です。
このようなテンプレートを活用すれば、読者を悩ませることなく素早く悩みを解決できます。
2.冗長表現が減る
2つ目のメリットは冗長表現が減ることです。テンプレートは読者にとって必要な要素しかないため、無駄な表現を入れずにすみます。
たとえば、以下のような文章は冗長表現が多く、離脱されてしまう可能性があるでしょう。
このようにテンプレートを意識して書くと上記のような余計な情報が入らず、読者にとって本当に必要な情報のみを届けられます。
3.執筆スピードが上がる
3つ目のメリットは執筆スピードが上がること。テンプレートは流れが決まっているので、初心者でも迷わず書きやすい点がポイントです。
たとえばPREP法では「まずは結論、次は理由……」のように書くべきことが明確なので、手が止まってしまう回数も減ります。
Webライティングをするときに意識したい5つのポイント
Webライティングをするときに意識したいポイントは以下の5つ。
- ペルソナを意識して執筆する
- 一文に要素を詰め込みすぎない
- 主語と述語を近づける
- 語尾の連続を避ける
- 箇条書きや表も活用する
テンプレートと併せて意識すれば、文章がワンランクアップするはず。
今日から意識してみてください◎
1.ペルソナを意識して執筆する
1つ目のポイントはペルソナを意識して執筆することです。
文章は不特定多数のターゲットに向けるより「特定の誰か」にペルソナを絞った方が伝わりやすくなります。
たとえば「マンション購入 注意点」をテーマにする場合、以下のようにペルソナを考えます。
「マンション購入 注意点」のペルソナ
- 40代の男性
- 家族構成は妻と子供2人。長男が小学校に入学予定。
- 年収600万円
上記のようなペルソナを決めると「マンション購入を検討している人全般」をターゲットにするよりも執筆しやすく、記事もより読者に寄り添った内容になるはずです。
ペルソナを考える際のコツは、身近な人を思い浮かべること。
「あの人ならどんなことに悩みそうかな?」と考えるとより読者目線に近づきやすくなります。
2.一文に要素を詰め込みすぎない
2つ目のポイントは一文に要素を詰め込みすぎないようにすること。
ひとつの文に複数の要素を詰め込んでしまうと、わかりづらい文となり離脱される可能性が高まります。
なるべく「一文一義」を意識し、1文は60文字を目安に作成しましょう。
60文字はWordやGoogleドキュメントで1行半程度です。
とはいえ、最初の執筆段階から完璧な文章を書こうとすると手が止まってしまう可能性も。
3.主語と述語を近づける
3つ目のポイントは主語と述語を近づけることです。文中の主語と述語が遠いと、回りくどくて理解しづらくなってしまいます。
たとえば、以下の2つなら後者の方が読みやすいはず。
- マンションの価格は2023年から〇〇という理由で値上がりします。
- 2023年から〇〇という理由でマンションの価格は値上がりします。
2つの文章は同じ意味ですが、主語の「マンションの価格は」と述語の「値上がりします」が近くにある後者の文章の方が伝わりやすくなります。
執筆や推敲の際には主語と述語を意識し、必要に応じて順番を組み替えたり2文にわけたりしてみてください。
4.語尾の連続を避ける
4つ目のポイントは語尾の連続を避けることです。
同じ語尾を3回続けてしまうと、稚拙な印象になってしまいます。語尾は2連続までにし、バリエーションを増やすように工夫してみてください。
たとえば、「〜です。〜ます。」意外に以下のような語尾を活用するといいでしょう。
- 〜してください。
- 〜でしょう。
- 〜ますね。
- 体言止め
5.箇条書きや表も活用する
5つ目のポイントは箇条書きや表も活用することです。
わかりやすく伝えることが目的のWeb記事では、文章だけの説明よりも箇条書きや表を活用した方がわかりやすい場面もあります。
たとえば、以下のようなケースでは箇条書きや表の活用がおすすめ。
- 並列が3つ以上続く→箇条書きを活用する
- 手順を紹介したい→箇条書きを活用する
- 複数の項目を比較したい→表を作成する
特にスマホでは文字がびっしり並ぶと圧迫感があり、読みづらくなってしまいます。
箇条書きや表を活用して視認性と読みやすさに配慮しましょう。
まとめ:まずは2つのテンプレートを使いこなそう
今回はWebライティングに使える2つのテンプレートを紹介しました。
初心者のうちはあれこれ覚えようとせず、まずは2つのテンプレートを徹底的に使いこなしてみましょう。
後半に解説したポイントも意識すれば、わかりやすく伝わる文章が書けるはずです。
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筆者:ななみ(@nanami_writing)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)