確かにSEOライティングの案件は受注しにくくなっているのが現状ですが、Webライターはオワコンではありません。
クライアントから選ばれる戦略を実践することで、AI時代も活躍できるWebライターになれます。
本記事ではWebライターが「オワコン」といわれる具体的な理由や、活躍し続けるための戦略を紹介します。
ブログ運営者のプロフィール
【経歴】
時給300円ライターで疲弊していましたが、スキルを磨き営業しまくった結果、今は法人化もできました。
取材や書籍編集、SEOライティング、セールスライティング、サロン運営と幅広く活動中。
【実績】
■書籍
・ライターとして生きていく(KADOKAWA)
・Webライターフリーランス入門講座(ソーテック社)
■マンションプラス(長谷工)さま
・枡田絵理奈さまの取材記事
・佐久間宣行さまの取材記事
・ソニンさまの取材記事
・さらば青春の光 森田さまの取材記事
■ダイヤモンドチェーンストアさま
・ユニクロさまの取材記事
・ワールドさまの取材記事
・Sカレさまの取材記事
など、他多数
Webライターはオワコンじゃない! 活躍のチャンス多数
AIが台頭してもWebライターはオワコンではありません。
確かに、SEO記事だけを書いていたらオワコンになりやすいでしょう。
しかし、Webライターを「Web上のコンテンツをつくるライター」と捉えれば、活躍の場はいくらでも広げられます。
そもそもAIが回答を生成するときには、Web上にある情報を収集しているため、AIの情報源となるWeb記事は今後も必要です
最近では、AIに自社の商品やサービスをAIに紹介してもらうための「LLMO」という施策の重要性が高まっています。
AIに情報を参照してもらうためには、一時情報などを盛り込んだ質の高いWeb記事を作成するのが効果的です。
LLMO対策を強化するためにも、商品の特徴を説明するSEO記事やインタビュー記事、プレスリリースなどは引き続き求められます。
さらに、ライティングスキルを活かして商品やサービスを販売するための導線設計に携わることも可能です。
具体的には以下のような業務です。
- 公式LINEの設計
- メルマガの設計
- セミナー台本作成
ライティングを起点にできる仕事は幅広いので、今後もWebライターが活躍できる場面は多いでしょう。
Webライターが「オワコン」「やめとけ」といわれる理由は?
Webライターが「オワコン」や「やめとけ」といわれる理由は以下の通りです。
- AIが台頭してきたから
- SEO記事だけで稼ぎ続けるのが難しくなったから
- 未経験から案件を獲得しにくくなったから
AIが台頭してきたから
Webライターがオワコンといわれるようになった最大の要因は、AIの台頭です。
AIは、Web上の膨大な情報を瞬時に収集し、整理して文章にまとめる能力に長けています。
特に、Web上の情報を基に作成するSEO記事はAIと相性が良く、使用方法によっては記事作成の時間を大幅に短縮できます。
AIライティングが普及した結果、「Webライターの仕事はAIに奪われるのでは?」という懸念が広がって、Webライターがオワコンといわれるようになったのです。
SEO記事だけで稼ぎ続けるのが難しくなったから
AIの台頭によって、SEO記事だけで稼ぎ続けるのは厳しい状況になりました。
多くの企業がAIを導入し、構成案や文章のたたき台を作成するようになったため、SEOライティングの案件数は減っているのです。

以前は多くのライターに分散して発注されていた仕事も、AIの補助があれば少数の優秀なライターで対応できるようになりました。
現在は実力がある一部のライターに仕事が集中しており、SEO記事だけで安定して収入を得るのは難しい状態です。
未経験から案件を獲得しにくくなったから
未経験者がWebライターとして案件を獲得するハードルは、以前よりも高くなっています。
以前は、ライティング未経験の状態でも、比較的簡単に案件を受注できた時期がありました。
しかし、現在はAIを使用して記事を作成できるようになったため、クライアントは実力のあるライターを求めています。
未経験からWebライターを目指す場合は、スキル習得や案件獲得には時間がかかることを前提にして、じっくりと学習に取り組みましょう。
未経験からWebライターとして活躍するためには、まず文章の基礎を身に付けるのが重要です。
ぼくの公式LINEでは、AI時代を生き抜くライターが学ぶべき「ライティングの基礎」を配信しています。
公式LINEに登録後、「文章25」と送っていただくと「AI時代を生き抜くためのWebライティング基礎講座」の動画が自動返信されるので、ぜひご活用ください!
Webライターはコンテンツプロデューサーを目指すのがおすすめ
Webライターとして活躍するための一つの戦略として、「コンテンツプロデューサー」を目指すのがおすすめです。
コンテンツプロデューサーとは、Web上のあらゆるコンテンツを制作できるライターのことです。
コンテンツプロデューサーが活躍しやすい理由を詳しく解説していきます。
- AIを活用して多様なコンテンツをつくりやすい
- クライアントに貢献しやすい
理由1. AIを活用して多様なコンテンツをつくりやすい
AIを活用することで、多様なコンテンツを効率的につくれるため、コンテンツプロデューサーは活躍しやすいです。
メルマガや公式LINEのシナリオ作成、セミナーの台本制作などを一度に手がけられるので、クライアントにさまざまなアプローチを提案できます。
リサーチや構成案の作成などにAIを活用すれば、記事執筆にかかる時間を大幅に短縮できます。
もちろん、どれくらい効率化できるかは人によって異なりますが、削減した時間を使用すれば、より多くのコンテンツを手がけられるでしょう。
一人で多様なコンテンツを制作するライターと、さまざまな業務を効率化できるAIは相性が良いのです。
理由2. クライアントに貢献しやすい
コンテンツプロデューサーとして幅広いコンテンツを制作できると、クライアントに貢献しやすくなります。
クライアント側からすると、外注先はしぼった方が負担は少ないのです。
コンテンツプロデューサーに、SEO記事やメルマガ、SNS運用などさまざまな業務を巻き取ってもらえるとありがたいでしょう。
さらに、コンテンツプロデューサーに課題を一度伝えれば、解決のための提案をまとめてしてもらえるので、効率性も高いです。
逆に、SEO記事やメルマガ、SNS運用を別々の外注先に依頼すると、発注やコミュニケーションの手間が増えます。
コンテンツプロデューサーにさまざまな業務を一任できれば、クライアントはコミュニケーションコストを大幅に減らせます。
AI時代に活躍しやすいWebライターの働き方3選|コンテンツプロデューサー以外の道は?
コンテンツプロデューサー以外で、AI時代に活躍しやすいWebライターの働き方は以下の通りです。
- 特化ライター
- ディレクター
- 一次情報を得られるライター
一つの働き方に絞るだけでなく、複数の選択肢を視野に入れてキャリアを考えてもいいでしょう。
1. 特化ライター
不動産や金融、医療といった専門分野に特化した「特化ライター」は、AI時代においても需要が高い存在です。
AIで生成した記事には誤った情報が含まれている場合があるため、ファクトチェックは欠かせません。
専門知識を持った特化ライターは、ファクトチェックの業務を巻き取りやすいでしょう。
また、特化ライターは、専門知識や経験を活かして、AIには書けない付加価値の高い記事を執筆できます。
専門性を認められると、SEO記事だけでなく、取材やメルマガ執筆などの他業務を依頼される場合も多く、実績のある特化ライターには仕事が集まりやすい傾向にあります。
2. ディレクター
ライターのスケジュール管理や記事の品質管理、クライアントとの調整などを担当するディレクターは、AIによる代替が難しいポジションです。
トラブル対応やチームマネジメントは人間だからこそできる役割で、AIが生成した文章を公開可能なレベルまで編集するスキルも、需要が高まっています。
ただし、AIの台頭によってライターへの発注が減った結果、ディレクターのポジションも減っており、優秀な人材に仕事が集中しています。
「SEOライティングのスキルが認められてディレクターになる」という流れが一般的なので、まずはSEOライターとして結果を残すことを目指しましょう。
3. 一次情報を得られるライター
取材やインタビュー、体験を通じて「一次情報」を得られるライターは、AI時代も活躍できます。
一次情報とは、自分自身の経験などによって得られた情報のことで、具体的な仕事の例は以下の通りです。
- 商品の体験記事
- お店や人物の取材記事
- イベントレポート
一次情報に基づいた記事はオリジナリティがあるため、AIが生成した記事と差別化を図れます。
さらにインタビュースキルを持っているとSEO記事を執筆するときにも役立つでしょう。
具体的には、クライアントにインタビューすることで「年間100件以上を取引する不動産プロによる今後の不動産価格予測」など独自情報を盛り込んだSEO記事を執筆できます。
一次情報を得られるライターを目指したい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
»一次情報を得られるライターになるための方法を詳しくチェックする(コラム)
Webライターとして活躍し続けるための3つのポイント
AI時代を生き抜いて活躍し続けるために、Webライターとして意識しておきたい3つのポイントを紹介します。
- スキルを増やす
- 直営業に挑戦する
- ソフトスキルを磨く
1. スキルを増やす
Webライターとして活躍し続けるために、SEOライティング以外のスキルを身につけましょう。
たとえば、取材やインタビュー、メルマガライティング、SNS運用代行などができると、仕事の幅が広がります。
どのスキルを身につけるべきか迷ったときは、「クライアントが求めている業務は何か」を考えてみてください。
クライアントがSNS運用に力を入れているならば、SNS投稿の作成や運用代行を提案すると、案件を任せてもらえるかもしれません。
主力としているジャンル以外のスキルも身に付けることで、クライアントに新たな価値を提供できる機会が増えます。
「新しいスキルを身に付けたい」という方は、無料教材「WritingBeginPlus」で学ぶのがおすすめです。
合計6時間超の動画コンテンツがあり、インタビューライティングやセールスライティングなどさまざまなスキルを学べるので、SEO以外にも活躍の場を広げられます!
»無料教材「WritingBeginPlus」で新しいスキルを身に付ける
2. 直営業に挑戦する
AI時代を生き抜くために、直営業することも重要です。
直営業とは、企業やメディアに直接コンタクトをとり、営業する方法を指します。
直接契約なので、クラウドソーシングで支払う仲介手数料も必要ありません。
クラウドソーシングは、高単価の案件が減少傾向にあり、スクールへの勧誘を目的とした案件が増えています。
クラウドソーシングだけに頼らず、直営業にも積極的に挑戦しましょう。
「いきなり企業やメディアに営業をかけるのはハードルが高い……」と感じる方は、Indeedなどの求人サイトや、WantedlyなどのビジネスSNSを活用するのがおすすめです。
3. ソフトスキルを磨く
クライアントとの信頼関係を築くために大切なのは、ソフトスキルです。
ソフトスキルとは、コミュニケーション力や問題解決力、柔軟性、協調性など、仕事をするうえで土台となるスキル全般のことです。
特にWebライターは文章でのやり取りが中心となるため、相手の手間を増やさないようなテキストコミュニケーションを心がけましょう。
たとえば、メッセージは要点を先に伝えたり、読みやすく整理したりするなど、相手への配慮が信頼につながります。
スムーズなやり取りを重ねると「このライターは仕事をしやすいな」という評価を得やすくなります。
ソフトスキルを磨くためには、以下の記事も参考にしてみてください!
»相手の手間を増やさないコミュニケーションのポイントをチェックする(コラム)
まとめ:Webライターは戦略次第で活躍し続けられる
「Webライターはオワコン」といわれるのは、AIの台頭によってSEO記事だけで稼ぎ続けるのは難しくなったためです。
しかし、Webライターを「SEO記事を書くライター」ではなく、「Web上のあらゆるコンテンツをつくるライター」と捉えれば、活躍の場はいくらでも広げられます。
AI時代でも活躍し続けるためには、さまざまなコンテンツを制作できる「コンテンツプロデューサー」を目指すのがおすすめです。
その他にも、特化ライターやディレクター、一次情報を得られるライターなどの働き方もあるので、ぜひ自分に合った生き残り戦略を考えてみてください!
さいごに
Webライターラボは「AI時代に長く活躍できるWebライターになろう」をコンセプトにしたオンラインコミュニティです!
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ライター:宮澤恵理(@Aquariuswind)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)

