はじめに
Webライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」では、所属しているメンバーがコラムを書く企画があります。
今回紹介するのは、メンバーの ”ゆらり” さんの連載コラムです。
柔軟に動けるフリーランスは差別化できる
こんにちは! Webライターラボに所属しているゆらりです。最初に簡単に自己紹介をします。
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- HSP気質持ちのフリーランスライター
- 会社員のときに心身のケアがうまくできず、2020年に独立
- 現在の仕事内容はSEO記事の執筆、インタビュー記事の執筆、書籍の編集、ライティング講師がメイン
今回のテーマは「柔軟に動いてクライアントの要望に応えると、フリーランスとして生き残れる」です。
このテーマを書こうと思ったきっかけは、とあるクライアント様との会話でした。
「どんな人に業務委託の仕事を任せたいと思いますか?」と聞いたところ、担当者の方はこうおっしゃっていました。
ライティングスキルが高いライターさんだと、こちらで基本を教える必要がないので助かります。それに、柔軟に動いてもらえる人もありがたいですね。短納期の案件やスポット案件にすぐ対応してもらえたり、色々仕事を請け負ったりしてもらえると心強いです
つまり大きな強みがなくても、スキルを身につけて、クライアントの要望を満たすために柔軟に動ければ、継続依頼をもらえるということです。私自身がそのようにして同じ会社と長期に渡って取引しています。
「なかなか強みが見つからない」「専門性がないライターの生存戦略を知りたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
柔軟に動いてクライアントの要望を満たす3つの方法
柔軟に動いてクライアントの要望を満たすには、以下の3つの要素が必要だと思います。
- 一定水準のスキルがあること
- 色々な仕事を請け負えること
- スピード感を持って働くこと
それぞれ見ていきましょう。
1.一定水準のスキルを身につける
1つ目は一定水準のスキルがあることです。柔軟に動けたとしても、ベースとなるスキルを持っていなければ差別化できません。
私がスキルを上げるために、初心者の頃にやってよかったことは以下の通りです。
- Webライティングの基本を学ぶ
- 文章力にまつわる本を読む
- 読みやすい記事を見つけて分析する
- 記事の目標やペルソナ設定について学ぶ
本やYouTube、オンラインコミュニティなど、スキルを学ぶ方法はたくさんあります。スキルがなければそもそも仕事を発注してもらえないので、基礎を勉強する時間を確保するのは必須。
たとえば以下の書籍がおすすめです。
ご自身に合う教材を見つけてスキルを養い、その後に差別化を図りましょう。
2.色々な仕事を請け負う
2つ目は色々な仕事に対応できるようになることです。
SEOだけでなくインタビュー、SNS運用代行、ディレクションなど色々できれば、クライアントの要望に柔軟に答えられるようになります。
色々な仕事を請け負うには、「こんな仕事できますか?」と聞かれたら「できます!」と言うことを意識してみましょう。
ずっとSEO記事を書いていたら、インタビューに挑戦するのは緊張するかもしれません。でも、やってみなければ仕事の幅は広がらないものです。
「あのライターさんはSEO記事だけでなく取材案件も快くOKしてくれた。柔軟に動いてくれて助かるな」という印象を持ってもらえれば、新たな仕事が舞い込んでくることもあります。
3.スピード感を持って働く
3つ目はスピード感を持って働くことです。
私の経験上、ライターにスピード感を求めるクライアントは比較的多いように思います。
企業や個人がなぜフリーランスに仕事を発注するのか? その理由は「自社ではできない仕事だから」が多いでしょう。
社内で進める際の手続きが煩雑だったり、既存のフローに合致しなかったりするので、外注しようと考えるのです。その案件をスムーズに進めるには「速く対応してもらえる人を選ぶこと」が重要になってきます。
実際にあった話でいうと、以前「今日ミーティングできますか?」という連絡をもらい、すぐに打ち合わせをしたことがあります。そうしたら、大きなプロジェクトを任せていただけました。
すぐに応じなかったら、他のライターさんに声がかかったかもしれません。
細かなことですが、連絡をもらったら、なるべく早めに返すことがチャンスにつながります。もちろん毎回即レスできなくても問題ありませんが、遅くても1日以内の返信を目指しましょう。
柔軟に動くのはそこまで大変じゃない。頑張りどきを見極めよう
「柔軟に動けるフリーランスになろう」というと、「即レスや即納品をして、どんな仕事も請け負うなんて大変すぎる」と思う人もいるかもしれません。
たしかに大変な時期もありますが、その状態がずっと続くわけではありません。頑張りどころを見極めましょう。
特にライター初心者のうちは、十分な実績がないので働き方で勝負する必要があります。なかなか継続依頼が安定しないうちは、柔軟に動くスタイルがおすすめです。
柔軟な動き方をすると、クライアントと信頼関係を構築しやすくなります。色々な案件を請け負いつつ実績を増やせば、単価も上がっていくでしょう。
私がライターになって1、2年目の頃は、それこそ短納期の案件がたくさんありました。1日に2万文字以上執筆したこともあります。
でも今は、比較的ゆったりとしたスケジュール感で依頼いただける案件がほとんど。柔軟に動いて、クライアントと関係を構築できたことがひとつの要因です。
柔軟に動くためには最初が肝心です。その後は徐々に楽になっていきます。
強みや専門性がない人は、「柔軟に動いて働き方で差別化する」という戦略も検討してみてください。
さいごに
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筆者:ゆらり(@yurarigurashi)
監修:中村昌弘(@freelance_naka)