結論から言うと、以下の8つのコツを押さえることが読みやすい文章への近道です。
【読みやすい文章を書くコツ8選】
- 冗長表現を避ける
- 一文は60文字以内を目安にする
- 同じ語尾は2連続までにする
- 接続詞を適切に使う
- 漢字とひらがなのバランスを意識する
- 一文に同じ言葉を連続させない
- 係り受けの距離を近づける
- 指示語は少なめにする
本記事を読めば、文章力がアップして、クライアントからも評価されやすくなると思います◎
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など、他多数
読みやすい文章の特徴
読みやすい文章は「ストレスなく読み切れる文章」と言い換えられます。
ストレスがなく読み切れる文章の特徴は以下の通り。
- シンプルな表現
- 説明がわかりやすい
- まわりくどくない
- 誤字脱字がない
- 文章の構造に違和感がない など
反対に長くて複雑な構造の文章や、論理が破綻している文章は、最後まで読んでもらえません。
特にWeb記事の場合、読み手のほとんどは「早く結論を知りたい」「サクッと読みたい」と考えています。
説明がわかりにくかったり、文章に違和感を持たれたりすると、記事からすぐに離脱されてしまうでしょう。
コツはこれから詳しく紹介しますが、まずはWebの記事においては「読みやすい文章を書くことが大切」と覚えておいてください!
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読みやすい文章を書くコツ8選
読みやすい文章を書くためには、以下の8つのコツを押さえましょう。
- 冗長表現を避ける
- 一文は60文字以内を目安にする
- 同じ語尾は2連続までにする
- 接続詞を適切に使う
- 漢字とひらがなのバランスを意識する
- 一文に同じ言葉を連続させない
- 係り受けの距離を近づける
- 指示語は少なめにする
冗長表現を避ける
1つ目のコツは冗長表現を避けることです。
以下のような冗長表現は、文章が長くなる原因となり、読者の負担につながります。
よくある冗長表現 | 変更後 |
---|---|
することができる | ~できる ~られる など |
~する(した)こと | ※不要なケースが多い |
~という | ※不要なケースが多い |
~ような | ※不要なケースが多い |
これらの表現は、別の言葉に変えたり省略したりして文章をすっきりさせてあげましょう。
ただし、文章のニュアンスが変わったり読みにくくなったりする場合は、無理に冗長表現をなくす必要はありません。
一文は60文字以内を目安にする
2つ目は、一文あたり60文字以内を目安にすること。
文章は長くなるほど、主語と述語がわかりにくくなったり、不要な表現が増えたりして理解しづらくなります。
わかりやすい文章にするためには、以下を意識して60文字以内を目安に書くとよいでしょう。
- 一文にはひとつの内容を書く(一文一意)
- なくてもいい副詞は削除する
- 繰り返しになる表現や単語は削除する
ただし、文字数を数えるのは手間になるので「GoogleドキュメントやWordで1.5行くらい」と覚えておけば問題ありません。
同じ語尾は2連続までにする
3つ目は、同じ語尾は2連続までにすることです。「~ます。~ます。~ます。」のように同じ語尾が連続すると、読みにくさが出てしまいます。
語尾の連続を避けるためには、文末のレパートリーを知ることが重要。
たとえば「です」「ます」以外には以下のような語尾があります。
- ~でしょう
- ~してください
- ~ません
- 体言止め(例:~が重要。)
- ですね。~ますね。
案件によっては使ってはいけない表現もあるので、クライアントからの指示に合わせましょう。
接続詞を適切に使う
4つ目は、接続詞を適切に使うこと。
接続詞は使いすぎても、削除しすぎても読みにくくなるため、以下のポイントを押さえながら使い分けましょう。
- 接続詞は削除しすぎない
- 意味が通るなら削除する
- 推敲時(文章を見直すとき)に判断する
前提として、接続詞はあるほうが文章は読みやすくなります。
ただし、なくても意味が通るなら、不必要に長くならないように削除しましょう。
具体的には、以下のように順接か逆接かどうかを考えると、判断しやすくなります。
削除しても意味が通りやすい接続詞 | 順接 (例:なぜなら、また、だから、なお、そして) |
---|---|
削除しないほうがよい接続詞 | 逆接 (例:しかし、ただ、ただし、とはいえ) |
順接の接続詞は削除しやすいですが、逆接は場面転換するため、接続詞がないとわかりにくくなります。
執筆時に接続詞を削除するかどうかを考えると筆が止まりやすくなるので、一度書き終えて推敲するときに判断するのがおすすめです。
漢字とひらがなのバランスを意識する
5つ目は、漢字とひらがなのバランスを意識することです。
ほどよいバランスはひらがな7割、漢字3割。文字数ではなく見た目の印象や感覚で調整すればOKです!
あわせて、難しい漢字は使わないように意識すると読みやすさがアップします。
たとえば、以下のような難しい表現は、不要な言葉をカットしたり言い換えたりしましょう。
- 非常に読み辛い→とても読みにくい
- 織り交ぜながら→使いながら
- 至極当然である→当然である(「至極」は削除しても意味が伝わる)
その他にも「時→とき」や「事→こと」など、ひらがなに変換する言葉がありますが、メディアによってルールはまちまちです。
基本的には、案件ごとの表記ルールに従ったり、同じクライアントが運営しているメディアの他記事を参考にしたりしましょう。
一文に同じ言葉を連続させない
6つ目は、一文に同じ言葉を連続させないこと。
同じ言葉が続くと読みにくい文章になるので、他の表現に言い換えたり省略したりしましょう。特に重複しやすいのは、以下の3つです。
重複しやすいワード | 悪い例 | 良い例 |
---|---|---|
こと | 本記事を読んでいただくことで、次のことがわかります。 | 本記事を読んでいただくと、次のことがわかります。 |
の | 今回の講義のポイントのひとつは、読みやすい文章の特徴を押さえることです。 | 今回の講義におけるポイントのひとつは、読みやすい文章の特徴を押さえることです。 |
主語や名詞 | パソコンを買うときに重要なのは、パソコンのスペックやパソコンの使い勝手を直接店頭にいって確認することです。 | パソコンを買うときに重要なのは、スペックや機能を直接店頭にいって確認することです。 |
特に「の」は重複しやすく、3連続するとリズムが崩れてしまいます。2連続でもなるべく「~にある」「~における」などの表現に言い換えましょう。
係り受けの距離を近づける
7つ目は、係り受けの距離を近づけること。
読みやすい文章にするには「主語と述語」「修飾語と被修飾語」は近づけて置くようにしましょう。
係り受け | 悪い例 | 良い例 |
---|---|---|
主語と述語 | 文章は難しい漢字が多いほど読みにくくなります。 | 難しい漢字が多いほど文章は読みにくくなります。 |
修飾語と被修飾語 | コツを押さえることで、一気にわかりにくい文章が読みやすくなります。 | コツを押さえることで、わかりにくい文章が一気に読みやすくなります。 |
一文が長かったり、修飾語が複数あったりする場合は、複雑な文章構造になる傾向があります。
指示語は少なめにする
8つ目は、指示語を少なめにすることです。
「これ」「それ」などの指示語は、読者の混乱を招くため、なるべく使わない方が文章が読みやすくなります。
特にWeb記事は、読み飛ばされたり斜め読みされたりします。どこから読み始めても、意味がわかるように指示語の多用は避けましょう。
初心者Webライター向けの教材『WritingBegin(完全無料)』にも文章力の基礎講座があります。
その他にも、初心者が押さえておきたいSEOの基礎講座などもあるので、ぜひご覧ください。
読みやすい文章が書けるようになる習慣
読みやすい文章を書くためには、コツを押さえるだけでなく、以下の習慣を取り入れることも大切です。
- 自分の文章をじっくり読み返す
- 読みやすい文章を分析する
それぞれ詳しく紹介します。
自分の文章をじっくり読み返す
読みやすい文章にするためには、執筆後に自分でじっくり読み返すことが重要。
執筆中は、冗長表現や語尾の連続などに気付きにくいからです。
「Ctrl+F」などの検索機能を活用しながら、改善できる箇所がないかを確認しましょう。
読みやすい文章を分析する
読みやすい文章を分析するのも、文章力アップにつながるのでおすすめです。
最後まで読み切った記事やメルマガなどの文章に対して「なぜ読みやすいか」を分析します。
たとえば「体言止めの使い方がうまい」「読点の位置によって文章の構造がわかりやすくなっている」など、文章の特徴を言語化してみましょう。
次回以降の執筆に取り入れるなど、アウトプットも怠らないことが大切です。
さらに文章力をアップさせたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
まとめ:コツを押さえて読みやすい文章を書こう
読みやすい文章を書くためには「冗長表現を避ける」「同じ語尾は2連続までにする」といったコツを押さえることが大切です。
あわせて自分の文章をじっくり見返したり、読みやすい文章の分析をしたりすることで、さらに文章力がアップします。
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筆者:えな(@hanaena_0116)
編集:ゆらり(@yurarigurashi)
監修者:中村昌弘(@freelance_naka)