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ママライターのマインド術|企画力と営業力を活かして案件獲得するコツも聞いてみた

    • ママライターが持っておきたいマインドは?
    • モチベーションを高くキープしつつ営業するコツは?
    • 企画を考える方法は?

Webライターの仕事でスケールアップするのに欠かせない「営業力」と「企画力」。こうしたスキルが必要とわかっているものの、どうやってスキルアップすればいいかわからない方もいると思います。

そこで今回は、保育士ライターの ”ひかるさん” にインタビューをしました。ひかるさんは元保育士で、4人の子どもを育てるママライター。

経験や趣味を活かして記名記事案件をたくさん獲得され、多くのクライアントから継続依頼をもらっています。継続して執筆されているメディアでは、ご自身で企画を考えて提案することも多いそうです。

ママライターならではの悩みの解決法や、持っておきたいマインド術についてもお伺いしました。営業力や企画力を磨きたい人、ママライターの人はぜひ最後までご覧ください。

目次

ママライターの作業効率化のコツ。時間と心の余裕を持つためには?

ゆらり
ゆらり
ひかるさん、よろしくお願いします。まずは自己紹介をしていただけますか。
保育士ライターのひかるです。中1、小5、小2、年中の、4人の子どもを育てています。上3人は男の子、一番下が女の子です。
Webライターを始めて5年目になります。ライターの仕事は基本的に、子どもが学校や幼稚園に行っている間に進めています。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
4人お子さんがいらっしゃると、作業時間の捻出は大変ではないですか?
そうですね。先月は夏休みだったので、なかなかまとまった時間を取るのは難しかったです。作業時間は1日あたり約2時間で、月20本の記事を書きました。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
限られた時間のなかでたくさん作業されていますね。効率化のコツを教えていただけますか。
自分が好きな案件や、得意な案件を手掛けることです。たとえば保育の記事は、仕事経験を活かせるので、他のジャンルより早く執筆できます。その他にはママ向けの記事やファッション、美容の記事も、好きな内容なのでスムーズに書けます。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
環境面で工夫していることはありますか?
月に2~3回はコワーキングスペースを使うようにしています。コワーキングには作業している人がたくさんいるので、集中モードに入りやすいですね。

家にいてどうしても集中できないときは、ポモドーロテクニック※や、Webライターラボの作業部屋※を活用しています。

ひかるさん
ひかるさん

※ポモドーロテクニック:25分間の作業、5分間の休憩を1セットとして、繰り返しおこなう作業法。

※Webライターラボの作業部屋:メンバーが同じチャンネルに入ってもくもくと作業する部屋。

ゆらり
ゆらり
ママライターさんから「時間や心の余裕を持つのが難しい」という話をよく聞きます。ひかるさんの対策を教えていただけますか?
時間の余裕という点では、月曜の朝に家事代行さんを呼んでお掃除をお願いしています。
朝の家事をひとりでやろうとすると、どうしても1時間半~2時間くらいかかってしまうんですよね。我が家は基本的にワンオペなので、家事の手間が減るのは非常にありがたいですね。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
家事代行をお願いすれば、その分ライティングの作業にあてられますね。
そうですね。代行料はかかってしまいますが、それよりも時間の効率化を優先しています。家事代行をお願いしている間に仕事を頑張ってスキルや実績を積めば、長期的に見て収支はプラスになると考えています。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
心の余裕の面で意識していることはありますか?
「ま、いっか」を口癖にしています。たとえば、子どもが急に体調不良になるのも、「学校や幼稚園に行っているのだから当たり前」と思うようにしました。
自分では変えられないので、起こったことはしょうがない。子どもの体調が悪くても、「自分が元気なら仕事はできるから問題ない」と前向きに考えています。
ひかるさん
ひかるさん

自分が楽しめる仕事をすれば、家族にもいい影響を与えられる

ゆらり
ゆらり
仕事をするうえで大事にしている考え方はありますか?
色々なことが起こっても自分は自分。楽しみながらライターの仕事をしたい」といつも考えています。
好きなことでないと続かないし、単価を追うばかりでもつまらない。
だから、楽しさを軸に案件を選ぶようにしています。

たとえば今の私にとっては、商品の比較記事や、人の体験談をまとめるストーリー記事を書くのが楽しさを感じる仕事です。

ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
自分の軸を持って楽しむことが大事なんですね。
そうですね。子どもがいると、自分の軸がぶれやすくなると思うんです。
子どもが「公園に行きたい」といったら連れて行ってあげたいと思うし、子どもが体調を崩したら看病してあげたいし。軸が子どもに寄ってしまうんですよね。
ひかるさん
ひかるさん
でもそんなときこそ、自分の軸を忘れずに仕事を楽しめば、家族にもいい影響があると思います
ライターになって在宅の仕事を始めたら、子どもが安心している様子が伝わってきました。友達を連れてくるときも、ママが家にいるのが嬉しいみたいです。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
ひかるさん自身が楽しめる仕事を探して行動してきたから、ご家族にもいい影響があったのですね。
子どもがいると、自分だけではなくて家族の生活も支えていくことになります。思い通りにいかないことも多いです。
でも自分がやりたいと思える仕事や、楽しめる仕事を見つけてコツコツ取り組めば、少しずつ環境も変わっていきます。
ひかるさん
ひかるさん

営業のパートで1日の終わりにはへとへと……。今は在宅で働くプロクラウドワーカー

ゆらり
ゆらり
そもそもの話に戻るのですが、Webライターになったきっかけを教えていただけますか。
ひとつのきっかけは、人材派遣会社で営業のパートをしていたときに、時間、体力ともに厳しさを感じたことです。車で高速に乗って約40分の通勤に加えて、営業の外回りもあって、1日の終わりにはへとへとでした。
ちょうどその頃に4人目の出産を迎えて「もっと乳児期の子育てを楽しみたい」という気持ちもありました。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
高速に乗っても40分かかるということは、家から遠い場所にお勤めだったんですね。
そうなんです。湘南エリアに引っ越したばかりだったので「せっかくなら、海の近くでゆっくり過ごしたいな。もう遠くに通勤するのは嫌だな……」と思いました。そこから在宅ワークでできる仕事を探して、Webライターに辿り着いたんです。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
最初は副業でWebライターの仕事を始めたのですか?
4人目を出産した後にパートを辞めて、Webライターの仕事を始めました。ただそこまで本気ではなく、最初の1年はお小遣い稼ぎ程度のつもりでした。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
どんな仕事をされていたのですか?
アンケートの回答や、キャッチコピーを考えるコンペ案件などです。
タスク案件やコンペ形式の案件ならすきま時間にできるので、家事育児の合間を縫って作業していました。
ひかるさん
ひかるさん
その後は、クラウドワークスで継続案件を受注して、だんだん記事を書くのが楽しくなってきました。
もっと仕事を受けたくて、ライティング案件を毎日Google検索するようになったんです。Indeedで直接契約の案件を受注して、住んでいるエリアの観光スポットや不動産の現地取材をする案件を受けたこともあります。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
本格的にWebライターの仕事に取り組み始めて、単価に変化はありましたか?
主に利用しているクラウドワークスだと単価は幅広く、文字単価0.2円から16円までバラバラです。最初に受けた継続案件は0.8円でしたが、今は平均5円ほどだと思います。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
ひかるさんはリピート依頼が多いですよね。その秘訣は何ですか?
依頼いただいた案件を、丁寧に仕上げて納品するのが一番大事です。それに加えて、次につながる一言を伝えるようにしています。
たとえば、月末にやり取りがひと段落したら「次月もどうぞよろしくお願いします」とメッセージを送っています。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
クラウドワークスで最高ランクの「プロクラウドワーカー」に認定された要因は何だと思いますか?
ひとつは継続案件があることです。金額の目安は公開されていませんが、私の経験上、月10万以上の収入があるといいのかなと思います。
もうひとつは、全てのメッセージに返信したことです。新規オファーの連絡をいただくこともあるのですが、対応できるものもできないものも返信するようにしたら、1か月ほどでプロクラウドワーカーになりました。
ひかるさん
ひかるさん

ワクワクしながら営業するコツは「やりたい!」という気持ちを見つけること

ゆらり
ゆらり
積極的に書いていたジャンルはありますか?
最初の頃は何が得意かわからなかったので、趣味のインテリアや前職の経験がある保育、住んでいるエリアの観光スポットなど、書けそうなジャンルを検索して、どんどん応募しました。
特にクレジットありの案件※は積極的に提案文を送っていました。
ひかるさん
ひかるさん

※クレジットありの案件:ライターの名前が載るライティング案件のこと。

ゆらり
ゆらり
クレジットありの案件を探そう、と思ったきっかけはなんでしたか?
友達にライターの仕事について伝えたときに、「それってゴーストライターってこと?」と聞かれて衝撃を受けたんです。せっかく記事を書くのなら、自分の名前が入る記事を書きたいと思いました。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
クレジットありの案件を探すコツはありますか?
自分が記事を書けそうなジャンルのメディアをGoogle検索して、ライターの名前が載っているかひとつずつ確認することです。
ライターの名前があるのなら、どんどん問い合わせフォームから提案文を送るといいと思います。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
直接提案文を送るのは緊張する……という方が多いと思いますが、営業のモチベーションを高く保つ秘訣はありますか?
自分の「やりたい!」という気持ちを見つけるのがいいと思います。
たとえば私は、営業するときにメディアの「ライター一覧」のページを見てモチベーションを上げています。一覧に憧れのライターさんがいると「私もここに名前を載せたい! 絶対この案件を獲得したい」という気持ちになるんです。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
営業したあとの未来を想像する、ということですね。
そうですね。前向きな気持ちになれれば、営業は苦になりません。
一時期、朝起きてすぐに「案件を探すぞ!」と、気合いを入れて営業していました。案件を探すのが趣味のようになっていましたね(笑)
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
すごいですね! 受注率を高めるポイントはありますか?
ひとつは、なるべく早めに応募すること。募集期間が終わる直前よりも、募集が始まったときのほうがクライアントの目に留まりやすいからです。
ひかるさん
ひかるさん
もうひとつは、自分の書いた記事を見やすいようにまとめることです。
私の場合、案件ごとに絶対に見せたい記事を2つほどピックアップして、提案文の中に直接貼り付けています。その他の記事は、noteのポートフォリオから見てもらうようにしています。
ひかるさん
ひかるさん

企画を考える時間が一番楽しい。読者に刺さる記事を作るコツ

ゆらり
ゆらり
ひかるさんは執筆だけでなく、企画から考える案件をたくさん手掛けていますよね。詳しく教えていただけますか。
私が依頼いただく案件は、ライターが企画を考えるケースが多いんです。
たとえば月に10本企画を出して、そのうち8本採用になり執筆に進む……というイメージです。なので、常に新しい企画を考えながら生活しています。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
イチから企画を作るコツはありますか?
まずは、読者の性別や年齢層、趣味、嗜好をインプットします。次に、読者の興味のありそうなことを考えます。
ひかるさん
ひかるさん
たとえば40代女性に向けたファッションのメディアなら、読者がどんな服を着ているか? どのブランドに興味がありそうか? お店で手に取っている商品はどれか? と考えながら街を歩いて、気づきがあったら都度ノートに書いています。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
日常の色々な場所でヒントを得ているんですね。たとえばどんな企画を出すのでしょうか?
実際に書いてヒットしたのは、ワークマンやユニクロの商品の比較記事です。似ているアイテムを購入して、使用感や見た目をまとめた記事はPV数が多かったですね。
自分が読者と同じ年齢層なのもよかったかもしれません。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
企画を練った経験が他に活きたことはありましたか?
noteの記事にたくさんの反響をもらいました。「私の1日の流れ」を書いた記事が、2万PVを超えたんです。
この記事を書いたときは、noteの他の記事に目を通してリサーチをしました。すると「1日の流れ」に関する記事が伸びていることと、noteのユーザーにはママさんが多いとわかりました。
ひかるさん
ひかるさん
これらを踏まえて「ママライターの1日の流れ」というテーマで記事を書いたら、予想以上にたくさんの人に読んでもらえたんです。企画ありの記事を書くのと同じように、リサーチをしたのがよかったのだと思います。
ひかるさん
ひかるさん

記名記事が炎上。落ち込んだけれど、やれるだけのことはやろうと思った

ゆらり
ゆらり
ひかるさんの記事では、商品の着用画像や顔写真が載っているのが印象に残りました。自分の写真を掲載することに不安はありませんでしたか?
不安はありました。実は顔出しを始めたのは今年の7月からなので、つい最近なんです。
それまでは「顔写真なんてとんでもない。有名人やインフルエンサーでなければ、そんな写真を上げてもイタイだけだ」と思っていました(笑)
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
そうだったんですね。なぜ心境が変わったのでしょうか?
とある記名記事が炎上したんです。100件以上のコメントがついて、なかには私のメールアドレスを探し出して、直接感想を伝えてくる人もいるほどでした。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
えっ! それは大変でしたね……。落ち込みませんでしたか?
数日間落ち込んだのですが、切り替えが早いタイプなので考え方を変えました。
たくさんコメントがつくのは、それだけ多くの人が記事を見てくれる証拠。それなら、自分がやれるだけのことはやろう! という気持ちになったんです。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
ある意味割り切れるようになったのですね。
そうですね。たくさん反応をもらって耐性がついたのかもしれません。
そこからは、読者の方やお客様の満足度を上げることを考えました。
ひかるさん
ひかるさん
商品の紹介記事は、やはり顔を出して着用感を見せたほうがPV数が上がりますし、お客様も喜んでくれます。
わかりやすく伝えるためには、顔写真も必要だと思って顔出しを始めました。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
大変だった出来事を乗り越えたから、思い切って顔出しもできるようになったんですね。
一生懸命作った記事の反応が思い通りでないと、落ち込むこともあります。でも、企画を考えている時間が一番好きなので、楽しみながら取り組めています。
記事を掲載した後に、編集者の方から「この記事は10万PVを超えました」など褒めていただけるのがとても嬉しいんです。そういった言葉をいただくと「次も頑張るぞ!」という気持ちになります。
ひかるさん
ひかるさん
ゆらり
ゆらり
ひかるさん自身が楽しめることを突き詰めて、クライアントや読者の満足度を上げることを意識してきたから、今の働き方にたどり着いたのですね。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
ありがとうございました。
ひかるさん
ひかるさん

◆さいごに

ライター向けオンラインコミュニティ「Webライターラボ」は、今回お話を伺った ”ひかるさん” をはじめ、たくさんのライターが集まる学びの場になっています。

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ゲスト:ひかる(@hikaru___kimura
ライター:ゆらり(@yurarigurashi
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